旅行記(1) (549km) | マドリード〜古都トレド(世界遺産)〜ラ・マンチャ地方〜グラナダ(世界遺産) |
旅行記(2) (203km) | アルハンブラ宮殿(世界遺産)〜太陽の海岸(コスタデルソル)〜マラガ〜ミハス |
旅行記(3) (393km) | アルヘシラス〜タリファ岬〜ヘレス〜セビリア(世界遺産) |
旅行記(4) (581km) | ポルトガル国境〜エヴォラ歴史地区(世界遺産)〜ロカ岬〜リスボン(世界遺産) |
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駆け足で、スペイン、ポルトガルを回ってきました。
5泊8日間ですが、ドバイ経由マドリード 帰りはリスボンからドバイ経由成田です。
【4日目 12/3日(日)】アルハンブラ宮殿〜太陽の海岸「コスタデルソル」(マラガ〜ミハス)(203km)
早朝からアルハンブラ宮殿の見学
アルハンブラ宮殿には、大きく分けて「ナスル朝宮殿」「アルカサバ」「ヘネラリーフェ離宮」という三つの見どころがあります。2時間の間歩いた歩数は1万以上、山坂、山坂を登ったり下りたりもうぐったりでした。
チケット売り場のあるメインエントランスから入場し、案内板に従ってカルロス5世宮殿の方向へ歩いていきます。するとサンタ・マリア教会が見えてきます。
メインエントランス | アルハンブラ散策マップ |
案内に沿って散策路を歩く | サンタ・マリア教会 |
「カルロス5世宮殿」
外観は綺麗な正方形をしていますが、内部は円形の中庭をたくさんの列柱が取り囲む構造になっています。
カルロス5世宮殿 | 円形の中庭 |
ルネサンス様式の宮殿 | たくさんの列柱が取り囲む |
馬蹄形アーチのワインの門(葡萄酒の門)からアルカサバ前の広場を通り、アルハンブラ宮殿で一番の見どころである「ナスル朝宮殿」に入ります。
「ナスル朝宮殿」
「メスアール宮」「コマレス宮」「ライオン宮」の三つに分かれています。
タイルが素敵で幾何学模様、花模様、寄木もどこか箱根の寄木に似ているが重みが違いますね、
白い壁は漆喰、1400年に築城されてからタイルの色は褪せていない、日中は40度を超す暑さをしのぐためにあちこちに 天然のエアーコン変わりの役目をする柱の中や、部屋にシエラネバダ山脈、ピレネー山脈からの雪解け水が常に流れている工夫がしてあります。
「メスアール宮」
入ると一番最初に、メスアール宮で最も重要なメスアールの間があります。
ワインの門(葡萄酒の門) | アルカサバとその前の広場 |
入口でチケットチェック | メスアールの間 |
メスアールの間はアルハンブラ宮殿に現存する建物の中で最も古く、壁は色とりどりのモザイクタイルで装飾され、壁には非常に細かい透かし彫り装飾が施されています。
壁は色とりどりのモザイクタイル | 細かい模様の木組み天井 |
非常に細かい透かし彫り装飾 | 四方を建物に囲まれた大理石床のメスアールの中庭 |
「コマレス宮」
メスアールの間の奥には、アルハンブラ宮殿を代表する光景、建物が水面に鏡写しになっている有名な「アラヤネスの中庭」、高さ約50mの「コマレスの塔」、宮殿の中で最も広い部屋「大使の間」と続きます。
ギターの荘村清志さんがコンサートの合間に、アルハンブラはいつもサラサラと水が流れているんですって話をされましたが本当にそうでした、何処を見てもたくさん水の流れる道は作ってあり、部屋を拭って噴水池に流れるのは素敵です。
ギターの名曲、「アルハンブラの思い出」 は常に水が流れている音をトレモノ奏法で表しているそうです。
