(散策ルートをグーグルマップでご覧になれます)
富士山と丹沢の山並み | |
金沢シーサイドライン | 海の公園柴口駅の案内標識 |
金沢シーサイドラインで無人駅の海の公園駅、山側に金沢文庫・称名寺、海側に海の公園、綺麗に管理されている。
称名寺は、横浜金沢区にある真言律宗別格本山の寺院で、創建時期については確実なことは判っていませんが、1258年(正嘉2年)北条実時が六浦荘金沢の居館内に建てた持仏堂(阿弥陀堂)がその起源とされています。
称名寺の浄土式庭園 | 境内マップ |
金沢北条氏の菩提寺で、境内は国の史跡に指定され、赤門、仁王門、金堂、釈迦堂などがあります。
質朴な赤塗りの赤門をくぐると、石畳の参道がつづき、やがて丘陵を借景にした、関東でも数少ない広大な浄土式庭園がひろがります。
朱塗りの赤門(惣門)の先に参道が続く | 桜並木の石畳参道の突き当りには仁王門 |
参道途中にある横浜市最古の建造物、光明院の表門 | 仁王門と大ケヤキ、高さ4mの仁王像は関東最大 |
仁王門を入ると、目の前に阿字ヶ池が広がり、そこに中之島を挟んで反橋から平橋と架かり、その向こうが金堂という典型的な浄土式庭園で、奥州平泉毛越寺の伽藍配置を思わせます。
境内には樹齢800年を超えるイチョウなどの名古木があり、四季折々の風情が楽しめます。
歌川広重が描いた金沢八景のひとつ「称名の晩鐘」はここの鐘楼。
庭園の反橋と池のほとりの三本の大イチョウ | 阿字ヶ池と一直線に並ぶ反橋・平橋・金堂が美しい |
本堂の前にある鐘楼と梵鐘(重文)「称名の晩鐘」 | 阿字ヶ池越しにみる平橋・反橋・仁王門 |
住職さんの話しでは一度も火災の被害はなく、約700年ぐらい前に建立されたらしいが350年前に一度立て替えてあるとの事、でもねえ、風雪に耐えているお堂は木も所々穴が開いている??でもいい味を出していいる木です。
金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山)を背に建つ金堂 | 金堂内陣、本尊:木造弥勒菩薩立像(重文) |
金堂右に建つ茅葺き屋根の釈迦堂、風情満点です | 釈迦堂内陣、本尊:木造釈迦如来立像(重文) |
参道のお店も寂しいかんじです、池には沢山の亀や鯉がいて、それに水鳥に交じって黒サギが一羽だけ、目立ちましたわ・・・水面を見ているだけでも飽きない。
称名寺の隣にある横浜でも歴史のある博物館と図書館が一体化した金沢文庫まで足を延ばしましたが、昨年12月14日、討ち入の日以来休館、再開は今月末日頃の予定だとか・・・・・・残念。
境内から金沢文庫に続くトンネル | 鎌倉中世の歴史博物館「県立金沢文庫」 |
赤門近くに咲いてた河津桜 | 称名寺の門前にある薬王寺 |
金沢文庫の説明では、北条氏滅亡後は、菩提寺の称名寺に文庫の管理がゆだねられたが、寺運の衰退とともに蔵書も次第に散逸したそうです。
中でも徳川家康や前田綱紀の持ち出した数はかなりなものだと言われています。
【敬老パスルート】
上大岡駅→(市営64)→磯子駅前→(京急4)→聖天橋/新杉田駅→(シーサイドライン)→海の公園柴口→(徒歩)→称名寺→(徒歩)→寺町バス停→(京急4)→磯子駅前→(市営64)→上大岡駅