2014年11月29日Sat

8年260日 西日本周遊の車旅(南九州編)


東海京滋編横浜〜清水〜駿河〜藤枝*〜静岡〜島田〜御前崎〜浜名湖*〜豊川〜犬山〜揖斐川*〜長浜〜安土〜京都〜相生*
山陽編備前〜岡山〜吉備〜笠岡*〜豊平*〜広島〜柳井〜防府〜宇部*〜下関〜門司〜大任町*
北九州編平尾台〜飯塚〜日田〜山国町*〜耶馬渓〜中津〜上毛町*〜宇佐〜豊後高田〜国東*
東九州編別府*〜湯布院*〜湯平〜長湯〜竹田〜豊後大野*〜臼杵〜津久見〜佐伯*
南九州編日向〜青島*〜日南〜飫肥〜都井岬〜財部町*〜都城〜国分〜鹿児島*〜知覧〜霧島〜白鳥
西九州編人吉〜五木*〜山鹿〜嬉野〜武雄*〜有田〜西海*〜佐世保〜平戸*〜伊万里〜唐津〜宗像*
山陰編下関〜長門〜湯本〜萩*〜山口〜津和野*〜温泉津〜但馬*
京都南信編竹田城〜洛西〜瀬戸*〜信州平谷〜遠山郷*〜駒ヶ根〜茅野〜八王子〜横浜


2014九州旅行.jpg今回の旅、横浜から西日本一周、東海京滋、山陽、九州、山陰、南信州と、高速道路は使用せず下の道を5,000km走りました。 ガソリンは450リットル使用。
旅行ルート詳細をグーグルマップでご覧になれます


【10月8日 (水)】佐伯〜日向〜青島

たまたま隣りに止まった車が所沢ナンバー、声掛けしたら2か月間かけて西日本一周をしていらっしゃるご夫妻から色んな情報を教えてもらう。

これから宮崎入りです。日向・日南海岸、ちょっと前までは新婚旅行のメッカ地だったそうで、南国情緒たっぷりです。
最初は、日向岬にある絶景スポット「馬ヶ背」。西の”東尋坊”と言われ、なかなかの絶景、自然の驚異です。

2014九州旅行400.jpg
日向岬ウォーキングマップ
2014九州旅行401.jpg
馬ヶ背茶屋とへべすソフト
2014九州旅行402.jpg
一番のみどころ、馬ヶ背展望台
2014九州旅行403.jpg
絶壁に荒波がぶつかる様子は迫力満点

馬ヶ背から見る、日本一の高さ70mの切り立った岩、足がすくみます。

2014九州旅行404.jpg
岬の突端にある展望所
2014九州旅行405.jpg
そそり立つ柱状節理の絶壁
2014九州旅行406.jpg
雄大な太平洋とリアス式海岸が広がる

日向岬の展望公園に立つ細島灯台、馬ヶ背に続く遊歩道の途中に分岐する遊歩道があります。

2014九州旅行407.jpg
岬の展望所からみる灯台
2014九州旅行408.jpg
灯台から岬の展望所をみる
2014九州旅行409.jpg
細島灯台 鉄塔はビーコン局
2014九州旅行410.jpg
灯台の灯器

自然が創ったロマンチックな贈り物、「クルスの海」はその岩の形状が「叶う」という文字に見えることから、訪れると願いが叶うという言い伝えがあります。 どうなのかと思いますが・・・・

2014九州旅行411.jpg
クルスの海展望所
2014九州旅行412.jpg
願いが叶うクルスの鐘
2014九州旅行413.jpg
クルスの海(十文字)
2014九州旅行414.jpg
願いが”叶”いますように

2014九州旅行415.jpg青島・日南海岸の道路はとてもよく整備され、分離帯にも数十メートルの高さの宮崎の県木「フェニックス」が規則正しく植えてあり、それは素晴らしい。

鬼の洗濯岩は満ち潮で遠くまで見渡せなかったが、波をかぶった程度でも良く解り、本当に洗濯板を思い出しました。

2014九州旅行416.jpg
弥生橋を渡って青島へ
2014九州旅行417.jpg
満ち潮で波間から見え隠れ
2014九州旅行418.jpg
鬼の洗濯板
2014九州旅行419.jpg
鬼の洗濯板を後ろから