「アラヤネスの中庭」と「コマレスの塔」 | 反対側、後方はカルロス5世宮殿 |
水面に映るコマレスの塔 | 池に流れ込む噴水 |
大使の間は、王が外国の使節と会見するときに使われた部屋、コマレスとは大使という意味だそうです。
天井まで漆喰細工が施された大広間「大使の間」 | 透かし彫りの木漏れ日が美しい |
建設当時のオリジナルのタイルのため立ち入り禁止 | 沢山の星がぎっしりと描かれ満天の星空のよう |
「ライオン宮」
ライオン宮はかつての王の居住スペースで、男子禁制のハーレムだった場所です。
ライオンの中庭を取り囲むようにして「アベンセラヘスの間」「諸王の間」「二姉妹の間」という三つの部屋があります。
ライオン宮の「ライオンの中庭」 | 12頭のライオン像が水盤を支える噴水 |
アベンセラヘスの間のモザイクタイル | アベンセラヘスの間の星型の天井 |
一番の見どころは天井です。星型の天井は「ムカルナス(鍾乳石状装飾)」と言われる鐘乳石をイメージした装飾でびっしりと覆われています。
諸王の間 | 諸王の間のムカルナス天井 |
二姉妹の間 | 二姉妹の間バルコニーのステンドグラスの天井 |
二姉妹の間の奥の階段を2階に上がり、見晴らしの良い渡り廊下からは、アルバイシン地区(世界遺産)の白い街並みや「リンダラハの中庭」を眺めます。
渡り廊下からアルバイシン地区の白い街並みを眺める | |
幾何学模様に整備されたリンダラハの中庭 | ナスル朝宮殿の見学を終え出口へ |
これでナスル朝宮殿の見学を終わり、最後に、アルハンブラ宮殿の最も北側にあるヘネラリーフェ離宮を見学します。ナスル朝宮殿からは歩いて10〜15分ほどかかります。
しばらく歩くと、貴婦人の塔やパルタル庭園が見えてきます。さらに散策路を進んで行きます。
貴婦人の塔 | パルタル庭園 |
散策路途中の庭園 | 散策路からヘネラリーフェ離宮を望む |
離宮エリアに入ると、野外劇場が見えてきます。糸杉のアーチの入口をくぐると、離宮の建物までの間には「下の庭園」と呼ばれる広大な庭園が続いています。
野外劇場 | 整備された下の庭園 |
美しく手入れされた糸杉の並木路 | 離宮入口で再びチケットチェック |
下の庭園が終わると離宮の入口となり、再びチケットチェックを受けて入場します。
「ヘネラリーフェ離宮」
この離宮は、たくさんの水路や噴水が設けられ、水をふんだんに使い「水の宮殿」とも呼ばれています。
「アセキアの中庭」
離宮の中心に位置するアセキア(堀割)のある中庭。正面は「王の間」と「見晴らしの塔」、堀の両側から常に水がアーチ状に噴出しているのが印象的です。
アセキアの中庭 | 王の間と見晴らしの塔 |
中庭からみた2階の回廊 | スルタナ(王妃)の中庭 |
中庭の周りには回廊が設けられ、アルハンブラ宮殿やアルバイシン地区の白い街並みの絶景を望めます。
アセキアの中庭の隣には、スルタナ(王妃)の糸杉の中庭があります。
中庭に面して延びるアーチの美しい回廊 | 緑のトンネルを通って出口に |
最後に緑のトンネルを通って出口に向かいます。これでアルハンブラ宮殿の見学は全て終了です。
街全体がベージュ色に見え、またライトアップされた宮殿、真っ青な空、燦然と輝く太陽の下のアルハンブラを堪能しました。
グラナダにあるレストランPaco Martinへ、昼食のメインはオックステールスープ
ランチはビール一口で終わり、疲れましたわ^^^^^
レストランPaco Martin | オックステールスープ |
