ちょっとノンビリと避暑に!!
暑さのために伸びてしまった身体に喝を入れ、これから群馬・下諏訪の温泉巡りと山梨の桃狩りを。
あちこちの露天風呂、共同浴場など巡りながら約一週間、
標高1,800mの万座温泉では、何もせずゆったりのんびり、朝晩の食事付き。
硫黄にただれた山肌の源泉に浸かりながら、
今年のスーパームーンを静かに見れたら幸せーと思っています。お天気次第ですが祈っています。
最後は、下諏訪温泉三湯めぐりと、桃の生産量日本一の山梨の、新鮮な朝採り桃で締めくくり。
旅行記(1) | 八王子ラーメン〜よしおか温泉(泊)〜天神東公園ほたるの里〜川原湯温泉王湯会館〜草津運動茶屋公園(泊)〜高山植物園〜草津温泉足湯(バスターミナル、湯畑)〜白旗の湯〜御座之湯〜万座温泉(石庭露天風呂、天空露天風呂)(2泊) |
旅行記(2) | 嬬恋キャベツ畑〜うなぎ割烹〜やすらぎの湯(泊)〜下諏訪三湯めぐり(遊泉ハウス児湯、旦過の湯、新湯)〜諏訪大社下社(春宮、秋宮)〜延命の湯(泊)〜山梨道の駅JA直売所巡り(しらね、とよとみ)〜塩山温泉宏池荘〜内田フルーツ農園〜道の駅甲斐大和 |
【5日目】(7/15(金)万座温泉(石庭露天風呂、天空露天風呂)〜嬬恋キャベツ畑〜うなぎ割烹〜やすらぎの湯チェックアウト後も当日中は、石庭露天風呂や万座プリンスホテルの天空露天風呂を利用できると聞き、
もう一度、プリンスの天空露天風呂に入り温泉を満喫、名残惜しくも2時過ぎに万座温泉を出発。
ホテルで頂いた嬬恋村クーポン券はチェックイン後10日間の有効期限もあり、美味しいうなぎを食べることに決め、
北軽井沢近く、万座鹿沢口にある
うなぎ割烹 太甲、にネットで5時に予約、
遅れないように近辺を楽しみながら向かう。
嬬恋村はキャベツ生産量日本一。つまごいパノラマライン(キャベツロード)からは広大なキャベツ畑を一望でき、
遥か彼方までキャベツ、キャベツ、キャベツのオンパレー ド、山や峠を越しても見渡す限りキャベツ、壮大でした。
仙之入ポケットパーク | 案内マップ |
収穫を待つばかりの丸々と大きくなったキャベツ | 時期を変えて植え付けるので成長に違いがある |
でもねえ、畑のそばで売っているところは一軒もない、見つけたところは森の中で道路の端に、掘っ立て小屋商売です。
美味しそうだけど、まだ旅は二、三日間は続っける予定なのでパス。
初めての場所では、時間も限られていると気が焦ります。
運よく予約時間よりも早く到着したのでお店の方に5時にすぐ食べられるようにしてもらった。
夫婦二人でやっている小さな鰻屋。
玄関先にはえっと??思うぐらい籠の中で大量のうなぎが泳いでいる。
うなぎは国内有数の産地(愛知県一色産、静岡県浜名湖産、鹿児島産)から活きたまま仕入れ、
すぐに捌かず、嬬恋の名水で活鰻のまま保管をし調理しているそうです。
我々が食べたのは浜名湖産?鹿児島産??