「海幸彦・山幸彦」神話で知られる青島神社もお詣り、天の平瓮(かわらけを投げる占い)、賽の目神事(さいころ占い)、真砂願貝(貝占い)、真砂の貝文(貝願掛け)、海神の祓(願い符水願掛け)など種々の占いや願掛け、おもくじがあり、パワースポットのデパートのようです。

2014九州旅行420.jpg
参道の石灯籠と鳥居
2014九州旅行421.jpg
神社正面の狛犬
2014九州旅行422.jpg
神門と椰子の木 南国です
2014九州旅行423.jpg
朱塗りの鮮やで美しい拝殿

拝殿脇から絵馬のトンネルを抜け、ご神木ビロウ樹の繁る御成道を通り元宮へ。

2014九州旅行424.jpg
絵馬のトンネル
2014九州旅行425.jpg
元宮
2014九州旅行426.jpg
天の平瓮(あめのひらか)
2014九州旅行427.jpg
記帳中の国分太一さん

何やら人の輪が・・・ジャニーズ TOKIOのメンバー国分太一さんが、お宮の中での撮影、カメラを向けると優しそうなお姉さまが仕草で ×ですって。

日南海岸の入口「堀切峠」は、日南海岸の中でも有数の鬼の洗濯板が眼下に広がり、太平洋の澄んだ海を一望に眺むビュースポット。

2014九州旅行428.jpg
堀切峠フォトスポット
2014九州旅行429.jpg
堀切峠からの眺め(右)
2014九州旅行430.jpg
堀切峠からの眺め(左)
2014九州旅行431.jpg
潮が引くとこんな感じ

ルートイン・グランティア「あおしま太陽閣」の日帰り温泉を楽しみ、遅くまでメールの整理。
源泉かけ流し、露天風呂は日向灘の真上、太平洋の波の音も、風も本当に気持ちが良い。台風18号でかなりのダメージを受けたと聞きましたが、夕日が波間に沈む姿に見とれていました。

2014九州旅行432.jpg
あおしま太陽閣
2014九州旅行433.jpg
露天風呂

2014九州旅行434.jpg驚いたことに、今日は千葉ロッテの合宿で貸切状態、 ロビーで、夜間練習を終えた隣の席の選手の方達に挨拶はしましたが、野球は見ないので誰かも・・・・・でも良い所に来ました。


横浜には22日までに戻らないといけないので・・・焦っています。 今日は6時間、日南海岸を走り抜け、周る場所を少し減らさないと時間が足りないかも、と思いながらも、欲を出して目いっぱい観光しています。


【10月9日 (木)】青島〜日南〜飫肥〜都井岬〜財部町

道の駅フェニックスは、堀切峠から南へ約1kmにあり、 こちらも鬼の洗濯板と美しい海が見渡せる絶好のビュースポットです。

2014九州旅行435.jpg
展望ウッドデッキ
2014九州旅行436.jpg
デッキからの眺め(左)
2014九州旅行437.jpg
デッキからの眺め(右)
2014九州旅行438.jpg
潮が引くとこんな感じ

小雨の中を鵜戸神宮に参拝、途中から28度を超える最高の天気、太陽さんさん、痛いぐらいに浴びて紫外線対策に大わらわです。
岩壁をくり抜き、一番奥に神社ご祭神がある、不思議にがけ崩れなど一度も無く、怒涛の波に洗われる岩を見ながら神々が住むと言う言葉を信じる??思いでした。
朱塗りの神殿が青い海に映え、荒波や巨岩、奇岩などの風景が美しい。

2014九州旅行439.jpg
境内図
2014九州旅行440.jpg
神門と両脇の石灯籠
2014九州旅行441.jpg
朱色が美しい楼門
2014九州旅行442.jpg
玉橋 釘を一切用いない反橋

本殿は、岩山にぽっかり口を開いた洞窟の中。洞窟の奥には、トヨタマヒメが生まれたばかりの我が子、神武天皇の父・ウガヤフキアエズノミコトを置いて海に帰った時、残していったと伝えられる「お乳岩」がある。

2014九州旅行443.jpg
玉橋からの展望
2014九州旅行444.jpg
石段を下りると洞窟に本殿
2014九州旅行445.jpg
拝殿・弊殿・本殿一体の社
2014九州旅行446.jpg
本殿裏の岩窟

本殿前に行くと、崖下の亀の形をした大きな岩があるのが「亀石」。亀の背には小さなくぼみがあって、男は左手、女は右手で運玉を投げ、その中にうまく入ると願いごとが叶うという。

