東海京滋編 | 横浜〜清水〜駿河〜藤枝*〜静岡〜島田〜御前崎〜浜名湖*〜豊川〜犬山〜揖斐川*〜長浜〜安土〜京都〜相生* |
山陽編 | 備前〜岡山〜吉備〜笠岡*〜豊平*〜広島〜柳井〜防府〜宇部*〜下関〜門司〜大任町* |
北九州編 | 平尾台〜飯塚〜日田〜山国町*〜耶馬渓〜中津〜上毛町*〜宇佐〜豊後高田〜国東* |
東九州編 | 別府*〜湯布院*〜湯平〜長湯〜竹田〜豊後大野*〜臼杵〜津久見〜佐伯* |
南九州編 | 日向〜青島*〜日南〜飫肥〜都井岬〜財部町*〜都城〜国分〜鹿児島*〜知覧〜霧島〜白鳥 |
西九州編 | 人吉〜五木*〜山鹿〜嬉野〜武雄*〜有田〜西海*〜佐世保〜平戸*〜伊万里〜唐津〜宗像* |
山陰編 | 下関〜長門〜湯本〜萩*〜山口〜津和野*〜温泉津〜但馬* |
京都南信編 | 竹田城〜洛西〜瀬戸*〜信州平谷〜遠山郷*〜駒ヶ根〜茅野〜八王子〜横浜 |
今回の旅、横浜から西日本一周、東海京滋、山陽、九州、山陰、南信州と、高速道路は使用せず下の道を5,000km走りました。 ガソリンは450リットル使用。
(旅行ルート詳細をグーグルマップでご覧になれます)
【10月8日 (水)】佐伯〜日向〜青島
たまたま隣りに止まった車が所沢ナンバー、声掛けしたら2か月間かけて西日本一周をしていらっしゃるご夫妻から色んな情報を教えてもらう。
これから宮崎入りです。日向・日南海岸、ちょっと前までは新婚旅行のメッカ地だったそうで、南国情緒たっぷりです。
最初は、日向岬にある絶景スポット「馬ヶ背」。西の”東尋坊”と言われ、なかなかの絶景、自然の驚異です。
日向岬ウォーキングマップ | 馬ヶ背茶屋とへべすソフト |
一番のみどころ、馬ヶ背展望台 | 絶壁に荒波がぶつかる様子は迫力満点 |
馬ヶ背から見る、日本一の高さ70mの切り立った岩、足がすくみます。
岬の突端にある展望所 | そそり立つ柱状節理の絶壁 |
雄大な太平洋とリアス式海岸が広がる |
日向岬の展望公園に立つ細島灯台、馬ヶ背に続く遊歩道の途中に分岐する遊歩道があります。
岬の展望所からみる灯台 | 灯台から岬の展望所をみる |
細島灯台 鉄塔はビーコン局 | 灯台の灯器 |
自然が創ったロマンチックな贈り物、「クルスの海」はその岩の形状が「叶う」という文字に見えることから、訪れると願いが叶うという言い伝えがあります。 どうなのかと思いますが・・・・
クルスの海展望所 | 願いが叶うクルスの鐘 |
クルスの海(十文字) | 願いが”叶”いますように |
青島・日南海岸の道路はとてもよく整備され、分離帯にも数十メートルの高さの宮崎の県木「フェニックス」が規則正しく植えてあり、それは素晴らしい。
鬼の洗濯岩は満ち潮で遠くまで見渡せなかったが、波をかぶった程度でも良く解り、本当に洗濯板を思い出しました。
弥生橋を渡って青島へ | 満ち潮で波間から見え隠れ |
鬼の洗濯板 | 鬼の洗濯板を後ろから |
「海幸彦・山幸彦」神話で知られる青島神社もお詣り、天の平瓮(かわらけを投げる占い)、賽の目神事(さいころ占い)、真砂願貝(貝占い)、真砂の貝文(貝願掛け)、海神の祓(願い符水願掛け)など種々の占いや願掛け、おもくじがあり、パワースポットのデパートのようです。
参道の石灯籠と鳥居 | 神社正面の狛犬 |
神門と椰子の木 南国です | 朱塗りの鮮やで美しい拝殿 |
拝殿脇から絵馬のトンネルを抜け、ご神木ビロウ樹の繁る御成道を通り元宮へ。
絵馬のトンネル | 元宮 |
