旅行ルート1,245kmをグーグルマップでご覧になるにはこちらをクリック
【4日目 02/15日(水)】ピサ〜フィレンツェ(ミケランジェロ広場)
ピサ観光を終えフィレンツェへ、
夕刻に、ミケランジェロ広場で赤い屋根、絶景のフィレンツェ街並みの眺望、グッドタイミングで赤に染まる直前、やっぱり目玉観光時間との闘いで、人ごみがすごい。
朝方は逆光で街並みが良く見えないらしい、夕方がお奨め。
どこか、ドナウ川を越えて見る中世の街並みはハンガリーのパレスの丘から見る景色とちょっと似ていました。
小高い丘の上からアルノ川越しにフィレンツェを眺める | |
ミケランジェロ広場のダビデ像 | 山並に沈む夕日 |
眼下にアルノ川が延び、どこまでも赤い屋根瓦の続く街並みと目の前にはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母マリア大聖堂)のクーポラ、左にはベッキオ橋がはっきりと見えます。
ヴェッキオ橋 | ヴェッキオ宮殿 |
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 | サンタ・クローチェ教会(茶)と国立中央図書館(白) |
ノスタルジックな気分を味わいホテルまでがすごいラッシュ、やっぱりどの国も帰宅を急ぐのですねえ。
帰宅ラッシュ? | ホテル ミラージュ |
ベランダからの眺め | ポークソテーの夕食 |
フィレンチェでは2連泊なのでパッキングが無いのが嬉しい。
【5日目 02/16日(木)】フィレンツェ歴史地区(世界遺産)(41km)
朝から大変なことが起こり、長い人生を生きて初めての経験、何だと思います??
頭からお水が降ってきた・・・・・バスタブにお湯を張るつもりがシャワーとバスだけと思っていたのに何と上にもう一つ天井に着いている大きなシャワーがあり、頭の真上からしっかり被りました、ひえ^^^^冷たいと大騒ぎ、大笑いです、おかげで洋服もびっしょり。 あ^^^^驚いた。
ウフィツィ美術館
フィレンチェで楽しみだったのはウフィツィ美術館をゆっくり回る事でした。 秋篠宮様と安倍さんも鑑賞されたとか・・・・広いので足も少々お疲れです。
上野の国立博物館で見た 「ダ・ヴィンチの受胎告知」、初めて見るボッティチェリの「ビーナスの誕生」、「春(プリマヴェーラ)」等、しっかりと鑑賞。
バスを降りアルノ川沿いの道を10分ほど歩く | フィレンツェ散策マップ |
国立中央図書館の前を通り | アルノ川とヴェッキオ橋 |
文献によれば、ウフィツィ美術館は、イタリア・ルネサンス絵画で有名な美術館で、近代式の美術館としてヨーロッパ最古のものの1つです。
メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵し、収蔵品の質量共にイタリア国内の美術館としては最大のものです。
ウフィツィ美術館 | 館内図(こちらから引用) |
展示物は2,500点にのぼり、古代ギリシア、古代ローマ時代の彫刻から、ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらイタリアルネサンスの巨匠の絵画を中心に、それ以前のゴシック時代、以後のバロック、ロココなどの絵画も系統的に展示されています。
予約入場待ちの行列 | 予約入場券(12ユーロ) |
美術館入口 | 現地ガイドの案内で3階へ |
第2室マエスタの部屋、マエスタとは玉座につき、聖人や天使に囲まれた聖母子の絵画のことです。
この部屋では、シエナ派の巨匠 ドゥッチョ、イタリア絵画の創始者として非常に重要視されている画家 チマブーエ、そして西洋絵画の祖とも呼ばれているゴシック絵画最大の巨匠 ジョット のそれぞれのマエスタを一堂に集め、
13世紀から14世紀初めに起こった西洋絵画の変化を見つめるような展示になっています。
館内入口を入った長い廊下 | 第2室、マエスタの部屋 |
左から、ドゥッチョ「ルチェライの聖母」、チマブーエ「サンタ・トリニタの聖母」、ジョット「オンニサンティの聖母」、平面から遠近法(立体)へと変化 | |
次に、第7室初期ルネサンスの部屋には、初期ルネサンスを代表する画家 ピエロ・デラ・フランチェスカ の対画肖像作品や パオロ・ウッチェロ の作品、第8室、ボッティチェリの師である フィリッポ・リッピ の作品、
