東海京滋編 | 横浜〜清水〜駿河〜藤枝*〜静岡〜島田〜御前崎〜浜名湖*〜豊川〜犬山〜揖斐川*〜長浜〜安土〜京都〜相生* |
山陽編 | 備前〜岡山〜吉備〜笠岡*〜豊平*〜広島〜柳井〜防府〜宇部*〜下関〜門司〜大任町* |
北九州編 | 平尾台〜飯塚〜日田〜山国町*〜耶馬渓〜中津〜上毛町*〜宇佐〜豊後高田〜国東* |
東九州編 | 別府*〜湯布院*〜湯平〜長湯〜竹田〜豊後大野*〜臼杵〜津久見〜佐伯* |
南九州編 | 日向〜青島*〜日南〜飫肥〜都井岬〜財部町*〜都城〜国分〜鹿児島*〜知覧〜霧島〜白鳥 |
西九州編 | 人吉〜五木*〜山鹿〜嬉野〜武雄*〜有田〜西海*〜佐世保〜平戸*〜伊万里〜唐津〜宗像* |
山陰編 | 下関〜長門〜湯本〜萩*〜山口〜津和野*〜温泉津〜但馬* |
京都南信編 | 竹田城〜洛西〜瀬戸*〜信州平谷〜遠山郷*〜駒ヶ根〜茅野〜八王子〜横浜 |
ひと月ぶりに帰宅、こつこつクラブのおしゃべり会、来れない方の提案で市大整形外科でのおしゃべりとランチ、友人との約束で原発反対のミュージカル鑑賞・・・・と、毎日お出かけモード。
やっと自宅に戻りホッとしたのも束の間、家の掃除から草取り、冬の支度やらどうしたものか・・・・・・片付けることなく先週から出掛けていたので家の中は足の踏み場もないほどで、やっとリビングがかたずき、来客があってもここまでは大丈夫。
おこたを出す時、仕舞う時、わが家は大掃除、天井から、床まで脚立に載ったり下りたり一日がかり、でもおこたは便利、冷え込むときは足はポカポカ、暖かいお布団に潜り込めま^^^す。
今回の旅、横浜から西日本一周、東海京滋、山陽、九州、山陰、南信州と、高速道路は使用せず下の道を5,000km走りました。 ガソリンは450リットル使用。
(旅行ルート詳細をグーグルマップでご覧になれます)
わが愛車は帰宅と同時に走行記録は130,000キロを超え、しっかりメンテナンスはしているので故障は無いと思っていますが、そろそろ次の車種位は決めないと・・・・・急に壊れたら足が無い。
そろそろ旅行記の紐をときましょう。
【9月23日 (火)】横浜〜清水〜駿河〜藤枝
今回の旅はすべて国道1号(東海道)と2号(山陽道)、10号・3号(九州道)、9号(山陰道)、20号(中央道)を走り、高速は時間の無い時だけにするつもり。
なんて思いながら・・・・・出発早々渋滞に会い箱根を抜け、三保の松原まで4時間。
浜辺のお店、元お嬢様方の説明によれば、三保の松原の天女伝説が一番美しいのだそうです。
日本三大松原で世界遺産の三保の松原 | 駿河湾と富士山と松林を一望できるはずですが・・・ |
羽衣の松(旧松)、羽衣伝説を継承する松 | 羽衣の松(新松)、平成22年に世代交代した |
羽衣伝説物語は、天女が羽衣を松の木に巻き付け、水浴びをしていたときに、その松原で漁師が羽衣を見つけ持っていたそうな。
それを返してほしいと天女がお願いしたら、舞を舞って暮れたら返すよって・・・・・・快く引き受け、美しい羽衣を身に着け踊りながら天に帰ったそうである。
素直ではありませんか??でもよその伝説は返さなかったとか…色々ですが解りません。
家康公を祀る国宝・久能山東照宮。行って判ったのですが、東照宮には道路が伸びていないため車での直接乗り入れが出来ず、「日本平ロープウェイ」利用か、1159段の石段が続く約20分の「久能山下からの徒歩ルート」で参拝するそうです。
参拝時間を過ぎてたので参拝は断念、石段下で記念撮影。
今夜の宿は玉露の里に・・・・ここは何処??と思うほどハングル語が飛交い、50名以上の観光客が狭いお店でごった返し、ソウルからの観光客だそうで今日は貸切、食事もお茶も飲むことができなかった。
バスが出発する前にすれ違った観光客から、 アンニョン ハセヨ^^^^って、私もアンニョンハセヨ―、お返しですがそれ以上の会話は成り立たない。