2014九州旅行447.jpg
お乳岩と滴り落ちるお乳水
2014九州旅行448.jpg
霊石亀石と運玉
2014九州旅行449.jpg
波に洗われて丸い奇岩
2014九州旅行450.jpg
石段の参道を登り戻ります

鵜戸神宮の海岸参道、鵜戸崎灯台の下に広がる鵜戸千畳敷奇岩(鬼の洗濯板)、今回は潮時に恵まれず、ここも鬼の洗濯板が見れなかった・・・。

2014九州旅行451.jpg
鵜戸千畳敷奇岩
2014九州旅行452.jpg
石燈籠のような鵜戸崎灯台
2014九州旅行453.jpg
千畳敷の鬼の洗濯板
2014九州旅行454.jpg
潮が引くとこんな感じ

日南フェニックスロードを10kmほど南下すると飫肥(おび)の町があります。
武家屋敷の門構え、風情ある石垣、漆喰塀が残る町並みなど「九州の小京都」と呼ばれています。

2014九州旅行455.jpg
飫肥城下町マップ
2014九州旅行456.jpg
駐車場前の城下町案内処
2014九州旅行457.jpg
大手門通り
2014九州旅行458.jpg
家老屋敷の豫章館(現存)

飫肥城跡の敷地内には現存建築物はなく、「歴史資料館」や「松尾の丸」が再建されています。

2014九州旅行459.jpg
大手門(復元)
2014九州旅行460.jpg
大手門から中の丸へ
2014九州旅行461.jpg
中の丸から松尾の丸へ
2014九州旅行462.jpg
松尾の丸御殿(復元)

大手門右手の武家屋敷通り(横馬場通り)には、武家屋敷、石垣や、飫肥藩の藩校「振徳堂」が残っており、特に小京都らしい趣が漂っています。

2014九州旅行463.jpg
武家屋敷通り
2014九州旅行464.jpg
旧伊東伝左衛門家の石垣
2014九州旅行465.jpg
旧伊東伝左衛門家長屋門
2014九州旅行466.jpg
主屋と庭園

日露講和条約の全権大使小村寿太郎が学んだ振徳堂、振徳堂を前にして立っていると、かつてここで学んだ幕末の若者たちの息づかいが感じられるようです。

2014九州旅行467.jpg
旧藩校振徳堂
2014九州旅行468.jpg
振徳堂内部
2014九州旅行469.jpg
小村記念館
2014九州旅行470.jpg
資料やビデオで生い立ちや業績を紹介

日南海岸の最南端に位置する都井岬、風光明媚で海岸の潮風も何とも気持ちが良い、ここには国の天然記念物に指定されている野生馬がいます。

都井岬灯台では、日本の灯台にとても詳しい女性が管理人として勤務し、お勉強を余儀なくさせられました。

2014九州旅行471.jpg
都井岬マップ
2014九州旅行472.jpg
都井岬灯台
2014九州旅行473.jpg
標高240mの断崖上に立つ白色の大型灯台
2014九州旅行474.jpg
第3等大型フレネルレンズ

2014九州旅行479.jpg大体男性の方が多く、その灯台については詳しいですが、有名な灯台、重要な役目をしている灯台についても、熱心に何時建設されたかまでを詳しく説明されます。

南国の木、ソテツに赤い実が付いているところを始めてみました。

2014九州旅行475.jpg
日南海岸の素晴しい景観や
2014九州旅行476.jpg
太平洋を一望できる
2014九州旅行477.jpg
灯台資料展示室
2014九州旅行478.jpg
灯台レンズなど多数展示

灯台を後にし都井岬ビジターセンターに立ち寄り、野生馬には何処で会えるの??とホテル駐車場でマップを見てたら、突如現れた3頭の御崎馬、
水槽の水を飲みに来たようです。こんなに近くに野生馬がくるなんて、本当にビックリ。

2014九州旅行480.jpg
ビジターセンター馬の館
2014九州旅行481.jpg
突如現れた3頭の御崎馬
2014九州旅行482.jpg
車の前を悠然と歩いて行く
2014九州旅行483.jpg
水を飲みに来たようです