第7室、パオロ・ウッチェロ「サンロマーノの戦い」 | 第8室、フィリッポ・リッピの部屋 |
第7室 フランチェスカ「ウルビーノ公夫妻の肖像」 | ボッティチェリの師であるフィリッポ・リッピの「聖母子と二天使」 |
裏面に徳を称える凱旋の絵 |
第10-14室、ボッティチェリは、メディチ家の画家として名を馳せ、ルネサンスで最も業績を残したフィレンツェ派の代表的画家です。
彼の3作品、名画の回りはいつも混雑しています。
ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」 | 「サン・マルコ祭壇画」 |
「春(プリマヴェーラ)」 |
第18室トリブーナという八角形の形をした部屋は、「メディチ家秀作コレクション」の部屋です。当時はコレクションの中でも、最も貴重な作品がこの部屋に収められていたそうです。
第10-14室、ボッティチェリの部屋 | 第18室、八角の形をした展示室「トリブーナ」 |
渡り廊下から大聖堂の方をみる | 渡り廊下からヴェッキオ橋とアルノ川をみる |
3階の渡り廊下(第2廊下)の窓からの眺め、ヴェッキオ橋とヴァザーリの回廊が綺麗に見えていい感じです。
第3廊下に入った第35室ミケランジェロの部屋には、たくさんのローマ彫刻が展示されています。中でも、「聖家族」は、フィレンツェで現存するミケランジェロ唯一の絵画です。
廊下にもローマ彫刻が展示されている | 第35室、ミケランジェロの部屋 |
フィレンツェにあるミケランジェロ唯一の絵 聖家族 | 眠れるアリアドネ(ローマ 2世紀) |
ウフィッツィ美術館はコの字型をして、コの字型の一番奥にはカフェがあり、オープンテラスもあるので大聖堂や、フィレンツェの丘の展望もできます。
トイレ休憩も兼ねて、テラスでしばし休息です。
美術館のカフェ | 眺めも良い広めのテラス |
ヴェッキオ宮殿にも手が届くよう | テラスのフェンスから大聖堂をみる |
2階フロアにも、第46室から第90室まで新設され、第66室ラファエロや第90室カラヴァッジョなどの作品展示があります。
ラファエロは、ルネサンスを代表するイタリアの画家で、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとともに、ルネサンスの三大巨匠といわれています。
そのラファエロの影響を最も受けたパルミジャニーノ、歪んだプロポーションの人物像が特徴の「長い首の聖母」は不思議な雰囲気です。
第66室、ラファエロの部屋 | パルミジャニーノの部屋 |
ルネサンスの三大巨匠の一人、ラファエロの「ヒワの聖母」 | パルミジャニーノ 長い首の聖母 |
ダ・ヴィンチが、ヴェロッキオの工房で修業を積んでいた頃の、事実上のデビュー作と考えられている作品「受胎告知」、
絵の前に鉄のバーがあり、それを越えるとセンサーによりブザーがなるので注意します。
ダ・ヴィンチの部屋入口 | 「受胎告知」の前で |
ダ・ヴィンチの事実上のデビュー作「受胎告知」 | |
ダ・ヴィンチとヴェロッキオとの合作「キリストの洗礼」は、ヴェロッキオが断筆を決意した絵として有名です。
横たわるヴィーナスをモチーフとした連作を描いたティツィアーノ、その弟子だった師匠のもとで画家の修行を積んだカラヴァッジョ。
ダ・ヴィンチの部屋のヴェロッキオ | ティツィアーノの部屋 |
ヴェロッキオ&ダ・ヴィンチの合作「キリストの洗礼」 | カラヴァッジョ「若きバッカス」 |
ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」 | 第90室、カラヴァッジオ「メデューサの首」 |
1階出口付近には、入場した人だけにしか買えないガイドブックのほか、表紙に素敵な絵を模写したノートや、雑貨など販売しているミュージアムショップがあります。
ミュージアムショップ | 色々なグッズが並んでます |
各国語のガイドブック | 鑑賞を終え美術館を後に |
ヴェッキオ宮殿(市庁舎)
ウフィツィ美術館隣のシニョリーア広場には、大きな時計塔が目印のヴェッキオ宮殿(市庁舎)があります。外観はまるで城か要塞のようです。
宮殿内は、1階中庭の中央に「イルカを持つ少年の像」の噴水が、2階に「500人大広間」「四大元素の間」、3階は「エレオノーラの礼拝堂」「謁見の間」「ゆりの間」「地図の間」などの部屋に分かれています。
ヴェッキオ宮殿(市庁舎) | 宮殿入口のダビデ像 |