天の平瓮(あめのひらか) | 記帳中の国分太一さん |
何やら人の輪が・・・ジャニーズ TOKIOのメンバー国分太一さんが、お宮の中での撮影、カメラを向けると優しそうなお姉さまが仕草で ×ですって。
日南海岸の入口「堀切峠」は、日南海岸の中でも有数の鬼の洗濯板が眼下に広がり、太平洋の澄んだ海を一望に眺むビュースポット。
堀切峠フォトスポット | 堀切峠からの眺め(右) |
堀切峠からの眺め(左) | 潮が引くとこんな感じ |
ルートイン・グランティア「あおしま太陽閣」の日帰り温泉を楽しみ、遅くまでメールの整理。
源泉かけ流し、露天風呂は日向灘の真上、太平洋の波の音も、風も本当に気持ちが良い。台風18号でかなりのダメージを受けたと聞きましたが、夕日が波間に沈む姿に見とれていました。
あおしま太陽閣 | 露天風呂 |
驚いたことに、今日は千葉ロッテの合宿で貸切状態、 ロビーで、夜間練習を終えた隣の席の選手の方達に挨拶はしましたが、野球は見ないので誰かも・・・・・でも良い所に来ました。
横浜には22日までに戻らないといけないので・・・焦っています。 今日は6時間、日南海岸を走り抜け、周る場所を少し減らさないと時間が足りないかも、と思いながらも、欲を出して目いっぱい観光しています。
【10月9日 (木)】青島〜日南〜飫肥〜都井岬〜財部町
道の駅フェニックスは、堀切峠から南へ約1kmにあり、 こちらも鬼の洗濯板と美しい海が見渡せる絶好のビュースポットです。
展望ウッドデッキ | デッキからの眺め(左) |
デッキからの眺め(右) | 潮が引くとこんな感じ |
小雨の中を鵜戸神宮に参拝、途中から28度を超える最高の天気、太陽さんさん、痛いぐらいに浴びて紫外線対策に大わらわです。
岩壁をくり抜き、一番奥に神社ご祭神がある、不思議にがけ崩れなど一度も無く、怒涛の波に洗われる岩を見ながら神々が住むと言う言葉を信じる??思いでした。
朱塗りの神殿が青い海に映え、荒波や巨岩、奇岩などの風景が美しい。
境内図 | 神門と両脇の石灯籠 |
朱色が美しい楼門 | 玉橋 釘を一切用いない反橋 |
本殿は、岩山にぽっかり口を開いた洞窟の中。洞窟の奥には、トヨタマヒメが生まれたばかりの我が子、神武天皇の父・ウガヤフキアエズノミコトを置いて海に帰った時、残していったと伝えられる「お乳岩」がある。
玉橋からの展望 | 石段を下りると洞窟に本殿 |
拝殿・弊殿・本殿一体の社 | 本殿裏の岩窟 |
本殿前に行くと、崖下の亀の形をした大きな岩があるのが「亀石」。亀の背には小さなくぼみがあって、男は左手、女は右手で運玉を投げ、その中にうまく入ると願いごとが叶うという。
お乳岩と滴り落ちるお乳水 | 霊石亀石と運玉 |
波に洗われて丸い奇岩 | 石段の参道を登り戻ります |
鵜戸神宮の海岸参道、鵜戸崎灯台の下に広がる鵜戸千畳敷奇岩(鬼の洗濯板)、今回は潮時に恵まれず、ここも鬼の洗濯板が見れなかった・・・。
鵜戸千畳敷奇岩 | 石燈籠のような鵜戸崎灯台 |
千畳敷の鬼の洗濯板 | 潮が引くとこんな感じ |
日南フェニックスロードを10kmほど南下すると飫肥(おび)の町があります。
武家屋敷の門構え、風情ある石垣、漆喰塀が残る町並みなど「九州の小京都」と呼ばれています。
飫肥城下町マップ | 駐車場前の城下町案内処 |
大手門通り | 家老屋敷の豫章館(現存) |
飫肥城跡の敷地内には現存建築物はなく、「歴史資料館」や「松尾の丸」が再建されています。