探せば峰の上にもいるではありませんか、きっと風と光のある山々で本当に延び延びと生きているのでしょう。

祖先は、2000年も前の縄文時代から弥生時代にかけて中国大陸から導入された蒙古馬が起源とされています。 ここは馬がヒーロー、主です。

2014九州旅行484.jpg
小松ヶ丘の峰の上に御崎馬
2014九州旅行485.jpg
こちらの峰にも
2014九州旅行486.jpg
望遠で寄ってみました
2014九州旅行487.jpg
ひたすら草を食べてます

都城の西、県境近くの財部温泉健康センターで日帰り温泉、道の駅「たからべ」へ、「還元活性水」なる美味しい名水を頂きました。

2014九州旅行488.jpg
温泉健康センターの夕焼け
2014九州旅行357.jpg
今夜は満月です


【10月10日 (金)】財部町〜都城〜国分〜鹿児島

昨夜入った財部温泉で、余計なお世話をしていたら、何と自分の忘れ物をしてしまい、「あれれ、何で無いの??」

だって、2か月ぐらいの赤ちゃんが動いて台から落ちそうになり、あわてて抱っこ、おまけにお腹が空いてるのでしょう、泣きながら指しゃぶり、思わずあやしてしまった。

まあ、そんなこんなで、すっかり洗面道具を忘れ、温泉が開くまで時間をつぶすことになり、早朝から日本の滝100選に入っている「関之尾の滝・甌穴」まで森のトレッキング、滝壺や、吊り橋の散策、良い思い出が出来ました。

2014九州旅行489.jpg
滝のえき駐車場
2014九州旅行490.jpg
関之尾の滝・甌穴マップ
2014九州旅行491.jpg
遊歩道から見る滝と吊り橋
2014九州旅行492.jpg
吊り橋からの眺め

関之尾の滝は、大滝、男滝、女滝の3つからなり、幅約40m、落差18mの大滝、男滝は北前用水路の余水吐き、女滝は取水口で明治時代に岩を掘ってつくられたもの。

上流には国の天然記念物「甌穴群」が連なり、その数は千数百にのぼり、世界にも類がないそうです。吊り橋上に立つと轟音が辺りに響いています。

2014九州旅行493.jpg
関之尾の滝(大滝)
2014九州旅行494.jpg
上流の天然記念物 甌穴群
2014九州旅行495.jpg
左:大滝と右:男滝
2014九州旅行496.jpg
下流奥まった所に女滝

9500年前の縄文時代の世界、国分「上野原縄文の森」に・・・重要文化財等の展示物、縄文時代にタイムスリットです。
上野原遺跡の発見は、「縄文文化は東日本で栄えて西日本では低調だった」という常識に疑問を呈する遺跡ともなったそうです。

「縄文の森展示館」は、上野原遺跡の重要文化財を中心に、鹿児島県内各地からみつかった土器や石器等の遺物を展示。「縄文シアター」やジオラマ、映像資料などで楽しみながら学習できます。
2階にはレストランやショップ,3階には上野原縄文の森全体を見渡すことのできる展望所があります。

2014九州旅行497.jpg
和紙ドーム(常設展示室入口)
2014九州旅行498.jpg
上野原縄文の世界(重要文化財)
2014九州旅行499.jpg
縄文シアター
2014九州旅行500.jpg
らせん階段とエレベータ

「復元集落」は、竪穴住居跡10軒をはじめ、調理用の施設だと考えられる集石遺構や連穴土抗など約9,500年前のムラを復元したエリアです。

2014九州旅行501.jpg
9,500年前の復元集落
2014九州旅行502.jpg
課外学習中の小学生
2014九州旅行503.jpg
竪穴住居
2014九州旅行504.jpg
竪穴住居内部

「遺跡保存館」は、国指定史跡の上にある半地下ドーム型の建物で、上野原遺跡の遺構の一部が保存されています。9,500年前の竪穴住居跡や集石・土坑などの状況を、発掘されたままの形で見学することができます。

2014九州旅行505.jpg
遺跡保存館
2014九州旅行506.jpg
遺跡保存館内部
2014九州旅行507.jpg
竪穴住居跡(十字)、集石遺構(住居左下)、連穴土坑(住居右上)
2014九州旅行508.jpg
9,500年前と確定できた桜島から噴出した「黄色の軽石」

「地層観察館」は、上野原の地層断面を観察するための地下式の建物です。国の重要文化財である7,500年前の土器や石器、9,500年前の竪穴住居跡など、上野原遺跡の時代を示す根拠となった火山灰層などの堆積の様子を直接見ることができます。