ミケロッツォの中庭と回廊 | 入場券(10ユーロ) |
中庭から階段を上ると「500人大広間」という大きな場所に出ます。とにかく豪華。特に見応えがあるのは、壁画と天井画。これは圧巻です。
また、壁際に多数の著名な彫刻が飾られています。
この壁画は、ミケランジェロとダ・ビンチが競作したエピソードで有名です。
左側の壁は、本来ミケランジェロの絵のはずでした。一方の右側の壁は、ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」が壁画の裏側に隠されているのが発見されました。
500人大広間 | 豪華な天井装飾 |
右側の壁画。この絵の後ろにダヴィンチの絵が・・? | ミケランジェロの代表作の一つ「勝利」 |
「火、水、空気、土」の四大元素がモチーフの「四大元素の間」に入ります。
四大元素の間、「水」がモチーフの壁画 | 「空気」がモチーフの天井画 |
「火」がモチーフの壁画 | 調度品がまた凄い |
階段を上ってさらに上へ。
コジモ1世の妻の居室の「エレオノーラの礼拝堂」は、壁と天井に隙間なく絵画で埋め尽くされていて、部屋そのものが絵画で出来ているようです。
3階からはサンタ・クローチェ教会が見えます | 3階の吹き抜けからみる「500人大広間」 |
緑の部屋、礼拝堂に続く | エレオノーラの礼拝堂 |
コジモ1世が実際に使用していた居室や「謁見の間」のルネサンス期を象徴する煌びやかな装飾や作品の数々は、栄華を極めていたフィレンツェを偲ばせるものばかりです。
世界でも最古の水道です、でも蛇口がちょっと怖い | プリオリ(総督)の礼拝堂 |
一段と豪華な装飾の「謁見の間」 | 共和国時代にはプリオリの会議室として使われた |
「ゆりの間」には、フィレンツェのシンボルで紋章にもなっているゆりの花の紋様で埋め尽くされ、
見学ルートの最後、「地図の間」と呼ばれるルネサンス期に描かれた地図が展示された部屋には、当時の日本地図もありました。
壁のブルーが印象的な「ゆりの間」 | ドナテッロの「ユディトとホロフェルネス像」 |
壁に53枚の地図が飾られてる「地図の間」 | 「GIAPAN」の文字が、えっ!これが日本? |
ヴェッキオ宮殿も広くどこを回ったかわからないほどですが、ベッキオ橋の上には宝石屋台が並んでいるらしいけど、そこまで足を延ばさなかった。
シニョーリア広場
ヴェッキオ宮殿の入り口には、ミケランジェロの「ダビデ像」のレプリカが、宮殿の脇にはネプチューンの噴水、広場中央にはコジモ1世の騎馬像があります。
また、古代およびルネサンス美術の野外彫刻展示場、ランツィの回廊(ロッジア・ディ・ランツィ)もあり、国宝級の作品が無造作に野外に展示されています。
シニョーリア広場 | 野外彫刻展示場 - ランツィの回廊 |
ネプチューンの噴水とコジモ1世の騎馬像 | ドゥオーモ広場への1本道、カルツァイウオリ通り |
フィレンツェ中央市場・フードコート
午後半日は自由時間、ランチとショッピングで中央市場を目指します。
中央市場は、市民の胃袋とも言われる巨大な生鮮食品市場です。1階にはお土産選びにも便利な食材店が何十店舗も並んでいます。
その2階に2014年春オープンしたのが巨大なフードコート。フィレンツェの伝統料理を気軽に楽しめる、今もっとも注目されているスポットだそうです。
フィレンツェ中央市場 | 2階にあるフードコートへ |
マップ(こちらから引用) | 中央のテーブルで食べる |
フードコートで超有名な歌手4人組で、世界を自家ジェットで駆け巡るグループ 「イル・デ・ヴィーボ」 も立ち寄ったと言う、一枚一枚手創りのピザ屋「ピッツェリア(La Pizzeria)」を見つけ、94番で40分間待って食べました。 いや^^^本当に美味しかった。
オーダーして支払いを済ますと番号札をくれます 8€ | 注文してから焼くので熱々のピザが食べられる |
ピッツァが焼けたら番号を呼び上げます | マルゲリータ(トマト、モッツァレッラ、バジルの葉) |
市場の中で、日本人が働いているお店を見つけ情報を仕入れる。
あまりにかわいい子だったのでついついたくさん買って重量を心配しました。気が付いたら買っていたって思うほど商売上手、イタリア人の経営者は喜んでいることでしょう。
お肉売り場 | 生ハム売り場 |
ワイン・オイル売り場 | 野菜・果物売り場 |
