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山陽編 | 備前〜岡山〜吉備〜笠岡*〜豊平*〜広島〜柳井〜防府〜宇部*〜下関〜門司〜大任町* |
北九州編 | 平尾台〜飯塚〜日田〜山国町*〜耶馬渓〜中津〜上毛町*〜宇佐〜豊後高田〜国東* |
東九州編 | 別府*〜湯布院*〜湯平〜長湯〜竹田〜豊後大野*〜臼杵〜津久見〜佐伯* |
南九州編 | 日向〜青島*〜日南〜飫肥〜都井岬〜財部町*〜都城〜国分〜鹿児島*〜知覧〜霧島〜白鳥 |
西九州編 | 人吉〜五木*〜山鹿〜嬉野〜武雄*〜有田〜西海*〜佐世保〜平戸*〜伊万里〜唐津〜宗像* |
山陰編 | 下関〜長門〜湯本〜萩*〜山口〜津和野*〜温泉津〜但馬* |
京都南信編 | 竹田城〜洛西〜瀬戸*〜信州平谷〜遠山郷*〜駒ヶ根〜茅野〜八王子〜横浜 |
今回の旅、横浜から西日本一周、東海京滋、山陽、九州、山陰、南信州と、高速道路は使用せず下の道を5,000km走りました。 ガソリンは450リットル使用。
(旅行ルート詳細をグーグルマップでご覧になれます)
【10月4日 (土)】国東〜別府
道路も広くてとても運転しやすいので自分で運転、7時前に白い湯けむりが見えると「やった^^^やっと別府に着いたよ」 でもまだ半分あります。
ハンドルさばきにも気合が入ります。で、最初にしたことは、ほがらかおじさんの先祖様のお墓詣り、綺麗に管理されているので、特に掃除の必要も無い。
元気でいる事の感謝と報告で2礼、2拍の手拍子、無言ですが涙が出ました。 広大な墓地でも車で、横まで行けるのが有難い。
朝マックでメールを整理し、さーー温泉を楽しもうっと。
別府での最初の温泉は観海寺温泉、知る人ぞ知るコバルトブルーの絶景温泉「いちのいで会館」。
こちらの露天風呂は仕出し弁当屋さんの敷地内にある個人の温泉で、ここで食事をした人でないと入れない。
山の天辺、車が登れるのかしらと恐怖の坂道を登り、もうもうと噴き出る温泉煙、周りは硫黄の匂いで息苦しい。
源泉は白い温泉ですが、その日の天気で温泉の色が変わり、青くなる。 不思議、トテモ個人が持っているとは思えない温泉です。
お湯が青く見えるのは、青い色素があるわけではなく、温泉に含まれるシリカという成分が、青色の光を反射するからだそうです。
いちのいで会館 | 絶景露天風呂「景観の湯」 |
コバルトブルーの青い温泉 | 露天風呂からの眺め |
家族風呂、大風呂、小風呂、共に露天風呂ですが、山の中に有るので滝も流れ、温泉で暑くなったらその滝壺で冷やしなさいと言わんばかりの環境です。
温泉から一休みしていると、アツアツの名物料理「だんご汁定食」が出てくる、野菜もごろごろ入って食べきれないほどの量、勿体ないの心で全^^^部食べました。
源泉2本、外にはキッチン用に蒸籠が2つあり、温泉の煮えたぎっている音はごうごうと鳴って近くに行くのが怖い。
当主の方は 「次回には是非野菜を持ってきなさい、蒸してあげるから」 って。
源泉吹き出し口 | 温泉蒸し |
今回の旅の第一目的は、ほがらかおじさんの一年早い古希の祝い同窓会、4日と5日連続です。
4日の同窓会が終わった後の写真、皆さま方豊かな頭髪、決して黒いばかりではなく殆んどの人は白髪。 いまだに現役で教職につかれているクラスメートも多く、後進の為、若い教員の指導にも責任があり、なかなか現状から離れることは難しいと聞きました。
今日の宿はJR別府駅から2分、一等地にある100年ぐらい前の建築、でもハイカラで大正ロマンの香りプンプンの 「駅前高等温泉」 とんがり屋根の△屋根、太い柱や2階までの階段は黒光りがしている。
駅前高等温泉 | 大正洋館風レトロな雰囲気 |
高等湯(中性単純泉)檜風呂ぬる湯(奥)とあつ湯 | 並湯(弱アルカリ単純泉)45℃のあつ湯 |
何故ここに???
