2017年02月28日Tue

02/28 イタリア見聞録 (ベネチア編)

2017イタリア見聞録2.jpgイタリア 5都市「ヴェローナ」「ベネチア」「ピサ」「フィレンツェ」「ローマ」周遊(日程表)、羽田発着ドバイ経由ミラノ着/ローマ発の5泊8日の強行軍ですが、世界遺産を一通り楽しんできました。
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【3日目 02/14日(火)】ベネチア(世界遺産)(147km)

9時にはベネチア(ベニス)へ、
今日は、一日ベネチア観光、行きたい場所も決めていた、スペインで仲良くなったガイドさんのお勧めで1720年にオープンした、「カフェ・フローリアン」 どんなに美味しいカフェ・ラッテが飲めるのか楽しみです。

ベネチア本島内は車両禁止なので、バスでリベルタ橋を渡り本島の駐車場にバスを止め、そこから水上バスで渡ります・・・・・海の風が心地よい。

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ベネチア地図
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ベネチア散策マップ
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水上バスに乗船
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水上バスの内部

水上からジューデッカ運河〜サン・マルコ運河を通り、サン・マルコ広場へ上がる玄関口の目印になっているサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂や、水面に浮かぶような美しさから「水辺の貴婦人」と称されるサンジョルジュ教会、 船から見ましたねえ、

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水上バスから見えるジューデッカ運河の景色
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サルーテ聖堂のドームとサンジョルジュ教会の鐘楼
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かつて灯台として使われていたサンマルコ寺院の鐘楼
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サンマルコ運河からみるサンマルコ広場周辺の景色

船着き場から西にあるドゥカーレ宮殿までは運河沿いの広い通りで、水上バスの船着場やゴンドラの係留場があり、陸側には高級ホテルが並んでいて、ベネチアの海の玄関口と言える所です。

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サンマルコ運河沿いの広い通り
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カーニバルの衣装を着た人たち
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運河のゴンドラ係留場
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対岸のサンジョルジュ教会と鐘楼

ドゥカーレ宮殿(総督府)はサン・マルコ広場に面し、宮殿内の裁判所と運河の向こう側の牢獄館が空中橋、ため息橋で結ばれています。
牢獄へ渡る囚人達が、橋の窓から街を見てこれが見納めなんだと、この世との別れを惜しんでため息をついたということから名付けられたとか、

広場の近くには1対の円柱が立ち、その上にはベネチアの象徴である有翼の獅子像と聖テオドロスの像が載っています。
昔はこの円柱の間に絞首台があったそうで、ベネチア人は不吉がって円柱の間を通らなかったそうです。

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ドゥカーレ宮殿と牢獄館
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その間を結ぶため息橋
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ヴェネツィア共和国の総督府ドゥカーレ宮殿
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運河側から見たサンマルコ広場と1対の円柱

サン・マルコ寺院は荘厳、日本では見る事が出来ない教会です、特にクリスチャンではありませんがひざまずきお祈りをしなくてはいけない心境です。

西暦828年、ベネチアの商人がアレキサンドリアから聖マルコの遺体を持ち帰りました、この聖マルコの遺体を祀るために建設されたのが「サン・マルコ寺院」です。
東ローマ帝国の影響を受けた、ビザンティン様式を代表する建物となっています。

内部も、モザイクがちりばめられた華麗な空間、金箔もふんだんに使われとにかくきらびやか。

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サンマルコ寺院(運河側)
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サンマルコ寺院(正面)
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寺院入口のフレスコ画 栄光のキリストと最後の審判
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金箔とモザイクがちりばめられた華麗な空間

これまでに何度か改築されたため、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス様式と様々な建築様式が取り入れられており、11世紀頃に現在の姿となりました。

ルネサンス様式のムーア人の時計塔は、ベネチアのライオンと王道12宮を描いた文字盤、夜空の星を表現した鮮やかな青いモザイクが印象的です。
塔の最上部には鐘を突く2人のブロンズ像があり、30分おきに鐘を鳴らして時間を知らせてくれます。

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ムーア人の時計塔、寺院横の行列は入場待ちの行列
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屋上のムーア人のブロンズ像が時報を鳴らします
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こんな所にも仮面屋さんが
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広場を囲むアーケード回廊

ムラーノのガラス工房 LAGUNA MURANO GLASS(ラグーナ・ムラノ・グラス)を見学、小運河がはりめぐらされた市街地の中を歩く、いたるところに小運河と橋が見られます。

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海側に先ほど見学したため息橋の白い姿が見える
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ムラーノのガラス工房 LAGUNA MURANO GLASS
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ベネチアアングラスについて日本語で説明
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ガラス細工の実演中、あっという間に出来上がり

デザインが古いかしらねえ、でも伝統工芸はデザインも変わらないのかも。
我が家にもベネチアンガラスの小物とムラーノの青が綺麗な花瓶があります。かなり気に入りなので今回はパス。

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きらびやかなショーケース
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色とりどりのワイングラス
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華麗な絵付けのガラス製品
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華麗なシャンデリア

シーフードレストランやピザ店、小物のショップが沢山並ぶ、サン・マルコ広場近くの細い通りにある、Ristorante Trovatore(リストランテ・トロヴァトーレ)で昼食、

ベネチア産の魚介類を使ったベネチア料理がいただけ、前菜にイカスミ スパゲティ、メインは海老とイカのフライでした。

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レストラン前の細い通り
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レストランTROVATORE
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店内の様子
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イカスミスパゲティと海老とイカのフライ