大手門(復元) | 大手門から中の丸へ |
中の丸から松尾の丸へ | 松尾の丸御殿(復元) |
大手門右手の武家屋敷通り(横馬場通り)には、武家屋敷、石垣や、飫肥藩の藩校「振徳堂」が残っており、特に小京都らしい趣が漂っています。
武家屋敷通り | 旧伊東伝左衛門家の石垣 |
旧伊東伝左衛門家長屋門 | 主屋と庭園 |
日露講和条約の全権大使小村寿太郎が学んだ振徳堂、振徳堂を前にして立っていると、かつてここで学んだ幕末の若者たちの息づかいが感じられるようです。
旧藩校振徳堂 | 振徳堂内部 |
小村記念館 | 資料やビデオで生い立ちや業績を紹介 |
日南海岸の最南端に位置する都井岬、風光明媚で海岸の潮風も何とも気持ちが良い、ここには国の天然記念物に指定されている野生馬がいます。
都井岬灯台では、日本の灯台にとても詳しい女性が管理人として勤務し、お勉強を余儀なくさせられました。
都井岬マップ | 都井岬灯台 |
標高240mの断崖上に立つ白色の大型灯台 | 第3等大型フレネルレンズ |
大体男性の方が多く、その灯台については詳しいですが、有名な灯台、重要な役目をしている灯台についても、熱心に何時建設されたかまでを詳しく説明されます。
南国の木、ソテツに赤い実が付いているところを始めてみました。
日南海岸の素晴しい景観や | 太平洋を一望できる |
灯台資料展示室 | 灯台レンズなど多数展示 |
灯台を後にし都井岬ビジターセンターに立ち寄り、野生馬には何処で会えるの??とホテル駐車場でマップを見てたら、突如現れた3頭の御崎馬、
水槽の水を飲みに来たようです。こんなに近くに野生馬がくるなんて、本当にビックリ。
ビジターセンター馬の館 | 突如現れた3頭の御崎馬 |
車の前を悠然と歩いて行く | 水を飲みに来たようです |
探せば峰の上にもいるではありませんか、きっと風と光のある山々で本当に延び延びと生きているのでしょう。
祖先は、2000年も前の縄文時代から弥生時代にかけて中国大陸から導入された蒙古馬が起源とされています。 ここは馬がヒーロー、主です。
小松ヶ丘の峰の上に御崎馬 | こちらの峰にも |
望遠で寄ってみました | ひたすら草を食べてます |
都城の西、県境近くの財部温泉健康センターで日帰り温泉、道の駅「たからべ」へ、「還元活性水」なる美味しい名水を頂きました。
温泉健康センターの夕焼け | 今夜は満月です |
【10月10日 (金)】財部町〜都城〜国分〜鹿児島
昨夜入った財部温泉で、余計なお世話をしていたら、何と自分の忘れ物をしてしまい、「あれれ、何で無いの??」
だって、2か月ぐらいの赤ちゃんが動いて台から落ちそうになり、あわてて抱っこ、おまけにお腹が空いてるのでしょう、泣きながら指しゃぶり、思わずあやしてしまった。
まあ、そんなこんなで、すっかり洗面道具を忘れ、温泉が開くまで時間をつぶすことになり、早朝から日本の滝100選に入っている「関之尾の滝・甌穴」まで森のトレッキング、滝壺や、吊り橋の散策、良い思い出が出来ました。
滝のえき駐車場 | 関之尾の滝・甌穴マップ |
遊歩道から見る滝と吊り橋 | 吊り橋からの眺め |
関之尾の滝は、大滝、男滝、女滝の3つからなり、幅約40m、落差18mの大滝、男滝は北前用水路の余水吐き、女滝は取水口で明治時代に岩を掘ってつくられたもの。
上流には国の天然記念物「甌穴群」が連なり、その数は千数百にのぼり、世界にも類がないそうです。吊り橋上に立つと轟音が辺りに響いています。