40年以上前に初めて別府に来た時に入った温泉がきっかけ、源泉かけ流し湯も懐かしい。 ネットで調べると此処で宿泊できるなんて知らなかったので嬉しくなりました。
とにかく超便利、 デパート、駅、遊び場、バス停、スーパーも目の前で、1週間前に予約したのですんなりと。
ホテルでも2種類の温泉に4回も入り、温泉三昧は気分が良いわ^^^。
【10月5日 (日)】別府〜湯布院
ホテルをチェックアウトする前に、早朝4時から入れる源泉にもう一度、湯船一杯に貯まった綺麗な湯に一人ではもったいないわねえ。
春にヨーロッパ旅行で親しくなった仲良し二人組と待ち合わせ、先月、日本経済新聞の土曜日版「プラス・ワン」の記事に此処のランチが美味しいって記事を読み、別府温泉 「ホテル白菊」 でランチ。 旅の途中で予約をしました。
ロビーで4人で合うなり 「お久しぶり!!」 本当に来てくれるなんて・・・・・感激されました。
別れるまでの5時間、よくもま^^^こんなに話は尽きないものと、我ながら感心
ホテル白菊 | フロント・ロビー |
楠湯殿 大浴場 | 楠湯殿 露天風呂 |
新聞で確認したランチは、 割鮮料理「浜菊」の「耶馬渓鶏のとり天ランチ」で素晴らしいお味もさることながらこのボリューム、税込1,260円。
メニューはお味噌汁、新米ごはん、香の物、煮物、おひたし、茶碗蒸し、お皿一杯のサラダ、ポン酢付鳥天10切れ、デザート。 もう、満腹、箸やすめに残りのとり天、 完食です。
食事をしたお客様は、コーヒーはティーラウンジで頂きました。
素敵なピアノ曲の流れるラウンジは、ホテルの格式も高く、サンダルでは恥ずかしいと思い、昨夜はデパートまで靴を求めに別府の街を散策。
おまけに無料で源泉かけ流し、露天風呂付手ぶらセット、タオルからアメ二テイ迄、女性は素敵なパウダールームも利用できます。
いたせり、つくせり、大,大満足のランチでした。 もう一度行きたいホテルランチでした。
大型で非常に強い台風18号が九州に接近してるので、雨風がひどくならない内に湯布院に。
【10月6日 (月)】湯布院〜湯平〜長湯〜竹田〜豊後大野
早朝、金鱗湖の湖畔を散歩、早朝にも関わらず中国からの観光者が多い、きっと近所のペンションで泊り、朝の運動かも。
驚いたのは湖畔にマルク・シャガールの美術館がありました、個人経営でしょうが時間が早くて見学は出来ない、しかし、猫の置物も沢山あったように思う。
金鱗湖の湖畔を散歩 | マルク・シャガール美術館 |
湯の坪街道沿いに古民家風の建物が軒を連ねる「やすらぎ湯の坪横丁」。旬な素材を使った食事処、昔ながらの甘味、小物・雑貨・アクセサリーなどのお土産屋などが集まるレトロな雰囲気の横丁です。台風の余波、早朝だったので閑散としています。
やすらぎ湯の坪横丁 | 散策路に設けられた癒しのベンチ |
ゆふいん鉄鍋火屋のジャム | ゆふいん創作館の雑貨 |
湯平温泉は、隣接する由布院温泉よりも歴史は古く、戦前は別府温泉に次ぐ、九州で第2位の入湯客を誇る温泉地として知られていました。
湯平温泉の温泉街、石畳通り一番奥にある金の湯、その途中の中の湯、入口付近の銀の湯、無人の共同温泉で、代金は箱の中に入れるがおつりは無い。
一番歴史の古い金の湯 | 足湯、飲泉所のある銀の湯 |
男女日替わりの中の湯 | 中の湯の浴室 |
もう一か所入る温泉は竹田市にある、世界有数の炭酸泉温泉地として有名な長湯温泉、一番炭酸ガス含有量の多い、通称 「ラムネ温泉」。
炭酸ガス含有量は1,380ppmで、入浴剤のバブの13倍に当たるそうです。
長湯温泉のシンボル・ガニ湯 | ユニークなデザインの「ラムネ温泉館」 |
温度が異なる3つの風呂が並ぶ内湯 | 泡付きが良いぬる湯の露天風呂 |
源泉温度が低いので時々熱い湯に入り、2時間ぐらい入るのが良いとか。もともとこの近辺に生まれた方が仕事の都合で東京に住み定年と同時にここに帰ってきた、だって温泉が好きだからって言われました。
何もしなくっても小さい気泡が一杯、拭っても拭っても取れません、この温泉にお砂糖を入れたら本当にラムネだそうです。
源泉かけ流し、このラムネ湯を飲みながら2時間ぐらいのんびりするのがコツだって。
荒城の月で有名な、岡城址にも気合を入れて登ってきました。階段の登り口には大きな壺の中に杖を用意してあり、また どんな割引もありませんと書いてありました。
忍者が口に咥えるような巻物を頂き、名曲、土井晩翠作詞・瀧廉太郎作曲による曲「荒城の月」を聞きながら小高い丘の上に・・・・・
かなり登ったところで下を覗くと奈落の底、昔の戦いはどのようにして??だって、直角の石垣を積んであり到底見る事は出来ない。 思わず後ずさり、木につかまって覗き、何故にこんな場所に城なの???
