2016年03月24日Thu

03/24 桜を求めて大倉山へ

神出鬼没って言葉がぴったりな、ふら^^り、ふら^^り楽しいですねえ。
散策ルートをグーグルマップでご覧になれます

以前から気になっていた大倉山記念館に。 梅林など公園も楽しめるし、桜が少し咲き始めたところです。
急な坂をふーふー言いながら登り切った場所に有るのですがそこまでが辛い。傾斜何十度??って思うぐらい。

三溪園と同じで、事業で成功された 大倉 邦彦氏が寄贈された建物です。
横浜市指定有形文化財に指定されている現在の建物は、大倉精神文化研究所の本館として竣工されました。
主な見所は、建築模様や蔵書、貴重な図書らしい。 図書館も兼ねて貸し出しもあります。

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大倉山記念館
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散策マップ
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(左)道標の彫刻 不滅への飛翔、(右)大倉山公園入口
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(左)記念館坂、(右上)記念館入口、(右下)記念館説明板

大倉山駅の改札を出てすぐ右の、線路沿いの大倉山記念館に向かう急な坂道(かなりの勾配)を暫く登っていきます。
アテネ市(エルム通りがある)との姉妹提携を記念し1992年(平成4年)に大倉山公園への道標として建てられた「不滅への飛翔」が目印です。

丘上に大倉山公園があり、緑色の木々に囲まれる様に大倉山記念館が建っています。
建物の正面は本当に何処かの彫刻を思い出すよう、それに、玄関に立つ4本のポールは何処かシカゴ美術館を思い出しました。厳かな気分になります、

正面入口から中へ入って、まずはじめに目に飛び込んできたのは、石造りの階段。そしてその先には威厳のある装飾に囲まれた扉。とてもホールへの扉とは思えません。

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クレタ・ミケーネ様式の列柱と装飾が随所にみられる
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エントランスホール、扉の奥はコンサートホール
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コンサートホール(写真:公式HPより)
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吹抜け天井の列柱、獅子と鷲の彫刻、回廊を見上げる

大倉山記念館は、ホール、会議室、ギャラリー、図書館などを備えた80年以上の歴史を誇る建造物で、コンサートや写真展などがよく行われています。
様々なドラマ・映画などのロケ地としても有名で、でも残念ながら、8月から始まる WOWWOW のドラマの撮影で、ホールや会議室の中は見学できませんでした。 

撮影隊の方に聞くと題名はまだ決まっていないので申し上げられないとか、でもね、ドラマの撮影にも何十人も必要なのですねえ、、機材やら、場所やら、アングル等の指示、
見ているだけで 「ドラマが出来るまでは大変な労力ね」 でもそれがヒットするかどうかは視聴者によるのも大変です。

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大倉精神文化研究所附属図書館
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図書室の書庫は、開架式で自由に見るとこができます
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ギャラリー
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ギャラリー内部

外観や装飾様式は、ギリシャ文明よりさらに古いクレタ・ミケーネ様式(プレ・ヘレニック様式)というそうで、円柱の上部が太く下部が細くなっているのが一番の特徴です。
あらゆる場所にこの特徴が見て取れます。

中央館の地下には、大倉邦彦が建物の建立に込めた思いを印した「留魂碑(りゅうこんひ)」が地中9mの深さに埋められています。

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階段側面のクレタ・ミケーネ様式の彫刻
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第1会議室内部
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地下ホールと会議室廊下
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地下中央階段裏の留魂礎碑

当時で総費用は約70万円、現在なら数十億円に相当する。 個人の建物で初めてですねえ、気が遠くなるわ^^^^^^。
個人的に一度だけ25年前、知り合いの不動産屋さんが家だけで10億する家を見に行きますか??って、恐れ多くも持ち主さんと親しいのだそうで見学させていただきました。
当時、財を成した方だそうでそれはそれは、立派、御屋敷の門はエッチング、玄関までのたたきは御影石、眩しかったですわ、自家用車は外車ばかり、ベンツからBMW,
ベントーレまで7台ありました。 派手な車は無くシックだった記憶があります。
どなたさまがお使いに成るのでしょうか??だって、ご家族は3人と聞きました。

ご主人、奥様のそれぞれの応接間、日本庭園と洋風な薔薇の咲き誇っているイングリッシュ・ガーデン、素敵な家具、何と言ってもキッチンには、特に目を見張りました。
ダニエルの家具に40名用のパーテイが出来るウエッジウッドの食器、ずら^^^^とそれは立派でした。 お客様の時はホテルからシェフがやってきて作るとか。
別にあるダイニングルームは、調度品も含めて重厚で厳か、そして温かい感じでした。 

しかし、奥様は奢ったところが無い、真っ白いレースのエプロンで迎えて下さり大変恐縮したものです。
これぞ御屋敷って感じでした。 は^^^と溜息でしたが、全員住込みのお手伝いさんや、庭師、書生さん達の丁寧なご挨拶にも感激でした。
前の日がお嬢様の結納とかで床の間には、横山大観の赤富士の絵の下にうず高く積まれていました。

たまにお宅の前を通ることも有り 「皆さまお元気かしら??」 って気になりますが、呼び鈴をピンポ^^^^ンは出来ませんわ。


大倉山公園は梅林で有名ですが、公園の周囲には桜の木も植えられています。記念館の横の道を進み、梅林に向かいます。

東京は3/21、横浜は今日3/23に桜の開花宣言がだされましたが、公園内の桜もほころび始めていました。

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記念館前庭広場
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大倉山公園梅林
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梅林内の桜並木
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ほころび始めた桜

駅前商店街の大倉山エルム通りは、街のシンボルの「大倉山記念館」をイメージして、ギリシャ風の白い外壁のおしゃれな建物がずらっと立ち並びます。

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坂道を下って大倉山駅へ戻ります
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電柱もない美しい佇まいの大倉山エルム通り
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記念館の意匠とイメージで統一した街並み
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白いギリシャ風の外壁の重厚な佇まいが美しい

帰りは遠回りして、 大倉山から新横浜「イケア」 まで、 ここにしか売っていないタオルも手に入れてルンルンで帰宅。
平日なのに人混みで迷子になりそう、また広い店内も何処を通れば出口なのか、大変でした。

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【敬老パスルート】
新羽駅→(市営41)→大倉山駅前→大倉山記念館→梅林→エルム通り→大倉山駅前→(市営41)→新開橋バス停→IKEA→(シャトルバス)→新横浜駅

posted by ほがらかさん at 23:32 | Comment(0) | .レジャー 敬老パスの旅
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