演目は、
・バーンスタイン
「キャンディード」序曲
・リヒャルト・シュトラウス
交響詩 「英雄の生涯」
・ベートーヴェン
交響曲 第3番 「英雄」
・アンコール エルガー
エニグマ変奏曲「ニムロッド」
素晴らしい音の洪水、同じ楽団と指揮者の演奏を2年続けて聴きました。聴き比べでしょうか?? ひと夏だけのオーケストラです。
この楽団「アジア・ユース・オーケストラ」 は世界的に有名な、バイオリニスト故メニューイン氏と、リチャード・パンチャス氏が24年前に立ち上げ、若い音楽家を育てるのが目的だったようです。
香港に拠点を置き、全ての経費は各国の支援する企業からの寄付で賄われる。
アジアのすぐれた若い音楽家のステップアップでしょうか、先ずはオーデイションを受け合格したら6週間の楽団生活が始まります。
若い楽団員の費用の負担は参加費のみで、受講料、食費、交通費、宿泊費はすべて楽団から支給されるらしい。
素晴らしいわねえ、このようにして後世に優れた音楽家が残せるのですね。 これを足場に育っていく楽しみがありますね。
アジアの各国から香港に集まり、合宿生活。今年は110人だそうです。
3週間のリハーサルキャンプでは、世界の名だたる演奏家から毎日9時間の猛レッスンを受け、その後は3週間のツアー公演でアジアの国々へ演奏旅行をします。
首席奏者は置かず、その国々の出身者にソロなどを用意する、誰にもチャンスがあり、分け隔てが無い所も素晴らしい。
東京池袋の東京芸術劇場 | コンサートホールの客席 |
終演後の団員紹介、日本からは20名参加 | 休憩時間にホワイエ・レビュー |
最初の演奏国は勿論香港、最後は日本公演で、大阪、毎年理事会で決まる地方でのコンサート、最後は東京芸術劇場です。
今日のコンサートが終われば打ち上げパーテーで労をねぎらい解散、明日はそれぞれの国へたくさんの音楽財産を持って帰国、演奏の終わった舞台の上では若い楽団員が肩を抱き合って泣いているところを見たら昨年のコンサートを思い出し、つい涙が出てしまった。
今日は最後の演奏会、楽団員のご両親も各国から聴きにいらっしゃてましたね、英語、中国語が良く聞こえました。 どこの国の親も一緒ですね。
昨年は、わが家にこの楽団の3人の若い音楽家、御嬢さんが3日ホームステイでやってきました、どの子もみんな素直、でも音楽の道を歩んでいるだけに心はしっかり者でした。
ご招待頂き、トテモ良い席で我家の孫娘と3人、彼女はオーケストラデビューで、初めての大きなコンサート会場、またフルオーケストラの臨場感たっぷりな音にびっくりしたようですが何か聴き入ってましたね。 曲の解説や説明は、ほがらかおじいちゃんから聞きいてお勉強です。
2大作に聴き終えた時はホ^^^^^と息継でしたわ。
リヒャルト・シュトラウス 交響詩 「英雄の生涯」 の演奏の時は、97年と98年に在籍していた現サンフランシスコ交響楽団のチュー・ユン氏をソリスト兼コンサートマスターに据え、パンチャス氏の
ご自分が英雄だったと見えるような指揮ぶり、私も力が入りましたわ。
ほがらかおじさんの音楽の知識は素晴らしく、教えてもらいながらほう―ほうーとうなずき、 シュトラウスの 「ツァラトゥストラはかく語りき」 ええっやっぱりそうなの???解るわ^^^^等と
我が家の好きなLPに、ズービン・メーター氏の指揮があったな^^^と想い出す。 貸出して20年以上たってもまだ帰ってきません。
指揮者のパンチャス氏と、誰もいなかったのでご挨拶も出来、今日の招待に感謝を述べるといろいろお話し下さり、また演奏を楽しんでねって、感激でした。
何と、握手まで・・・・・私と孫娘はちょっとミーちゃんはーちゃん・・・・エネルギッシュな指揮とは違い、とても穏やかな素敵な方でした。 来年も期待して♪、♪、♪