だって、こんなにも性格の良い子がアルバイトしているのですもの、日本人だったら必ず買いたくなります。 何と言ってもにこにこしている素敵な笑顔、きっと勉学に励んでいることでしょう。
意外とパスタは重い、ワインも二本、真空パックにしてくれたチーズ、トリフュの瓶漬け 長さ50センチのロングパスタ もう買えないよ^^^^。 お店はブログに載せても良いからね^^って。
パスタ売り場 | 食材店クリスティーナ |
日本人アルバイトのヤスハさん | お勧めのお土産や食材の使い方など聞ける |
サン・ロレンツォ教会とメディチ家礼拝堂の前を通り、ドゥオーモ広場に戻ります。途中、中央市場周辺には革製品の店など沢山の露店やお店が軒を連ねています。
中央市場前の露店 | 革製品の店 |
サン・ロレンツォ教会 | メディチ家礼拝堂 |
ドゥオーモ広場
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ、花の聖母マリア大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼などの歴史的建築物が立っています。
ドゥオーモ広場 | サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 |
ドゥオーモ広場配置図(こちらから引用) |
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母マリア大聖堂)は、全長153m、最大幅90m、高さ107mのラテン十字型の建物で世界で4番目に大きいという。
大聖堂の横には大聖堂と調和した多彩色の大理石の、高さ84mのジョットの鐘楼が建っています。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂とジョットの鐘楼 | 大聖堂側面 |
サン・ジョヴァンニ洗礼堂 |
サン・ジョヴァンニ洗礼堂は、大聖堂の正面玄関に向き合って立つ、大聖堂付属の八角形の洗礼堂で、東側の扉がミケランジェロが「天国への門」と呼んで賞賛したことから特に有名です。
洗礼堂東側の外観 | 天国への門 |
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に入場するとまず目に飛び込んできたのが、開放的な聖堂内部です。
聖堂は3万人も収容できる巨大な空間で、ラテン十字の形をしています。
内部は、その絢爛豪華な外装と反して、殆ど装飾がなく、極めて質素かつシンプルな印象です。
大聖堂内配置図(こちらから引用) | 大聖堂一番奥の中央祭壇 |
開放的な聖堂内部 | 祭壇から出入口を見る |
聖堂内を左側の壁伝いに進むと、ドメニコ・ミケリーノの「ダンテ神曲の詩人」などのフレスコ画や彫刻が目に入ります。
大聖堂の一番奥にあるのは、ステンドグラスがとても美しい中央祭壇、そして祭壇の真上を見上げてみると・・・
中央祭壇と十字架 | 天蓋天井画「最後の審判」 |
聖堂内を左側の壁 | 「ダンテ神曲の詩人」 |
出入口扉には、普通の時計とは違い逆回りに動くパオロ・ウッチェロ作の24時間時計、イタリアの古式計時法の時計で動いている最後の一つだそうです。
装飾品だけではなく、大理石の床、ステンドグラスも素晴らしい。
出入口扉 | 出口扉上のステンドグラス |
パオロ・ウッチェロの時計 | 大聖堂のミニチュア模型 |
地下売店を覗いた後、フィレンチェの街並みをゆっくり散策、グッチの博物館本店も広場にある。迷わないようにしながらもいろいろ散策したい。
大聖堂地下売店 | 大聖堂グッズを売ってる |
集合場所へ戻ります | 途中でちょっと寄り道 |
集合場所はウフィツィ美術館隣の、手触りの良いハンドメイドの革製品のお店「アドリマール」、疲れを取っている間ぺちゃくちゃと世間話、美味しいって言われたジェラードを女学生気分で食べ歩きです。
革製品のお店「アドリマール」、隣は外貨両替所 | ハンドメイドの革製品が並ぶ店内 |
ジェラードのお店 | 女学生気分で食べ歩き |
ホテルの夕食は前菜にカナッペ、メインに鶏肉のソテー、美味しいですねえ。
デナー後に近くのスーパーに買い物、でもねえ欲しいものは無かったので食後の運動でした。
ホテル ミラージュ | ビールで乾杯 |
前菜にカナッペ | メインの鶏肉のソテー |

”ほがらかさんの人工股関節手術記”へご訪問ありがとうございます。