【9月24日 (水)】藤枝〜静岡〜島田〜御前崎〜浜名湖
静岡の朝比奈は、京都の宇治、福岡の八女と並ぶ「玉露」の三大産地のひとつ。玉露の里の茶室「瓢月亭」は韓国、中国、フランスから多くの観光客が訪れるらしい。
早朝、庭園の管理を全て任されている庭師のうんちく、また掃除のおばさま達の庭の由来等、ゆっくりレクチャー受け、またまた??賢くなりました。
茶室の庭園には花が有る木は植えない事や、有ったとしても椿の侘助位とか・・・・植物の種類や珍しい木等、見て回るだけでも楽しい。
長屋門をくぐるとその先に茶室「瓢月亭」 | 瓢箪池と瓢月亭、日本庭園で「玉露」もなかなか風流 |
本格的な茶室で気軽に玉露や抹茶を楽しめる | 瓢箪と月のモチーフが随所に取り入れられている |
小さいながらも本格的な茶室で、玉露ってお茶は栽培の仕方で決まるそうです。 着物姿での本格的なお点前、 素晴らしい庭園を眺めながらの玉露、さぞや美味しいことでしょう。
それに栗拾いも経験しました、65年ぐらい前に祖父母と山に行った位で、童心に返って木が大きいと実も大きいのですねえ、楽しかったです。
弥次さん・喜多さんもお出迎え 170余年の時を越えて、現代に蘇る大旅籠柏屋 さんの軒先を見て、ちょっと拝見。
格の高い旅籠で上級武士クラスの方たちが岡部宿として泊まり、世が世であるならここにはきっと水戸のご老公様御一行が泊まったであろう。 下級武士等は木賃宿に泊まったそうです。
東海道 21番目の宿場町「岡部宿」の大旅籠「柏屋」 | まっすぐ延びる土間と右に「帳場」左に「みせの間」 |
その奥に「本座敷」と「奥の間」があり、大きな窓からは和風庭園が望めます | 2階に上がると、「一の間」「二の間」があり、奥には「情報展示コーナー」 |
明治維新後は、いち早く郵便局や質店として栄えていたらしいが、山を含めて約2,500坪全てを町に寄付。
家康公の居城、駿府城。現在は天守はありませんが、東御門や巽櫓、それに本丸の堀が一部分発掘された場所もあり、駿府城公園として整備されています。
東御門高麗門、奥に東御門櫓門と多聞櫓 | 二ノ丸巽櫓と江戸期の姿を残す中堀 |
部分的に発掘・保存された本丸堀 | 今年2014年4月に完成したばかりの二ノ丸坤櫓 |
一級河川の大井川に掛っている蓬莱橋は木造橋で、歩行者と自転車専用の有料「賃取橋」。全長897.4m(やくなし=厄無し)の長い木(=長生き)の橋、の語呂合わせで縁起のいい橋として人気があります。 てくてく30分以上かけて歩きました。
法律上は農道に分類されていますが、世界で一番長い木造橋としてギネスブックにも登録されています。 雨の中でも観光バスが何台もありました。来客の多い橋でした。
140年前に完成したようですが、度重なる災害で修理を重ね、当時の物は残っていないそうです。
島田市を代表する観光スポット「蓬莱橋」 | コンクリートパイルの橋脚以外は全て木造 |
黙々とただひたすらに歩く | 対岸からみる蓬莱橋 |
静岡県最南端の御前崎灯台も見学、映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となり、ロケが行われたことでも知られています。
台風の余波なのか吹き飛ばされそうな風、でも見わたす限り本当に 「地球は円^^^^い」 を実感です。
一番のビューポイントからの眺めは水平線の彼方まで半月です。
静岡最南端の御前崎灯台 | 第3等大型フレネルレンズ |
雄大な太平洋のパノラマ、地球は円いを実感 |
浜名湖のホテルで日帰り温泉に、広い湯船に一人っきり、いい湯だな。
浜名湖弁天島温泉 ファミリーホテル開春楼 | 浜名湖の大パノラマを眺めながら混浴露天風呂 |
【9月25日 (木)】浜名湖〜豊川〜犬山〜揖斐川