登城口から大手門跡へ | 大手門跡 |
西の丸東門跡、階段を登ると西の丸跡 | 西中仕切跡からみる高さ70mの三の丸高石垣 |
哀切をおびたメロディーと歌詞が特徴で、何故か悲しげでこの丘に登って見るとピッタリの曲でした。
瀧廉太郎さんの銅像は繊細な容姿素敵でした。・・・・・東京に生まれながら大分で少年時代を過ごし、東京芸術大学に進みドイツに留学、健康を害し23歳の若さで亡くなった彼は「荒城の月」や「花」の名曲を残して世を去ったのですねえ。もったいない。
高石垣から九重連山を望む | 二の丸跡と瀧廉太郎像 |
本丸跡と岡城天満神社 | 本丸跡から三の丸跡をみる |
チョット古いけど三橋美智也さんの歌う、55年前のヒット曲で格調高い 「古城 」 作詞:高橋掬太郎 作曲:細川潤一
♪♪ 松風騒ぐ 丘の上 、古城よ独り 何偲ぶ
栄華の夢を 胸に追い ああ 仰げば佗びし 天守閣
崩れしままの 石垣に 、哀れを誘う 病葉や
矢弾のあとの ここかしこ ああ 往古を語る 大手門 ♪♪
名曲と思っています。
この岡城を偲んで作られた曲と聞きミリオンセラー、13歳の私でも知っていたわよ、おもわず唄ってしまいました。 初めて来たのに何とも懐かしい思いです。
但見屋敷跡の石垣と賄方跡 | 近戸門跡、この先が七曲り |
七曲りを下って駐車場へ | 国道から本丸石垣をみる |
岡城址を後にして、豊後大野市緒方町にある原尻の滝に。水車の回る長閑な田園風景の中に突如、弓型の滝が現れます。さながら「東洋のナイアガラ」です。
滝見橋からみる幅120m、高さ20mの原尻の滝 | 滝横からみる原尻の滝、圧巻の大迫力ですね |
滝の下流の木造の吊り橋「滝見橋」から | 上流の遊歩道へ、滝の周囲をぐるっと一周できます |
豊後大野三重町の高台にある見晴らしのよい道の駅「みえ」へ。
ここは「江内戸の景」と呼ばれる豊後大野市屈指の景観が一望できるビュースポットで、翌朝の朝日が素晴らしかったです。
【10月7日 (火)】豊後大野〜臼杵〜津久見〜佐伯
国宝、臼杵石仏は凝灰岩の岸壁に刻まれた60余体の磨崖仏群で、平安時代から鎌倉時代にかけて彫られたと言われています。誰がどのような目的で造営したか今だ謎のようでロマンが広がります。
臼杵石仏案内マップ | 臼杵石仏参拝路入口 |
ホキ石仏第二群 | 石段を登って第一群へ |
臼杵石仏は、深田の里の里山の中腹に、ホキ石仏第二群、ホキ石仏第一群、山王山石仏群、古園石仏群の4群に分かれて彫られています。
ホキ石仏第一群 | 山王山石仏 |
山王山石仏からホキ石仏第二群をみる | 山王山石仏横の急な山道を上った所にある石造五輪塔 |
昔は、一番有名な古園石仏は首が落ちて台座に置いてありましたが、1995年(平成7年)の国宝指定(磨崖仏として日本初)の修理の時にきちんと直したそうです。
でも何となく下に置いてあった方が、顔は端正で気品に溢れ、表情も豊かに見えるわ。
古園石仏 | 遠くに見えるのが満月寺 |
大日如来(現在) | 大日如来(国宝指定以前) |
