2010年08月05日Thu

4年144日 オルセー美術館展

国立新美術館の「オルセー美術館展2010 ポスト印象派」を見てきました。

都心に向かう幹線道路 「国道246号」 は渋滞で動かずあちらこちらと迂回しながら、横浜から2時間掛かりました。

国立新美術館 入場制限の待ち列
会場入り口は入場制限で??すごい列です。 人、人で溢れかえっていました。
50分以上も待ち時間があると説明されて入場予約券をもらい他の展示場へ・・・・
マン・レイの写真展これも良かったですね、本来はアメリカ人でしたが国籍を拭い去りフランス人に。
この中でジュリー・ガーランドは白黒の撮影でも本当に美しい人でした。

時間にも余裕があり1階でお茶を飲むためにテーブルに座っていたところ、チャーミングな見知らぬ方が 「座ってもよろしいかしら??」 どうぞと会釈をしながら美味しい冷たいゆず茶に一息ついたところ、余りにも素敵な白いブラウスを着ていらっしゃたので 思わず声を掛けてしまいました。

「素敵なレースですね^^^お手製ですか?本当に良くお似合いで素晴らしいわ」 ・・・・と。
「先週までオルセーにいたのよ、そこで買いました」
「オルセーが来ている事はフランスで知りましたので見に来ました」
オルセー美術館を思い出し、左岸のあそこら辺のお店かしら??等とちょっと楽しい独り言。

顔色もちょっと地中海焼けした色でそれに真っ白いブラウス、襟の周りが手の込んだ豪華な刺繍のボビンレース (肩を出した丸い襟の縁取りに使うと相乗効果が得られることも) ちなみにスカートは、
ミデイ丈、サンダルと小さめの藤のバッグとのバランスが素晴らしく、ご自分のチャームポイントを抑えたセンスの良い方に出会い、「ほう、おフランスだわ^^、今日のオルセーにぴったりね^^」 T.P.Oを弁えたおしゃれを楽しむ素敵な方に拍手です。

あれれ、絵を鑑賞に来たはずなのに???
モネ、スーラ、セザンヌ主義??のセザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、南フランスの優雅な伯爵家の嫡男として生まれながら足に障害を持ちムーランルージュで生活したロートレック、アンリ・ルソー、
等など、どの絵も素晴らしい。
ポール・シニャック「マルセイユ港の入口」 ポール・セザンヌ「台所のテーブル〈篭のある静物〉」
フィンセント・ファン・ゴッホ「星降る夜」 ポール・ゴーギャン「タヒチの女たち」
モーリス・ドニ「木々の中の行列(緑の木立)」 アンリ・ルソー「蛇使いの女」

フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」引き返して鑑賞したのはゴッホの数点でしたが 「自画像」 には深い感銘を受けました。
画家と同じく共鳴しながら鑑賞したルーセルの 「人生の季節」 壮年時代を迎えた4人の女性がノスタルジックな目で唄ではありませんが 「現在、過去、未来」 遠くを見つめているようでした。 
これはわが身を振り返る事にも・・・・・

ハンマースホイ「休息」それと、ハンマースホイの「休息」、台所で女性が疲れた体を椅子にしのばせ 「よいしょ」 と腰を落とし、椅子の背もたれに癒している後姿は同感です。 (疲れたときはほがらかも同じ姿勢をしています)

お隣サントリー美術館にも足を伸ばしましたが残念ながら7月26日から8月10までは次回の催しの展覧準備で休館日でした。
次回の催しは 「誇り高きデザイン・鍋島」 です、 伊万里焼きの里で見た藩焼きの素晴らしい器などもう一度見たいのですが、昨年の伊万里地方への旅では買いたくても手も?足も?出なかった。

会場の中は入場制限のおかげでわりとゆっくり鑑賞できました。
毎日充実、今日も幸せな一日を・・・・感謝、感謝です。
posted by ほがらかさん at 17:56 | Comment(0) | .レジャー 美術館
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