日本三大稲荷の豊川稲荷にも足を延ばし、今年の関西旅行で伏見稲荷大社にお参りしたので、残すは佐賀県の祐徳稲荷神社で日本三大稲荷制覇となります。
日本の稲荷神社では一番古いと言われ、宿坊も兼ねているので信者さんがお泊りの時は朝礼が朝5時から始まります。 参拝道をどんどん進むと御狐さまが数え切れない程の赤い御前掛けです。
境内には金木犀、銀木犀の大木が一対で有ります、銀木犀が本来の種だそうですが香りも、色も金木犀の方が上ですね。
今川義元の寄進による山門、現存最古の建造物 | 商売繁盛の神様として全国的に知られる豊川稲荷 |
1,000体以上の狐の石像が安置されている霊狐塚 | 奥の院参道に並ぶ千本のぼりと三重塔 |
国宝四城、やっと今日犬山城を見学、これですべての国宝城を制覇、 姫路城、松本城、彦根城、犬山城、どのお城も立派です。 その中でも一番古いのが犬山城だそうで、10年前までは国宝を個人の持ち物でした。 広大な敷地、城の維持も大変でしょう、10年前に財団法人となり最後の12代ご当主様のお嬢様が財団の理事として活躍されているらしい。
公務員の方がガイドも兼ね、仕事をしながらの説明に聞いていれば方言です、時々解らない楽しい名古屋弁でした。
国宝犬山城 | 振返って大手門をみる |
江戸時代までに建造された「現存天守12城」のひとつ | 木曽川側からみた天守背面石落しなどが見て取れる |
真っ青な空、最高の天気にも関わらず、上空はジェット機の耳をつんざく音で会話は途切れます。 どうも小牧飛行場の航空自衛隊の練習機のようでした。
代々の当主の肖像画や写真が飾ってありましたが、最後の当主12代目の方は7年前に亡くなられ、写真のウイスキー片手に微笑んでいる姿はとってもダンデイ、ハンサムでした。
天守最上階、歴代当主の肖像画や写真が飾ってある | 天守より木曽川上流を望む |
天守より木曽川下流を望む | 天守前広場・大手門をみる |
古くは犬山城内にあったという三光稲荷神社。現在は、城山の麓に移り家内安全、商売繁昌にはじまり、さまざまなご利益があるといわれ、城見物の客も含め多くの人が訪れます。隣接する猿田彦大神を祀る犬山猿田彦神社は、三光稲荷神社の境内社ですが独立した存在です。
朱塗りの鳥居が続く三光稲荷神社の裏参道 | 犬山城の南登城口近くに鎮座する社殿 |
銭洗いで有名な銭洗池、蛙は大神の使いだそうです | 表参道と猿田彦大神を祀る犬山猿田彦神社 |
天体観測スポットとして知られる、滋賀県境に近い岐阜の奥地の村、旧藤橋村の「道の駅 星のふる里ふじはし」へ。
満天の星空に囲まれ、まさに「星の降る里」を露天風呂で満喫と思いきや、今日は木曜日で温泉は休館日。こんなこともあるんですねぇ。
【9月26日 (金)】揖斐川〜長浜〜安土〜京都〜相生
豊臣秀吉が家族と共に移り住んだ城、琵琶湖のほとり長浜城へ。
豊臣一族が滅亡すると、長浜城は跡形もなく取り壊され、石垣など多くの材料が彦根城の建設のために使われました。今見られる大通寺台所門・知善院表門・彦根城天秤櫓は長浜城の遺構であると言われています。
豊公園からみる長浜城 | 天守と資料館 |
長浜市旧市街にある観光スポット「黒壁スクエア」。西日本最大のガラス芸術の街として知られ、伝統的建造物群を活用したギャラリー、ガラス工房等が並ぶ情緒ある町並みです。
ガラス芸術の街、黒壁スクエアの中心 | 黒壁のシンボル黒壁1號館の「黒壁ガラス館」 |
和ガラスが豊富な黒壁5號館の「黒壁AMISU」 | 黒壁AMISUの道向いにある「gallery AMISU」 |
織田信長の居城だった安土城址にも、駐車場前の資料室にはこの城の模型、八角形の変わった城です、ちょっと中国っぽいかしらね、今は寺院ですが信長直系の末裔の方が代々住職として継いでいます。
安土城は急な階段と石垣があるだけなので眺めるだけ、でも上層へ階段を上がるとその分降りてこなくてはいけないのでパス。