嬬恋村クーポン券 | 玄関のうなぎ生け簀 |
うな重定食 | 海老の真丈揚げ |
焼きたては熱々身もふっくら、ご飯も熱々文句なし美味しかったです。
さて、お腹はいっぱい、これから道の駅マルメロの駅ながとまで一走りです。
ここは道の駅自体が複合施設のようで、
コンビニ、食の散歩道 かりん亭、おみやげ処 菜の花館、信州かりん茶屋、農産物直売所など、いろんな店がたくさん並んでいます。
道の駅 マルメロの駅ながと | おみやげ処 菜の花館 |
やすらぎの湯 足湯 | やすらぎの湯 竜のオブジェ |
長門温泉やすらぎの湯は、道の駅に隣接した日帰り温泉施設で、源泉かけ流しで湯量もたっぷり。
手帳提示で本人半額(500円 → 250円)になります。
長門温泉 やすらぎの湯 | 大浴場 |
露天風呂 | 源泉掛け流しの羽釜風呂 |
露天風呂の他、打たせ湯、サウナ、ジェットバスなどがあり、泉質は良質な石膏泉で、体が良く温まります。
24時間営業のローソンもあるので一日中にぎわっている。レストランも遅くまで営業しています。
夜9時まで営業のかりん亭 | 24H営業のローソン |
車中泊中の様子 | 1日遅れのスーパームーン |
昨夜7月14日(木)の満月は、今年の満月の中で最も大きな“スーパームーン”、
昨日は一日雨で撮れなかったけど、今夜は雨が降ったり、止んだりの中、1日遅れの満月を雲間の間からパチリ。
【6日目】(7/16(土)下諏訪三湯めぐり(遊泉ハウス児湯、旦過の湯、新湯)〜諏訪大社下社(春宮、秋宮)〜延命の湯早朝、道の駅マルメロの駅ながとを出発、下諏訪温泉に向け国道142号〜新和田トンネルを走ります。
新和田トンネル有料道路(普通車630円)が、3ヶ月前の4月1日から無料開放されたのを機に利用、中山道和田峠(標高1531m)をトンネルでバイパスし、
長和町から下諏訪町をショートカットするルートです。
新和田トンネル案内板 | 新和田トンネルマップ |
トンネル入口 | 全長2kmのトンネル内部 |
数週間前に日経プラス土曜版に載っていた「下諏訪温泉三湯めぐり」、万座に行く予定だったのでちょうど良いチャンスと思って巡ってきました。
今日は1日のんびりとここで過ごす予定です。
諏訪湖では、上諏訪温泉の片倉館をよく利用しますが、下諏訪温泉は初めてです。
昔から諏訪大社下社春宮・秋宮の門前町・宿場町として栄えた、源泉かけ流しの高温の温泉で、
中山道で唯一温泉のある宿場だったこともあり、旅人は温泉に入って旅の疲れを癒したという古くからの名湯です。
「綿の湯」、「児湯」、「旦過の湯」は、下諏訪3名湯と言われています。
《下諏訪温泉三湯めぐり》
三湯めぐりの料金は、700円でお手頃価格です。
三湯の入浴券(240円x3湯)と遊泉ハウス児湯の休憩室利用(9:00〜17:00 380円)、温泉タオル&バッグセット(250円+α)がついてきます。
- 遊泉ハウス児湯(内湯、打たせ湯、露天風呂)
- 旦過の湯(内湯x2(熱湯,やや熱湯)、露天風呂)
- 新湯(内湯)
三湯めぐり券&パンフ | 温泉タオル&バッグセット |
ちなみにタオルの色は3色あって、好きなものを選べ、各温泉で入浴をすると、しおりに利用済みの記念スタンプを押してくれます。
「新湯」→「旦過の湯」→「遊泉ハウス児湯」の順で巡り、最後に、遊泉ハウス児湯で休息します。
途中、諏訪大社下社(春宮、秋宮)にもお参り。
- 湯は、三湯とも無加温、無加水、循環消毒無しの源泉掛け流し
- 脱衣所には脱衣棚の他に有料(100円)のロッカーもあるので旅行者にも安心
- ボディーソープやシャンプーは設置されてないので、持参するかもしくは券売機で購入します。
一湯目 新湯(旦過第1源泉、旦過第2源泉の混合泉)
昭和レトロ感覚の銭湯っぽくていい雰囲気です。
道路を挟んで向かい側に4台ほどの駐車場がありました。
湯は非常に熱く、聞くと3湯の中では一番ぬるいそう、体感では43℃はあると思います。
湯あがりはさっぱりスッキリとした感覚でした。
共同浴場なので派手さはありませんが、熱めの温泉好きにはたまらない温泉です。
新湯 | 新湯の由来掲示 |
共同浴場らしいタイル張りの浴室で、壁には富士山と湖のタイル画。
湯船は3〜4人程度が入れる大きさで、女湯は壁の向こう側にあり、上側は空いているため音が通ります。
入口奥に番台と券売機 | 昭和レトロな浴室 |
洗い場とカラン | 湯口と謎のパイプ |
ライオンの湯口、でも左側に謎のパイプが通っていて、そこから出るお湯が洗面器で受けられている、
何のためにここから出ているんでしょう??