2014九州旅行509.jpg
地層観察館
2014九州旅行510.jpg
地層断面

2014九州旅行513.jpg海岸線を走り、いよいよ鹿児島市街、噴煙で見えない桜島を運転しながら横目に 「わ^^^^すごいわね、 火山よねえ^^^」 でも運転に集中で。
豚とろ天文館本店の 「鹿児島ラーメン」 旅行本るるぶに載っていた場所を聞きながら探し当て、やっと食事です。

さっぱり味の豚骨醤油ラーメンですが醤油が濃い、中の豚肉はトロッと入ります。サービス品の大根甘酢漬けが、あっさりして箸休めにもってこいでした。

2014九州旅行511.jpg
鹿児島ラーメン豚とろ天文館本店
2014九州旅行512.jpg
豚とろラーメン(750円)中太ストレート麺にチャーシュー・ネギ・キクラゲ

後は、天文館通りのそぞろ歩き、老舗和菓子の食べ比べ、もうお腹が弾けそうで何にもしないで座っていたい気分だった。 苦・し・い。

2014九州旅行514.jpg
天文館交差点
2014九州旅行515.jpg
天文館通アーケード街
2014九州旅行516.jpg
いづろ通り商店街
2014九州旅行517.jpg
いづろ交差点の「龍馬お龍と薩摩でひと休み」像

西郷隆盛の歴史にふれる城山に。
トテモ詳しい方がいろいろ歴史にまつわる話をして下さり、 「お詳しいですねえ、歴史がおすきですか??」 尋ねたところ、 「私は平日に、ボランテアで観光案内をしているのです」 って。
道理で詳しいはず、18??年にこのような事があり!!何ていとも簡単に言わる。
さ^^^^すがと思いました。
篤姫さんの実家や鹿児島にまつわる歴史のレクチャーを受けて、すっかり薩摩人に成り、初めて知る事実、ヤッパリ見聞を広げる事は良いことですわ。

2014九州旅行518.jpg
城山周辺案内図
2014九州旅行519.jpg
駐車場から展望台へ
2014九州旅行520.jpg
展望台に埋め込んである眺望確保マーク「眺望視点場」からの眺め、この位置からの眺望が一番美しい

城山を降り、西南戦争最後の司令部のあった「西郷隆盛洞窟」や、西郷が最後を遂げた「西郷隆盛終焉の地」を訪ね、鹿児島を後にしました。

2014九州旅行521.jpg
西郷隆盛洞窟
2014九州旅行522.jpg
この洞窟の中で最後の五日間を過ごす
2014九州旅行523.jpg
西郷隆盛終焉の地
2014九州旅行524.jpg
洞窟を出た所で銃弾を受けてここで自刃

2014九州旅行525.jpg錦江湾に面した、世界最大級の石油備蓄基地「喜入」の道の駅で車中泊、
温泉と1年中泳げる室内温水プールの2つの施設があって、錦江湾の向こうに浮かぶ桜島を眺めながら、温泉リゾートを楽しみます。


【10月11日 (土)】知覧〜霧島〜白鳥〜人吉〜五木村

今日は知覧を散策、
武家屋敷庭園通りの散策、重要文化財もあり、島津藩重臣の屋敷、庭園跡だそうです、余り類を見ませんが素朴で無駄の無い造園。

2014九州旅行526.jpg
武家屋敷庭園案内図
2014九州旅行527.jpg
駐車場から入園料取扱所へ
2014九州旅行528.jpg
入園料取扱所
2014九州旅行529.jpg
武家屋敷通り入口

薩摩の小京都と呼ばれる美しい町並みには、武家屋敷通りに面して7つの名勝庭園があります。

2014九州旅行530.jpg
@西郷恵一郎邸庭園
2014九州旅行531.jpg
庭園はこんな感じ
2014九州旅行532.jpg
枯山水庭園
2014九州旅行533.jpg
花に群がる綺麗な南国の蝶

知覧の武家屋敷は、門をくぐるとすぐ目隠し用の屏風岩に突き当たります。くねくね折れ曲がってやっと屋敷玄関につく感じでした。

2014九州旅行534.jpg
A平山克己邸庭園
2014九州旅行535.jpg
丸く柔らかな印象の庭園
2014九州旅行536.jpg
こちらも枯山水庭園
2014九州旅行537.jpg
武家屋敷通りから見た生垣
2014九州旅行538.jpg
B平山亮一邸庭園
2014九州旅行539.jpg
前面にサツキの大刈込み

