2006年06月29日Thu

術後108日 北海道旅行・知床

3日間の北海道旅行に40年来の仲良しと行って来ました。
足は同じ姿勢を保っているので、最初の一歩がとても痛く窮屈で、履きなれた靴で行きましたがビジネスエコノミー症候群を味わいましたね、だって飛行機でもうむくんでいました。

それにバスのステップが高くて、それを乗り越えるのにも必要としないエネルギーを消耗しました。
贅沢を言えば、バス会社もステップの段差を低くして快適な旅行を提供して欲しいし、障害者やお年寄りに気配りが必要です。今では市営バスだってステップが上下するよ。

わたしの場合にはバスの取っ手を両方で握り、そして飛び乗るようにして3段のステップを何とかクリヤーしましたが、その回数が多いため股関節にかなり負担を掛けたように思う。

まー、しほがらかさんの身長がもう少しあればいとも簡単だったかも・・・・
足を心配しながらですが、国内旅行で飛行機に乗ったのは20年ぶりで羽田の大きさに驚きました。昔とは比べようもなく、はーー広いんだーと思いながら早朝にチェックインした。

お弁当を買ってなんだか修学旅行のようでとても楽しかったです。
強行軍でしたが、千歳から観光バスで大雪山を縫って知床まで、その間のショッピングセンターに寄ったり観光したり・・・・・・白樺の木々がきれいで、とど松、えぞ松、原生林と豊な湿原に驚きました。

アカシヤの花や大手毬、雅子妃殿下のお印、はまなすの花、湿原にあやめなども咲き、富良野では蕾のラベンダーがちょっと残念でした。周り一面のラベンダー畑をわくわくしながら期待したのですが・・・その変わり色とりどりのルピナスがいたるところに咲いて、豊な大地の恵みを感じました。

知床半島は船で観光しましたが、切り立った岩や荒波で人を寄せ付けない断崖絶壁で、海からしか見えない場所などを感激して見て来ました。
断崖から流れ落ちる滝は、温泉で硫黄の固まりだそうで残念ながら入れないそうです。
何よりも海の風が強くて、さながら雪を伴わないブリザードだよ。

着ていたTシャツなどはめくれてちょっと危なかったよ。抑えていなかったら風の力でヌードにされそうでした。漁師さんがしっかりと手ぬぐいで真知子巻き??(ほっかむり)をして毛糸や野球帽をフカフカと被っている意味が解りました。

10月から半年は寒い、寒い、うーー寒い凍ごえる世界なのよ、だってマイナス40度の世界なんだって。魚などは海から上げると一瞬に瞬間急速冷凍だって。
漁師さんに脱帽です。

厳しい冬を抜けやっと春らしい気候だそうで、今まさに若葉色で木々が青々として本当に心が洗われる思いをしました。

所々に現れる野生の鹿や狐、森の奥からあれ、何だろう??とやさしい目で見ていましたよ。母鹿が、まだ生まれて間もないような毛もふわふわの子鹿を諭すように「山からは出ないのよーーそこで待っていなさい」と言わんばかりに寄り添っている姿には、子を持つ強さ、誇らしさを感じ動物でもこのように愛情に溢れているのだなーーと本当に感激しました。
思わず嬉しくて涙がこぼれ落ちた。

最近の人間社会の親子関係を思うと、動物でさえも愛情にあふれた動作をかいま見ることが出来るのに、一母親としては嘆かわしいねー・・・・
動物の世界は知りませんが、汚れを知らないような可愛い目で、もう行っちゃうの??とでも言いたそうに観光バスを見送ってくれました。

生存競争は激しいのかな? 高い山々は深い霧に包まれ、摩周湖などは本当に霧の摩周湖で思わず、うん十年前の名曲「霧の摩周湖」を口ずさんでしまいました。

帰宅して驚いたことは何にもしないで食っちゃ寝、食っちゃ寝で体重が増えていました。
最後にクワバラ、クワバラです。
posted by ほがらかさん at 23:37 | Comment(0) | .術後観察 術後0年(2006年)
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