二湯目 旦過(たんが)の湯(旦過第1源泉、旦過第2源泉の混合泉)
下諏訪温泉の代名詞でもある旦過の湯。切り傷に効くと伝えられている高温湯で、
鎌倉時代の修行僧のために建てられた旦過寮(宿泊所)にあった野天風呂が始まりといわれています。
「旦過」とは”夕に来て早朝に行き過ぎる”の意で、 禅宗で修行僧が一夜の宿泊をすることだそうです。
温泉好きの方なら一度は入ってみたいと思う旦過の湯。しかし、その熱さゆえ断念する方も多い温泉です。
券売機と待合スペース | 番台と左右に浴室入口 |
脱衣所・洗面台 | 42℃の常温湯の露天風呂 |
内湯には、”四十七度をめやすに調整”している「熱めの湯」と”四十四度をめやすに調整”している「やや熱めの湯」の2つの浴槽があります。
露天風呂は温度の標記はありませんが、42℃前後のぬるい(というより適温)の湯船となっています。
内湯には2つの浴槽 | 洗い場 |
47℃の熱めの湯 | 44℃のやや熱めの湯 |
もたもたしていたらお婆様に叱られました、さっさと入りなさいって。
だって熱いのよ、片足を入れて出すまでにもう皮膚は真っ赤です。気合を入れましたが到底無理。
誰ですか?こんな熱い湯に入れるのは???
三湯目 遊泉ハウス児湯(綿の湯源泉、旦過第1源泉の混合泉)
最後は、子宝に恵まれると評判の「児湯」と、日本三古湯に数えられる「綿の湯」が合併して建てられた、一番広い共同浴場 遊泉ハウス児湯、
休憩所もしっかり準備され、寝てもいいし、好きなように使いなさいって。
下諏訪温泉の共同浴場は、旦過の湯、新湯などをはじめほとんどが旦過第1、第2源泉の混合泉を使用している中で
遊泉ハウス児湯は、綿の湯源泉と旦過第1源泉の混合泉を利用していて、綿の湯源泉に入浴できる唯一の温泉です。
遊泉ハウス児湯 | 普通車45台の駐車場 |
駐車場の児湯跡 | 番台 |
浴槽は、一部ジェットバスになった15人ほどが浸かれる主浴槽と3人分の打たせ湯とがあり、サラッとした浴感で温度は43℃ほど。
やや熱いが、他の共同湯に比べれば入りやすい。
かけ湯は高温の源泉と水とがあるので、源泉を水で薄めて適温にして使う。
脱衣所 | かけ湯(手前源泉、奥が水) |
内湯主浴槽 | 3本の打たせ湯 |
露天風呂は2人も浸かれば一杯の小さなモノ。温度は41℃程度とぬるめなので長湯ができます。
1階が浴場、2階は有料の休憩室になっており、三湯めぐりチケットを提示すれば自由に利用できる。
館内は、フリーWiFiが利用できます。
露天風呂 | 1階の休憩処 |
2階休憩所(有料)への階段 | 2階休憩室 |
休憩室には、食事や飲み物などの持ち込みが自由なのが嬉しい。
近くのスーパーで弁当・飲み物を調達し、のんびりと休憩する。
三湯めぐりの合間に諏訪大社下社(春宮、秋宮)にお参り。
諏訪大社は諏訪市に位置する上社(
前宮と
本宮)と下諏訪町の下社(
春宮と
秋宮)の2社4宮で構成される諏訪神社の総本社です。
今年は御柱祭の年でしたがコロナにより、
「山出し」のハイライト「木落し」中止がニュースになっていました。
残念です、祭りの長い歴史で初めての事態だそうです。
諏訪大社下社春宮 | 春宮の御神木結びの杉 |
幣拝殿と一、二之御柱 | パワースポット万治の石仏 |
春宮の境内から朱塗りの浮島橋を渡った先に鎮座する
万治の石仏、
2.6mもある巨大な丸い自然石の上に、小さな首がはめ込まれたユーモラスな姿が人気で、パワースポットにもなっています。
諏訪大社には本殿がなく、代わりに春宮ではスギの古木「結びの杉」を、秋宮はイチイの古木「根入りの杉」を御神木としています。
諏訪大社下社秋宮 | 秋宮の御神木根入りの杉 |
神楽殿 | 幣拝殿と一之御柱 |
山梨県の北西部、八ヶ岳の南麓標高約1,000mにある道の駅 こぶちさわ。
標高が高いので夏場の車中泊地として人気がある自然に囲まれたのどかな道の駅です。
3時過ぎには雨との予報で、道の駅へは国道20号線から八ヶ岳高原ラインを、標高1,000mの高原に登って行くので早めに出発。
途中、下諏訪のスーパーで食材を求める。
どこのスーパーも、氷は自由に頂けるのでそれはとても嬉しい。
だってビールをアイスボックスに入れて氷を入れると、到着した頃はキンキンに冷えて飲み頃、美味しいんですよ。
多少の雨にも負けず、曲がりくねった道をスピードを落としながら何とか明るいうちに到着、