関之尾の滝(大滝) | 上流の天然記念物 甌穴群 |
左:大滝と右:男滝 | 下流奥まった所に女滝 |
9500年前の縄文時代の世界、国分「上野原縄文の森」に・・・重要文化財等の展示物、縄文時代にタイムスリットです。
上野原遺跡の発見は、「縄文文化は東日本で栄えて西日本では低調だった」という常識に疑問を呈する遺跡ともなったそうです。
「縄文の森展示館」は、上野原遺跡の重要文化財を中心に、鹿児島県内各地からみつかった土器や石器等の遺物を展示。「縄文シアター」やジオラマ、映像資料などで楽しみながら学習できます。
2階にはレストランやショップ,3階には上野原縄文の森全体を見渡すことのできる展望所があります。
和紙ドーム(常設展示室入口) | 上野原縄文の世界(重要文化財) |
縄文シアター | らせん階段とエレベータ |
「復元集落」は、竪穴住居跡10軒をはじめ、調理用の施設だと考えられる集石遺構や連穴土抗など約9,500年前のムラを復元したエリアです。
9,500年前の復元集落 | 課外学習中の小学生 |
竪穴住居 | 竪穴住居内部 |
「遺跡保存館」は、国指定史跡の上にある半地下ドーム型の建物で、上野原遺跡の遺構の一部が保存されています。9,500年前の竪穴住居跡や集石・土坑などの状況を、発掘されたままの形で見学することができます。
遺跡保存館 | 遺跡保存館内部 |
竪穴住居跡(十字)、集石遺構(住居左下)、連穴土坑(住居右上) | 9,500年前と確定できた桜島から噴出した「黄色の軽石」 |
「地層観察館」は、上野原の地層断面を観察するための地下式の建物です。国の重要文化財である7,500年前の土器や石器、9,500年前の竪穴住居跡など、上野原遺跡の時代を示す根拠となった火山灰層などの堆積の様子を直接見ることができます。
地層観察館 | 地層断面 |
海岸線を走り、いよいよ鹿児島市街、噴煙で見えない桜島を運転しながら横目に 「わ^^^^すごいわね、 火山よねえ^^^」 でも運転に集中で。
豚とろ天文館本店の 「鹿児島ラーメン」 旅行本るるぶに載っていた場所を聞きながら探し当て、やっと食事です。
さっぱり味の豚骨醤油ラーメンですが醤油が濃い、中の豚肉はトロッと入ります。サービス品の大根甘酢漬けが、あっさりして箸休めにもってこいでした。
鹿児島ラーメン豚とろ天文館本店 | 豚とろラーメン(750円)中太ストレート麺にチャーシュー・ネギ・キクラゲ |
後は、天文館通りのそぞろ歩き、老舗和菓子の食べ比べ、もうお腹が弾けそうで何にもしないで座っていたい気分だった。 苦・し・い。
天文館交差点 | 天文館通アーケード街 |
いづろ通り商店街 | いづろ交差点の「龍馬お龍と薩摩でひと休み」像 |
西郷隆盛の歴史にふれる城山に。
トテモ詳しい方がいろいろ歴史にまつわる話をして下さり、 「お詳しいですねえ、歴史がおすきですか??」 尋ねたところ、 「私は平日に、ボランテアで観光案内をしているのです」 って。
道理で詳しいはず、18??年にこのような事があり!!何ていとも簡単に言わる。
さ^^^^すがと思いました。
篤姫さんの実家や鹿児島にまつわる歴史のレクチャーを受けて、すっかり薩摩人に成り、初めて知る事実、ヤッパリ見聞を広げる事は良いことですわ。
城山周辺案内図 | 駐車場から展望台へ |
展望台に埋め込んである眺望確保マーク「眺望視点場」からの眺め、この位置からの眺望が一番美しい |
