人の介護は経験がないのですが、我が家の愛犬ウブ(14歳3か月、人間でいうと73歳くらい?)の介護に明け暮れています。
ウブとの出会いは、前のお宅の息子さんが14年前に近くの大学の獣医学部に学ばれている時、学園祭の里親抽選に(がらがらぽん)当たり、生後4ヶ月ぐらいと聞いてもらってきました。それは綺麗な凛とした顔立ちのめずらしい犬でした。
9月8日月曜朝、動けなくなる1時間前までよたよたと歩いていたのに信じられないことが起こりました。 ばたばたと音がするので玄関を見たらひっくり返って立ち上がれなくなくて手足をばたばた、起しても後ろ足が弱って立ち上がれない。
驚きいつもの獣医さんに連れて行ったのですが、点滴と注射、血液検査、取りあえず翌日にも診せて下さいと言われ自宅に戻っても起きることなくじっと寝たままです。
翌日も獣医さんに診察してもらい。点滴、注射、最後に先生から、これからは介護になるでしょう、要はいつ納得できるかだけの問題と言われ一抹の寂しさを覚えました。
わずかの水も欲しがらず、ペットフードも食べないので、好きなローストビーフの切れ端や、とんかつを小さく切って手からわずかですが食べます。
ウブは、車嫌い、獣医さん嫌い、ペットフードは死なない程度にしか食べない、人に靡かない、薬嫌い、散歩嫌い、シャンプー嫌い、抱かれるのが嫌い、勝手に生きるのが好きよ、と言わんばかりの変??な犬です。 でも、性格は穏やかで噛み付くことなど一度もなかったですねー。
二日間寝たきりでしたが、昨日から少しですがよたよたと歩き、今までの記憶をたどっているのでしょうか、立ち止まり、ちょっと考えているそぶりも見えます。心に響くものがあり、その姿を見ているだけで涙が出てきます。
私の足も腰も痛いのにそれどころではなく、先に逝くだろうウブを見守っています。
2008年09月11日Thu
この記事へのコメント
コメントを書く