きっと信長は急な坂道を荒馬で走り抜けたことでしょう。
駐車場前の資料室 | 安土城天守復元模型 |
大手道入口右側の石垣 | 料金所と大手道登り口 |
大手道の石段道、右は伝前田邸跡の石垣 | 前田邸跡右側に続く石垣 |
やっと京都に入り、今回は日本で最も位の高い禅寺、国宝 南禅寺をしっかり散策したいと思い、急な階段の三門にも登りましたが下りるのも大変。
一度は 「絶景かな、絶景かな」 という言葉を聞いた事はありませんか? この言葉は、かの有名な石川五右衛門が歌舞伎 「楼門五三桐(さんもんごさんのきり)」 の中で南禅寺の三門からの景色を愛でて言った名台詞です。
確かに22メートルから見下ろすので、眺めも良く絶景、広い境内は見渡す限り青々とした木々、胸いっぱい空気を吸い禅の心で目をつぶり、胸いっぱいの空気を吸っては吐く、お臍もむずむずです。
三門より京都市街を望む | |
南禅寺三門(重文) | 三門の廻縁 |
三門より南禅寺境内を望む |
南禅寺には、「大方丈」と「小方丈」からなる国宝建造物があり、狩野探幽作の襖絵「水呑の虎」 は傑作中の傑作と言われ、素晴らしい書画等、どれを見ても立派です。重要文化財、古美術等たくさん所蔵して、細川家にも縁が深いとか。
南禅寺方丈(国宝) | 方丈庭園「虎の子渡の庭」 |
小方丈庭園「如心庭」 | 小方丈の襖絵、狩野探幽筆「水呑の虎」(絵葉書より) |
南禅寺法堂 | 法堂の天井画「幡龍」 |
南禅寺境内にある琵琶湖疏水の水路橋(水路閣) | 静かな東山の風景にとけこんでいる水路閣 |
また南禅寺の塔頭、天授庵の庭園や金地院の小堀遠州作庭と確証された唯一の蓬莱式枯山水庭園、「鶴亀の庭」 があることで知られています。
天授庵の本堂は工事中で、本堂前庭の白砂の庭と苔に縁取られた菱形の畳石の枯山水庭園は見れませんでしたが、樹木が鬱蒼と茂る池泉回遊式の書院南庭を散策しました。
南禅寺の塔頭、天授庵 | 池泉回遊式の書院南庭 |
南禅寺の塔頭、金地院 | 特別拝観の「猿猴捉月図」 |
金地院の長谷川等伯筆 「猿猴捉月図(えんこうそくげつず)」 がちょうど特別拝観されていましたが、学芸員の説明付での拝観に時間が合わなくて残念。 でも、 テレビ番組の 「ぶらぶら美術館」 で、あたかも見た感覚で此処に有るんだわねえ、と通り過ぎました。
兵庫県相生の道の駅は眠らない街、24時間オープンのスーパーマーケット、レストラン、コインランドリー、個人商店等、楽しい夜です。
お勧めは海からの太陽も早く、波の上で輝く朝日は格別でした。
天女ですが、ラジオで聞いたのですが、子供も生まれたのもあるそうです。いつまでたっても天女が帰ってこないので、神様が怒って天に連れ帰ったのを、取り戻しに行ったとか、驚きました。
別名いちご街道とも呼ばれ石垣苺や生しらすの網元直売所が有名です。
しらすはよく買いに行きますよ。
玉露の里近くの東海道中膝栗毛に登場する、とろろ汁の丁字やには行かれましたか?
いつも仲良くご夫婦で旅行楽しそうですね。これからも色々な旅行記楽しみにしています。
ハイ私は脚立の一番上でも登っていますが・・・
バランスを崩すと危険ですよ、絶対にどこかに掴りながら立ち上がって下さいね。
脚立は、3段、高いものは5段以上はあります。 でも確実に掴るところを確保してから乗ります。
天女の話もいろいろあってどれも楽しい地方にある伝説ですねえ。
子供を取り戻す為にに宇宙を行きかったのでしょう??
私も行き来してみたいわ。
確かにストロベリーロードってありましたが季節も早かったのでしょう、ビニールハウスは空けてありましたし、何処もイチゴは見なかったですね。
とろろ汁の丁字や知りませんでした。
次回は久能山も制覇しなくては徳川さんを語れないものねえ、
出かけるときご連絡しま^^^^す。