武家屋敷通りのちょうど中間に稽古場跡という碑が建っていました。向かい側には、居住用の「おもて」と台所のある「なかえ」の2棟を小棟で連結した造りの知覧型二ツ家・・・知覧独特の民家だそうです。

2014九州旅行540.jpg
稽古場跡の碑と石敢当
2014九州旅行541.jpg
知覧型二ツ家

武家屋敷通りはAM10:00〜PM4:00の間歩行者天国になります。365日、これだけ長時間の車両通行止めは住民の方も生活には大変不便でしょうね・・・観光に懸ける意気込みが伝わってきます。

2014九州旅行542.jpg
C佐多美舟邸庭園
2014九州旅行543.jpg
知覧で最も豪華で広い庭園
2014九州旅行544.jpg
D佐多民子邸庭園
2014九州旅行545.jpg
休憩所も設けられている

最期に見た森家は、亀甲城の山麓を借景に取り入れた庭園は実に生活に密着し、家臣として威厳のある建物、末裔の方は今でもそこに住み、広い敷地でお茶の栽培をされています。

2014九州旅行546.jpg
武家屋敷通りの立派な生垣
2014九州旅行547.jpg
F森重堅邸庭園
2014九州旅行548.jpg
山麓を借景に取り入れた
2014九州旅行549.jpg
知覧唯一の池泉式庭園

武家屋敷通り周辺には、庭園だけではなく郷土料理の店やカフェもいくつかあります。
知覧型二ツ家である旧高城家住宅の無料公開もされており、郷土料理の店高城庵では二ツ家の中で、藩政時代からのお膳で食事ができます。

2014九州旅行550.jpg
旧高城家住宅(無料公開)
2014九州旅行551.jpg
居住用の「おもて」
2014九州旅行552.jpg
台所のある「なかえ」
2014九州旅行553.jpg
郷土料理高城庵入口

知覧は、太平洋戦争末期の沖縄戦で、陸軍特別攻撃隊の出撃地となった場所です。特攻平和観音前の道の両脇には慰霊のための沢山の石灯籠が並んでいました。

2014九州旅行554.jpg
慰霊のための石灯籠
2014九州旅行555.jpg
特攻平和観音
2014九州旅行556.jpg
出撃までの日々を過ごした三角兵舎
2014九州旅行557.jpg
空襲を避けるため半地下式になっている

知覧特攻平和会館では、当時の様子を映像で見ることができますが、何を思って志願し、若い命を散らしたのでしょう。
生き証人として有名だった食堂を経営していたお福おばあさんが語るには、その当時に一人だけ 「この戦争は負けだね」 と話した子がいたそうです。

2014九州旅行558.jpg
平和の鐘と慟哭!誓いの碑
2014九州旅行559.jpg
知覧特攻平和会館
2014九州旅行560.jpg
正面玄関
2014九州旅行561.jpg
館内案内図

若くして散って行った隊員の霊を祀ってあり、衣類やゼロ戦、ハヤブサ、遺品の品々、遺言状や母親にあてた手紙、在りし日の隊員たちの笑顔の写真、見るだけで涙が。

2014九州旅行562.jpg
ロビー、正面には「鎮魂の賦」が描かれている
2014九州旅行563.jpg
特攻隊員の英霊コーナー(写真:リーフレットより)
2014九州旅行564.jpg
「零戦」(実物)、損傷が激しく機体前部と主翼及び主脚のみ現存の状態
2014九州旅行565.jpg
戦闘機「隼」(映画の撮影に使用された実寸大精巧レプリカ)

鹿児島県霧島市の山間にある嘉例川(かれいがわ)駅は、国の登録有形文化財となっています。
嘉例川駅は、何とも素朴で明治36年開業、100年以上の歴史のある駅舎、風雪100年、九州で一番古い木造駅舎と書いてあり、よくぞま^^^残っていたと思いますが、昔の建築、建材の立派な事、感嘆詞を付けたいぐらいです。

NHK TV番組「鶴瓶の家族に乾杯」で放送されて、有名になったらしい。
駅構内も、待合室、駅長室も昔のまんまです。 日に焼けた木の肌が年輪を感じます。
ホームの中の長椅子は作り付けですが、枯れた木の肌が痛々しくもあり、またデ^^^ンとして、頑丈さに貫録もあり、さしずめ口が聞けたら 「お客さん、早く此処に座って下さいよ」 って促しているように見えるのが不思議。 存在感がありますね。

