さて、これからが本来の実況報告です。
ナビゲーション手術による左足人工股関節全置換手術です。
前回と同じように1ヶ月かけて準備をし、術日前日に入院です。
入院と同時に同じ説明と手術承諾署名をし、静かに翌日を待った。
人工股関節置換術
従来の手術法では15〜20cmの傷を必要としましたが、近年日本でも行われるようになった、ナビゲーションシステムを併用した6-8cmの小さい傷が1つの人工股関節手術です。筋肉や皮膚へのダメージが非常に少なく、早期に日常生活へ復帰できるような体にやさしい手術です。
この手術法によって、アメリカでは入院の必要のない日帰り手術が可能になりましたが、ほがらかさんのクリニカル・パスでは3週間の入院プランです。
人工股関節置換術は、大腿骨側と骨盤側の2つに分かれ、コバルト・クロム合金やチタン合金などの金属で作られています。骨盤側は、通常、金属製の殻のなかにポリエチレン製のカップが装着された構造になっています。人工関節を骨に固定する方法は、人工股関節と骨が直接結合する方法が採られています。
ナビゲーションシステムによる手術支援
手術前の CT 検査結果をもとに股関節の形を立体CTに取り込み、使用する人工股関節の最適のサイズと位置をコンピューターが自動的に計算します。
このデータを手術室に設置されているナビゲーションシステム機器に読み込ませ、手術中に赤外線三次元位置センサーとマーカーを設置することで、骨を削る位置と深さや、挿入中の人工股関節の位置を追跡し、股関節のどの部位を処置しているかをモニター画面で確認しながら手術を行います。股関節に対してコンピューターが正確に安全に誘導してくれるシステムです。
2006年03月13日Mon
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