城山を降り、西南戦争最後の司令部のあった「西郷隆盛洞窟」や、西郷が最後を遂げた「西郷隆盛終焉の地」を訪ね、鹿児島を後にしました。
西郷隆盛洞窟 | この洞窟の中で最後の五日間を過ごす |
西郷隆盛終焉の地 | 洞窟を出た所で銃弾を受けてここで自刃 |
錦江湾に面した、世界最大級の石油備蓄基地「喜入」の道の駅で車中泊、
温泉と1年中泳げる室内温水プールの2つの施設があって、錦江湾の向こうに浮かぶ桜島を眺めながら、温泉リゾートを楽しみます。
【10月11日 (土)】知覧〜霧島〜白鳥〜人吉〜五木村
今日は知覧を散策、
武家屋敷庭園通りの散策、重要文化財もあり、島津藩重臣の屋敷、庭園跡だそうです、余り類を見ませんが素朴で無駄の無い造園。
武家屋敷庭園案内図 | 駐車場から入園料取扱所へ |
入園料取扱所 | 武家屋敷通り入口 |
薩摩の小京都と呼ばれる美しい町並みには、武家屋敷通りに面して7つの名勝庭園があります。
@西郷恵一郎邸庭園 | 庭園はこんな感じ |
枯山水庭園 | 花に群がる綺麗な南国の蝶 |
知覧の武家屋敷は、門をくぐるとすぐ目隠し用の屏風岩に突き当たります。くねくね折れ曲がってやっと屋敷玄関につく感じでした。
A平山克己邸庭園 | 丸く柔らかな印象の庭園 |
こちらも枯山水庭園 | 武家屋敷通りから見た生垣 |
B平山亮一邸庭園 | 前面にサツキの大刈込み |
武家屋敷通りのちょうど中間に稽古場跡という碑が建っていました。向かい側には、居住用の「おもて」と台所のある「なかえ」の2棟を小棟で連結した造りの知覧型二ツ家・・・知覧独特の民家だそうです。
稽古場跡の碑と石敢当 | 知覧型二ツ家 |
武家屋敷通りはAM10:00〜PM4:00の間歩行者天国になります。365日、これだけ長時間の車両通行止めは住民の方も生活には大変不便でしょうね・・・観光に懸ける意気込みが伝わってきます。
C佐多美舟邸庭園 | 知覧で最も豪華で広い庭園 |
D佐多民子邸庭園 | 休憩所も設けられている |
最期に見た森家は、亀甲城の山麓を借景に取り入れた庭園は実に生活に密着し、家臣として威厳のある建物、末裔の方は今でもそこに住み、広い敷地でお茶の栽培をされています。
武家屋敷通りの立派な生垣 | F森重堅邸庭園 |
山麓を借景に取り入れた | 知覧唯一の池泉式庭園 |
武家屋敷通り周辺には、庭園だけではなく郷土料理の店やカフェもいくつかあります。
知覧型二ツ家である旧高城家住宅の無料公開もされており、郷土料理の店高城庵では二ツ家の中で、藩政時代からのお膳で食事ができます。
旧高城家住宅(無料公開) | 居住用の「おもて」 |
台所のある「なかえ」 | 郷土料理高城庵入口 |
知覧は、太平洋戦争末期の沖縄戦で、陸軍特別攻撃隊の出撃地となった場所です。特攻平和観音前の道の両脇には慰霊のための沢山の石灯籠が並んでいました。
慰霊のための石灯籠 | 特攻平和観音 |
出撃までの日々を過ごした三角兵舎 | 空襲を避けるため半地下式になっている |
知覧特攻平和会館では、当時の様子を映像で見ることができますが、何を思って志願し、若い命を散らしたのでしょう。
生き証人として有名だった食堂を経営していたお福おばあさんが語るには、その当時に一人だけ 「この戦争は負けだね」 と話した子がいたそうです。
平和の鐘と慟哭!誓いの碑 | 知覧特攻平和会館 |
正面玄関 | 館内案内図 |