2014九州旅行566.jpg
JR肥薩線の嘉例川駅
2014九州旅行567.jpg
待合室の様子
2014九州旅行568.jpg
昔の雰囲気に浸っていると
2014九州旅行569.jpg
偶然にも列車が来ました

だって、特急列車はこの駅に5分間も観光目的で無く駅舎見学で停まるのですよ^^^^^
残念ながら、特急「はやとの風」 は見ることができませんでしたがローカル列車は見ました。
ちらほらと乗客が降りますが無人駅ですから静かなものです。
小ざっぱりときれいに掃除もされているし、地元の人達は観光目玉としても大いに盛り上がっている。熱が

2014九州旅行570.jpg
旧待合室の再現も
2014九州旅行571.jpg
古い駅標や昔の機材
2014九州旅行572.jpg
鶴瓶の家族に乾杯のパネル
2014九州旅行573.jpg
薩摩イモの天ぷら「ガネ」

サツマイモの天ぷら・・「ガネ」って、一個50円、食べましたがとても素朴でおいしかったわ、嘉例川駅で叔父さまが朝から売っているそうですが、最後の残り一個を食べたのですよ。


寺田屋事件で深い傷を負った坂本龍馬が西郷隆盛から奨められて、妻のお龍さんと新婚旅行で霧島に訪れた際、湯治に来ていた塩浸温泉、

2014九州旅行574.jpg
塩浸温泉龍馬公園
2014九州旅行575.jpg
坂本龍馬・お龍新婚湯治碑
2014九州旅行576.jpg
龍馬とお龍が滝や神社を散策した散歩道「龍の背坂」
2014九州旅行577.jpg
龍馬とお龍の縁結びの足湯

公園内には、温泉施設、資料館などがあり、石垣下の川沿いには龍馬が入ったとされる湯船が。

2014九州旅行578.jpg
資料館・温泉受付
2014九州旅行579.jpg
塩浸温泉鶴の湯
2014九州旅行580.jpg
鶴の湯浴室
2014九州旅行581.jpg
龍馬が入ったとされる湯船

塩浸温泉からえびの高原へと向かう途中、霧島・硫黄谷温泉近くの道路沿いに湯煙を噴出している地帯があります。

2014九州旅行582.jpg
硫黄谷噴気地帯駐車場
2014九州旅行583.jpg
熱水、熱気が噴出している

白鳥温泉にも入ってきました。
西郷隆盛も来たといわれる人里離れた温泉地、えびの市が一望できる眺めのよい高台にあります。

2014九州旅行584.jpg
白鳥温泉 上湯
2014九州旅行585.jpg
上湯からの眺望
2014九州旅行586.jpg
白鳥茶屋 食堂・売店
2014九州旅行587.jpg
セルフの温泉たまご体験

隣の白鳥茶屋で卵を買い、蒸籠蒸しは、わずか5分で半熟卵の出来上がり、100度の蒸気、あっとの間ですが蒸籠を外すだけでも火傷を負いそうです。

酸性湯だそうで、傷があれば少しピリピリする、つまり殺菌効果があるのですね。

2014九州旅行588.jpg
見晴らしの良い露天風呂
2014九州旅行589.jpg
歴史を感じさせる内湯
2014九州旅行590.jpg
蒸し湯は温泉の山側の裏手にある
2014九州旅行591.jpg
天然の蒸気を利用した地獄の蒸し風呂
posted by ほがらかさん at 13:24 | Comment(2) | 国内旅行 西日本周遊の車旅
この記事へのコメント
先日、検診に行ってきました。行く前までは、何せ外からは見えないので、悪くなってたらと思ったりしてましたが、ぜんぜん磨り減ってなく安心しました。
Posted by 夏みかん at 2014年11月29日 16:41
夏みかん様

良かったですね、何も無いのが一番、またあったら困ります。

確かに傷や具合が中からしか見えないものねえ、
外のどこかを押せばすぐわかるような方法があれば一番うれしいけど。

これから寒く雪や氷です、気を付けて元気胃に冬を過ごしてくださいね。
Posted by ほがらか at 2014年11月29日 22:53
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
※半角英数字のみのコメントは投稿できません。