道の駅 こぶちさわ | 施設案内図 |
売店・農産物直売所 | 観光案内所 |
しかしほぼ満車で何事かと思ったのですが、3連休ですものねえ混む訳ですわ。
天然温泉延命の湯、体験工房や宿泊施設など、施設が大変充実しています。
スパティオ体験工房 | 本日の体験メニュー/受講料 |
十数種の工房が並ぶ | ホテル スパティオ小淵沢 |
南欧イメージの大浴場と和情緒あふれる岩風呂露天風呂、サウナなどを備えた温泉は、
地下1,500mから湧出する高濃度のミネラル温泉です。
手帳提示で本人100円引き830円 → 730円になります。
スパティオ小淵沢 延命の湯 | 受付・ロビー |
南欧イメージの大浴場 | 和情緒あふれる露天風呂 |
高濃度のミネラル温泉に浸かり、ぬるぬるした湯はゆっくり歩かなくては転倒します。最後の最後に転倒ではお話になりませんものね。
車中泊中の様子 | 体験工房周辺は明るい |
夜8時頃から本格的な雨になり、車中でキンキンに冷えた、風呂上がりのビールを飲みながら、テレビで過ごす。
【7日目】(7/17(日)山梨道の駅 JA直売所巡り(しらね、とよとみ)〜塩山温泉 旅館 宏池荘〜内田フルーツ農園〜道の駅 甲斐大和小雨の中、早朝ウオーキングを早めに済ませ森の中を散策していたら、歌人柳原白蓮の歌碑がありました。
「八ヶ岳に 夏の日させと 小淵沢
秋 はやくして ひぐらしのなく」 白蓮
彼女の生い立ちは、美しすぎる美貌が数奇な運命を負わせたのですよねえ。
嫁いだ筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門氏が彼女のために建てた大富豪の住まいは素晴らしかったです。
明日3連休最終日は道路が渋滞すると思うので、予定を一日早めて今日中に横浜に戻ることにしました。
フルーツ王国・山梨は桃の生産量全国第1位です。
朝9時の開店を待って、道の駅 しらねのJA南アルプス市農産物直売所で桃を買う予定ですが、
すごい行列、150名以上開店を待っている。
ほがらかおじさんと交代で並ぶがなかなか進まない。開店30分後にやっと入場できました。
道の駅 しらね | JA南アルプス市直売所 |
桃の直販コーナー | 買い求めた桃と野菜 |
20個ぐらい買いました、もっと欲しかったけど30名の入場制限をされているので、また並ぶには相当な労力です。
もっと欲しいので、近くの道の駅で、桃の直売を行っているJA直売所をもう一箇所、訪ねることにしました。
いろんな場所で買えるのが楽しみです。
道の駅 とよとみ | 売店・土産品コーナー |
桃の品種と特徴 | 桃の直販コーナー |
一息ついたところで、もう一軒、源泉かけ流しの湯(500円)を楽しむことに。
塩山温泉
旅館 宏池荘、家族経営なのでしょう、玄関はどこかな?
クーラーはないけど小さい扇風機があるだけの、ひなびた旅館。駐車場側の裏口が立ち寄り湯の入口です。
塩山温泉 旅館 宏池荘 | 駐車場 |
立ち寄り湯の入口・受付 | 浴場入口 |
冷たい水と熱いお湯を交互に浴びる”温冷浴”を体験できます。
奥の大きい浴槽は、42℃くらいの加温浴槽、手前の小さい浴槽は、泉度28℃の冷たい源泉が注がれています。
洗面・脱衣所 | 加温浴槽と源泉浴槽の内湯 |
加温浴槽の湯口 | 冷鉱泉の源泉浴槽と洗い場 |
温冷浴は、お風呂で温まった熱を体内に閉じこめることができる、冷え性に効果的な入浴方法だそうです。
出た後、汗が止まらないのはなぜ??。
走行中、道路脇の混み合っている直売所、
内田フルーツ農園を見つけ、ここでも桃、スモモ、シャインマスカットを求めました。
内田フルーツ農園 | 収穫前の桃 |
直売コーナー | 買い求めた桃 |
道路脇の直売所のいいところは、試食できること、お店自ら目利きや見繕いしてくれたり、
割引やオマケのサービスをしてくれたりします♪。
最後の道の駅 甲斐大和でも桃など仕入れる。 相当な数の桃、野菜などお土産はたっぷりです。
道の駅 甲斐大和 | 桃の直販 |
ただひたすら横浜に向けてほがらかおばさん一人で運転、事故もなく7日間の温泉三昧の旅、上げ膳据え膳の毎日、本当に感謝です。
これから裏庭、夏休みを利用して日本にやってくる子供たちのクラスメートの食事の世話など忙しくなります。
一足先に楽しめた温泉旅行に感謝し、頑張って暑さを乗り切りましょう。