「マラガ」
ピカソ生誕の地マラガ経由、太陽の海岸 「コスタデルソル」 フロリダのフェニックス通りを思い出す、南国豊かな木々、芭蕉や極楽鳥の花、大木のブーゲンビリア、たわわに花弁を付けている。
古いカテドラルも素敵ですが何と市庁がお城です。 キャッスルですよ^^^美しく整っている大きな建物なので掃除が大変ではありませんか。
お掃除なら任せて、ボランテアに行きますのでお城に泊めて下さ^^^^い。
マラガ市庁舎 | マラガ散策マップ |
高台の上にそびえる城塞 | 高台からみる市庁舎 |
マラガのシンボル、エンカルナシオン大聖堂へ、その後は自由行動で市庁舎に集合。
アルカサバ(城塞) | ヒブラルファロ城入口 |
観光客で賑うシステル通り | エンカルナシオン大聖堂 |
バルで一休み、カフェ・ラテを注文したら、ま^^^^コーヒーが冷めるじゃないって思うぐらいふわふわの生クリームが山のように乗っかっている、カロリー高いけど 美・味・し・い。
大聖堂近くの広場に立つ大木のブーゲンビリア | 広場にあるカフェテリア EL JARDIN |
カウンター席でバル初経験 | 山盛りの生クリームのラテ |
「ミハス」
「コスタ・デル・ソル」は、太陽海岸と呼ばれるスペインでも有数の高級リゾート地で、全長約350kmにも及ぶ地中海沿岸地域、
その中でもっとも有名な“白い村”が「ミハス」です。
ミハスホテルは、100年以上経ている歴史のある★★★★で、ミハスの白いイメージに溶け込んだオシャレなリゾートホテル、
段々畑のような作りですが趣のある素敵なホテルでした。
日本で言えばたぶん熱海のてっぺんに位置するぐらいの場所から覗くような景色です。
白い壁の街並みが美しい | ホテル ミハス |
ロビー | テラスから眺める夜景 |
「ラ ペーニャ聖母礼拝堂」
チェックイン後小雨の中、徒歩でミハス観光に出発です。
岩山を彫って造られた洞窟礼拝堂で、ミハスの守護聖女ビルヘン・デッラ・ペーニャが祀られています。
見晴らし台からは、真っ青な空と白い街並みが見れるはずでしたが、今日は小雨模様、残念です。
ラ ペーニャ聖母礼拝堂 | 礼拝堂の祭壇 |
コンパス展望台からのミハス村の眺め |
「ワイン博物館」
サン・セバスチャン通りにあり、マラガのブドウで作ったドライな白ワインとマスカットワイン、そしてペドロヒメネスという干しぶどうみたいに甘いワインの三種類のワインが試飲できます。
美味しかったので赤、白、デザートと3種類全部お土産に求める。
値段交渉して、お手頃になったので嬉しかった、でもね、ソムリエが 「どこの国??」 って聞くので日本と答えたら、舌打ちされました。 やったじゃない??
ワイン博物館 | まずはワインの説明 |
三種類のワインの試飲 | 試飲ワインの売店 |
ワイン試飲の後はホテル夕食まで自由時間、ミハスの白い家並みを楽しみながらのショッピング、ガイドさんお勧めのお店を探索です。
村には日本語の看板も | 真っ白い壁と小さな坂道 |
ノボ(Novo) | 無添加石鹸の店 |
ミハスの村には、日本人が好む可愛い雑貨屋さんがいっぱい!
体に優しい無添加の石鹸があるお店や、ペンダントなどに押し花を閉じ込めた個性的なお店、Tシャツで有名なお店などたくさん点在しています。
アマポーラ(Amapola) | 押し花のアクセサリー店 |
エニェ(Ene) | Tシャツで有名な店 |
夜のミハス散策、遅くまで開いてるミニスーパーもありました。
夜のミハス | ペーニャ広場 |
ミニスーパー | チーズと生ハムをゲット |