臼杵市中心部にある、大友宗麟が臼杵湾に突出た丹生島に築いた天然の要塞、臼杵城に足を延ばしたり、今は埋め立てで往時の面影はありませんが、臼杵公園として桜の名所になっています。
古橋口から見た臼杵城跡 | 断崖上に建つ畳櫓(現存) |
二の丸大門櫓(復元) | 大門櫓を抜けると二の丸跡 |
臼杵城の城下町、安土桃山時代から続く歴史ある商店街「八町大路」と、狭い路地に城下町特有の面影が残っている「二王座(におざ)歴史の道」を散策。
銀行も、タイムスリットしたような白壁商家建築で、町中で観光に力を入れているのでしょうね。
八町大路の街並み | 情報館 サーラ・デ・うすき |
旧稲葉家土蔵、現在は休憩所になっている | 二王座歴史の道の街並み、右は旧稲葉家の長屋門 |
石畳の坂道が続く一帯には高い石垣、武家屋敷の長屋門、白壁の商家や多くの寺院が軒を連ね、古き良き日本を見るようでノスタルジックな気分になります。
旧斉藤家屋敷、春日局が一時居住したそうだ | 左:旧片切家屋敷の高石垣 右:旧真光寺 |
旧真光寺正門、内部はお休処として開放されている | 落ち着いた雰囲気の中でセルフのお茶が味わえる |
立派な石垣等 見ては感想を述べ 「なんと・・・すばらしいわねえ」 話し合っていたところ、やはり土地に詳しい方が どうぞって、ご自宅を見せてくださったり、 有難い。
聞けば町のボランテイアの会長さんとか、ご自宅も200年以上経っている石垣が城の堀のように組み上げてある。
真光寺2階よりの眺め | 龍原寺三重塔 |
切通しの立派な石垣の上に建つ会長さんのご自宅 | ご自宅の庭から臼杵市街を一望する |
小室哲也さんの奥様のKEIKOさん、ご実家もこの近くで素晴らしい料亭のようです、また哲也さんも帽子を深くかぶり、ちょくちょく城跡でワンちゃん散歩をされているとか。
KEIKOさんの歌声聞きたいですね、早く回復されますように祈っています。
みかんで有名な津久見で15年ぶりに友人と合い、美味しい魚やさんでランチ、話は弾みますが時間制限あり。
マグロ丼とマグロ茶漬け丼の2種類の食感が楽しめるリューキュー丼。ニンニク醤油の味付けで、最後はわさびを入れてお茶漬けに。
まぐろ料理専門店「浜茶屋」 | 伝統の魚師飯「リューキュー丼」 |
佐伯にも足をのばし「歴史と文学の道」を散策、大分県は大名屋敷や時代の名残を感じる場所が沢山あり、楽しい。
歴史と文学の道案内マップ | 佐伯城三の丸櫓門 |
薬医門 | 白壁の土塀が続く |
佐伯城跡の城山から毛利家の菩提寺養賢寺までの、山際通り700mは、白壁の土塀や、独歩が寄寓していた坂本邸(国木田独歩館)、矢野龍渓生家跡などが建ち並び、文字通り「歴史と文学の道」です。
山際史跡広場(山中屋敷跡) | 茶室汲心亭と安井(井戸) |
国木田独歩館 | 毛利家菩提寺養賢寺前の松 |
佐伯市の国道10号沿線の道の駅「やよい」、イスラエルの塩の湖「死海」から取り寄せた塩を使い、海水の10倍の塩分濃度で、浮遊体験を楽しめる「死海の湯」。
温浴施設 やよいの湯 | 死海の湯 |
ゆっくりと腰を落とし、お尻を底に着けようとすると・・プカリ、全身が浮かびます。 手足を大の字に伸ばしても、プカプカゆらゆらと水面を漂うままです。