昨日は旧暦8月15日、本当に綺麗な中秋の名月で久し振りにのんびりと月を眺めていました。
アジアでは旧暦の中秋節で、日本で言えば新年の挨拶のとき手土産を持っていきますが、それに相当するらしく広州でも桂林でも街の中は一様に月餅饅頭のオンパレードで、人もお店もホテルでも売り子さんが熱っぽく 「美味しいよ!安いよ!」 叫んでいましたが決して安くなく 「へーそんなに高いの?」 と驚くほどの金額でした。 一箱4個入りで1800円(120元)、一個が大きい!!8切に切って食べるそうです。単価は一個約450円前後でした。
最初に泊まったホテルでは入り口、其の前の広場、レストランの入り口など所狭しと綺麗に包装された箱がうず高く積まれていました。
はすの実の練りあん、または小豆の練りあんの中にゆで卵の黄身が入っていてそれを満月に見立てているのですねー。
第3京浜を走りながら月を見て思い出す月餅饅頭でした。
月餅って月見の食べ物だったんですね。勝手に結婚式の引き出物と思っていました。
子供達が高校生までは月見団子を供え月見をしたものです。
昨夜は丁度明後日に入院する友人の激励会でみんなで歩きながら、満月を見上げました。
片見の月はしてはいけないと、古書に書いてあったのを思い出しますが次の満月も綺麗に見えるといいですね。
満月って月を見上げる仕草も物憂げで曇ったりすれば本当に寂しいセンチな気持ちになるのですね^^^
一人で考え事をしながら見るのではなく只ひたすら見つめたいものです。
30年ぐらい前初めて天体望遠鏡で満月を見たとき感激しました。
月の表面が寒くて震えて濡れている様に結露状態で泣いているように見えたのです。
へー月って涙があるんだなーとか思ったのですが表現が下手で想像できないかもしれませんがよろしければ是非一度見てみて下さい、どのようなものか・・・・
一年で一番美しい月は旧暦8月15日で、平年は9月中旬頃ですが今年は閏5月があったので10月3日でした。
「8月十五夜」の月に次いで月が美しいといわれる「9月十三夜」の月は、今年は10月30日です。晴天で上空に風があれば満点ですね。
中秋の名月は中国で行われていた行事ですが、十三夜の月見は「のちの月」と呼び、月見の宴を催して賞した、日本独特の風習だそうです。
そうそう、月と言えば尾崎紅葉の「金色夜叉」の熱海の海岸のお宮と寛一の有名なシーンもありますね。
満月かどうかは知りませんが・・・・
寛一さんの台詞で 「来年の今月今夜、再来年の今月今夜、10年後の今月今夜、僕の涙できっとこの月を曇らしてみせる」 なんて名台詞がありましたね^^^