若くして散って行った隊員の霊を祀ってあり、衣類やゼロ戦、ハヤブサ、遺品の品々、遺言状や母親にあてた手紙、在りし日の隊員たちの笑顔の写真、見るだけで涙が。
ロビー、正面には「鎮魂の賦」が描かれている | 特攻隊員の英霊コーナー(写真:リーフレットより) |
「零戦」(実物)、損傷が激しく機体前部と主翼及び主脚のみ現存の状態 | 戦闘機「隼」(映画の撮影に使用された実寸大精巧レプリカ) |
鹿児島県霧島市の山間にある嘉例川(かれいがわ)駅は、国の登録有形文化財となっています。
嘉例川駅は、何とも素朴で明治36年開業、100年以上の歴史のある駅舎、風雪100年、九州で一番古い木造駅舎と書いてあり、よくぞま^^^残っていたと思いますが、昔の建築、建材の立派な事、感嘆詞を付けたいぐらいです。
NHK TV番組「鶴瓶の家族に乾杯」で放送されて、有名になったらしい。
駅構内も、待合室、駅長室も昔のまんまです。 日に焼けた木の肌が年輪を感じます。
ホームの中の長椅子は作り付けですが、枯れた木の肌が痛々しくもあり、またデ^^^ンとして、頑丈さに貫録もあり、さしずめ口が聞けたら 「お客さん、早く此処に座って下さいよ」 って促しているように見えるのが不思議。 存在感がありますね。
JR肥薩線の嘉例川駅 | 待合室の様子 |
昔の雰囲気に浸っていると | 偶然にも列車が来ました |
だって、特急列車はこの駅に5分間も観光目的で無く駅舎見学で停まるのですよ^^^^^
残念ながら、特急「はやとの風」 は見ることができませんでしたがローカル列車は見ました。
ちらほらと乗客が降りますが無人駅ですから静かなものです。
小ざっぱりときれいに掃除もされているし、地元の人達は観光目玉としても大いに盛り上がっている。熱が
旧待合室の再現も | 古い駅標や昔の機材 |
鶴瓶の家族に乾杯のパネル | 薩摩イモの天ぷら「ガネ」 |
サツマイモの天ぷら・・「ガネ」って、一個50円、食べましたがとても素朴でおいしかったわ、嘉例川駅で叔父さまが朝から売っているそうですが、最後の残り一個を食べたのですよ。
寺田屋事件で深い傷を負った坂本龍馬が西郷隆盛から奨められて、妻のお龍さんと新婚旅行で霧島に訪れた際、湯治に来ていた塩浸温泉、
塩浸温泉龍馬公園 | 坂本龍馬・お龍新婚湯治碑 |
龍馬とお龍が滝や神社を散策した散歩道「龍の背坂」 | 龍馬とお龍の縁結びの足湯 |
公園内には、温泉施設、資料館などがあり、石垣下の川沿いには龍馬が入ったとされる湯船が。
資料館・温泉受付 | 塩浸温泉鶴の湯 |
鶴の湯浴室 | 龍馬が入ったとされる湯船 |
塩浸温泉からえびの高原へと向かう途中、霧島・硫黄谷温泉近くの道路沿いに湯煙を噴出している地帯があります。
硫黄谷噴気地帯駐車場 | 熱水、熱気が噴出している |
白鳥温泉にも入ってきました。
西郷隆盛も来たといわれる人里離れた温泉地、えびの市が一望できる眺めのよい高台にあります。
白鳥温泉 上湯 | 上湯からの眺望 |
白鳥茶屋 食堂・売店 | セルフの温泉たまご体験 |
隣の白鳥茶屋で卵を買い、蒸籠蒸しは、わずか5分で半熟卵の出来上がり、100度の蒸気、あっとの間ですが蒸籠を外すだけでも火傷を負いそうです。
酸性湯だそうで、傷があれば少しピリピリする、つまり殺菌効果があるのですね。
見晴らしの良い露天風呂 | 歴史を感じさせる内湯 |
蒸し湯は温泉の山側の裏手にある | 天然の蒸気を利用した地獄の蒸し風呂 |