昼食後は夕方まで自由行動、サン・マルコ広場に向かいます。街には、ところどころで、このようなカーニバルの仮面を売る店が見られます。

ゴンドラや小船が無ければ移動は無理、べネチュアでは生活できませんね、レストランはトイレも無料ですが街中では1.5ユーロです。探すのも大変。

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革製品のお店
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アクセサリー、小物のお店
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カーニバルの仮面(ベネチアンマスク)を売るお店
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ゴンドラの乗り口、カーニバルの仮装をしたモデル

ゴンドラの乗り口、ここには18日から始まるベネチア・フェステバルの為にマスカレード(仮面)で変装し、衣装も中世と同じように着こなし・・・お子ちゃまも可愛い仮面と衣装でお姫様のようでした。

ベネチアの水祭りの始まる前でもフェステバルを見ているようでした。 住んでいる方もおしゃれで、沢山のワンちゃんも賢そうでしたわ、よく教育されていました。

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バルトロメーオ・コッレオーニ騎馬像
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街中は縦横無尽に水路が通っています
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ベネチアの斜塔(サンジョルジョ・デイ・グレーチ教会)
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サン・ジョヴァンニ・イン・ブラゴラ教会

さて、いよいよ 「カフェ・フローリア」 に参上、入口からとてもシックでフレスコ画も素晴らしい、日本人は我々だけでちょっと心配でしたがお店の奥に座りました。

何を注文するか先ずはメニュー、お品書の下にはなんと日本語も書いてあるから安心、 メニューを見て、カフェ・ラッテを注文。
スペインのバルで飲んだカフェ・ラッテをイメージしたのですが、お盆で運ばれてきたのはあれれ!! どうやって飲むんだ??

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1720年創業の伝統あるカフェ・フローリアン
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タキシード姿のカフェバトラーがサーブしてくれます
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アンティークな内装の店内
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シックで落ち着いた調度品

驚きました、繊細さはまずありません。  お盆の中には二人分のコーヒー、アツアツのコーヒーポットとやっぱりアツアツのミルク入れがあり、ポットは暑くて素手では持てなくてハンカチを用意。
火傷しそうでした、 思わず恭しく燕尾服を着たサーブの男性に聞きましたどうやって飲むの??

彼の顔はびっくりした感じで、「え!飲み方を知らないのか??田舎者だなーー」って顔がはっきり見えました。
こうやって入れるんですよってコーヒーとミルクを高いところからカップに注いでくれました、それぐらいは知っているワイと思ったのですがおかしくって言えなかった。 サプライでした。

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リッチな気分になれる分、少々お値段高め
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メニュー、カフェ・ラッテの発祥店として有名
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カフェ・ラッテとエスプレッソを注文
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カップ、砂糖、チョコ全てにカフェのエンブレム

1720年から継続している割にはサービスが悪い、でもコーヒーは素晴らしい香りと味でした。 実際は日本のホテルで飲んだほうが確実に気持ちが良い、ですがこれも経験。
チップ込みで大枚約20ユーロ(約3000円)お支払、たくさんの小物も売っていました。
日本のサービスは本当に素晴らしく、世界中から訪れる観光客が日本は大好き!!って言われるのが納得、再認識です。

サンマルコ広場を囲む新政庁舎のアーケードの回廊、由緒あるお店をウインドショッピング、
向かい側の回廊には、1775年創業のカッフェ・クアードリ (Caffè Quadri) があります。

超有名ブランド街、何処でもあるのですねえ。エルメスのワンピースが素敵でしたが手が出ません、それよりサイズがありませんよね。

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新行政館の回廊アーケド
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マルチャーナ図書館の入口
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超有名ブランド街
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サンマルコ寺院横の噴水

べネチュア本島を後に船で戻る時、海に沈む真っ赤な太陽は圧倒的な美しさでした。 どんな風に??朱塗りの真っ赤なお盆を数分間水平線に沈めるような・・・・・・・

そんな気分を味わっているとき一台のチャーター船、中国観光グループだったけど、思いっきりしぶきをあげて我々にアタック、窓が開いていたのでグループのお仲間さんは頭から海水を被った人も。  意気消沈、がっかりです。

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教会と鐘楼のシルエットが美しい
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海に沈む真っ赤な太陽

本土に渡る船の中で仰天ニュースが飛び込んできた、北朝鮮のキム・ジョンナム氏がマレーシア空港で女性二人暗殺されたって衝撃でした。
広いマレーシア空港でなんでまた??
キム氏は日本に入国したときは、偽名だったりしてどうかと思ったりしたのですが。
フランスでの記者の質問にきちんとしたフランス語で 「その質問は大変失礼ではありませんか?」 て、とても紳士的でしたがね。 
本来住むべき国を追われ難民のような生活はある意味でお気の毒、何の罪もないお子様たちが無事でありますように。

悪い事ばかりではなく、嬉しいことにホテルでデナーの後にデザートが出てくる時、レストランが突然停電で真っ暗びっくり仰天、どうしたの?って思っているとホテルの方たちがキャンドルをともし、

私の前で、何と ♪♪ハッピーバスデイ トゥーユー♪♪ グループの方も歌ってくださり心温まる演出にとても感謝、ケーキは柔らかく本当に美味しかったです。

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アントニーホテル メストレ
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夕食の魚料理
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突然のハッピー バースディ
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バースディ・デザート

ガイドさんの素敵な贈り物、ほがらかさん71歳ば・ん・ざ・い
posted by ほがらかさん at 20:15 | Comment(0) | 海外旅行 イタリア
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