
我が家に来てから15年以上、かれこれ生産はどうも40年ぐらい前のウチワらしい。
併せのシルクスクリーンですが両面に絵が描いてあり、色の濃淡や、花の花弁までこと細かく絵具も長年くすまないので素人ながらにも良いものだろうと思ってます。
どちらが表なのか??女将さんがこの世にいらっしゃらないのでわかりませんがシルクスクリーンは中国風の美人、落款が押してありますが読めませ^^^ん。
かなり乱暴に扱っているのに破れないしホツレナイ。柄は綺麗な細工で漆が施され濡れた手で掴んだりしているのにぜんぜん剥げない。 昔の良品はさすがですね。 誰かこのうちわの秘話をご存知の方どうかルーツを教えてくださ^^^い。
小鳥はかわせみ??ただの小鳥??インコー??昨日はこのウチワを巡って喧々囂々、さしずめウチワ揉めでした。
このうちわを使った人が 「綺麗ですねえ」 と言われるので 「差し上げましょうか??」 と声を掛けるのですがどなた様も 笑いながら 「??・・・・・・・」
そんなわけで何処にも出張さえ無く、夏が終われば納戸で翌夏まで 「ズズズ^^」 と熟睡です。
来年もまた、再来年も我が家でしっかり涼風を送ってくれることでしょう。

これは外出用ですが夏が終われば桐箱に収まり、翌夏まで箪笥の肥やしです。
しかし、ささやかな風から匂う白檀の香りはヒーリングにぴったりで香木ですねえ。
ほんのわずかですが麝香鹿の香りも併せ持っているのでしょうか?
乱暴な扱いにも耐え、壊れない、傷まない、無くならない、本当に物持ちの良いことに我ながら驚きです。 良い木の色になりました。