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9月2日(9日目)黒部ダム〜黒部平〜大観峰
急遽、予定を変更し、黒部渓谷に行くことに・・・・・
天候も危なかったけど今日行かねば当分黒部までは来ないと思い、車の運転は交代しながら目的地に。
立山黒部アルペンルート | 長野県側のスタート扇沢駅 |
駅舎下の有料駐車場 | さらに下にある無料駐車場 |
着いたらラッキーなことに空は晴れてきました。
関西電力のトロリーに乗り、後立山連峰赤沢岳の中腹を貫通するトンネルを走り、黒4ダムに向かいます。
扇沢駅関電トンネルトローリーバス、出発時刻に同時に4台のバスが発車する | 乗車券(左)トローリーバス (右)黒部ケーブルカー・立山ロープウェイ |
トンネル内を走るバス | 大破砕帯を通過 |
途中、映画「黒部の太陽」で有名な、軟弱な地盤から滝のような水と砂のような岩石があふれ出し、
黒部ダム建設で最も困難を極め、7か月もの苦闘の末に突破した「大破砕帯」(青色ライト)を通ります。
黒部ダム駅に到着 | 黒部ダム周辺マップ |
障害者専用通路でダムへ | 黒部ダム標高1,454m |
黒部ダムの周りを散策、健康な足と違って我々はロボットですから登れば必ずそれだけ降りる事を考えて行動です。
黒部ダムレストハウス | 破砕帯のおいしい湧き水 |
慰霊碑 | えん堤から展望台をみる |
毎秒10t(トン)以上の水が日本一の高さから噴き上げる放水は大迫力。放水観覧ステージ、ダム展望台、外階段、新展望広場などは絶好のビューポイント。
先端の放水観覧ステージへ バリアフリー通路なので車椅子でも行ける | 皆さん放流を見物中、下を見るとおへそがむずむずしてきます |
迫力ありますねぇ | 観光放水を背景に |
上の方にあるダム展望台へと行ってみます、高さによって変化するダムの眺めを楽しみながら、振り返るたびに湖の形が変わり高度が上がっていきます。
コンクリート壁の外階段 ダム展望台へ上る階段と新展望台へ下る階段が見える 展望台へ上る階段の中間の踊り場に、工事で実際に使用された道具を展示 | 黒部ダム放水ビデオ (18秒、サイズ3.4MB) 右拡大ボタンで全画面表示 |
踊り場からの眺め、虹が架かっている |
下にあるレインボーテラスでは放水を間近に見ることができ、風向き次第で細かなミストになって届きます。
ダム霧浴びはミストシャワーを浴びているようです。 誰かが霧を浴びに行こうって意味が解りました。
新展望広場へ降りる階段 | 特設会場 |
黒部ダム建設の歴史パネル | 黒部の太陽の撮影セット |
風で帽子が飛ばされても決っして追いかけないでくださいね、何処に落ちるか解る??よねえ。
外階段から新展望広場を望む | 放水が風で噴き上がるミストシャワーを体感できる |
レインボーテラスから大迫力の放水を間近に見る | 新展望広場から立山連峰を望むが雲で見えない |
皆さまの 「キャー、ワ―、すごいねえ」 の声を聞きながら下を覗くだけです。
ここは黒部ダム中心 | ダム中心から見る観光放水 |
ダム中心から下流を眺める | 船着き場に遊覧船ガルベ |
勢いよく放流されているえん堤側とは対照的に、黒部湖の方は静かです。
黒部湖駅側からみるエメラルドグリーンの黒部湖 | |
水煙に虹が架かる | 放水は相変わらずの迫力 |
黒部平、大観峰 はヤッパリお天気は悪かったけど ケーブルカーに乗る直前に晴れ、ロープウエーも晴れました。
晴れてる間に、大観峰まで一気に上り、帰りに大観峰、黒部平と下りながら観光します。
黒部湖駅ケーブルカー乗場 | 黒部平に到着 |
ロープウェイに乗り換え | 大観峰駅に到着 |
大観峰は断崖絶壁にせり出すようにして建っているので、屋上以外、外へ出ることはできません。
標高2,316メートルの高さから見る北アルプス、本当に綺麗、山々、渓谷、くよくよしている暇は無し、心が大きく晴れますねえ。 登山の醍醐味かも。
屋上テラスで | 黒部平駅とロープウェイ |
大観峰より見た黒部ダム | 黒部湖とロープウェイ |
後立山連峰・黒部湖を望む |
駅の最上階テラスから一望する黒部湖や後立山の大パノラマは、アルペンルート屈指の美しさです。山の天気は、刻々と変わるると聞きますが本当にラッキーでした。
最上階テラスから針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳(右から)と黒部湖を望む、快晴なら左後方に鹿島槍ヶ岳 | |
最上階テラスに設けられた休憩スペース | 屋上テラス、案内板前のほがらかさんと偶然目が合う |
大観峰駅 | 待合室・改札 |
お土産コーナー | 味覚処 |
黒部平では、僅かですが紅葉が始まっていました。
高地は経験が無いので体が傾き、気分が余り良くありません。 下界に降りてやれやれでした。
黒部平(標高1,828m)より北アルプス立山連峰を望む | |
黒部平庭園を散策 | 黒部ケーブルカー |
黒部ダム駅に戻り、お奨めの黒部ダムカレーを食べましたが、とても辛くタイ式カレーのようでグリーンカレーです。
だって、黒部のダム湖の水はエメラルドグリーンですから、やっぱりダムカレーもグリーンなのでしょう。
黒部湖駅からダムをみる | 黒部ダムレストハウス |
2Fのレストラン | 黒部ダムカレー |
湖面の色を意識したグリーンカレーの上に、流木をイメージしたヒレカツ、ライスでダムの堤防を作り、放水される水をイメージしたポテトサラダ・キャベツの千切り、パセリが周りの山々の緑、そしてラッキョウ漬けが外壁の階段を表しているそうです。
くろにょんのお見送り | 片側交互通行で待ち合わせ |
扇沢駅に到着 | 扇沢レストハウス |
扇沢から大町に戻る山中、道路で毛繕いするサルに遭遇、辺りにも沢山のサルが・・・
道路にサル軍団出没 | 道の駅 おがわ(大町) |
本州のへそ(重心地) | 車中泊中の様子 |
9月3日(10日目)小布施〜万座
小布施の美術館めぐりです。
今、北斎が熱いらしい。 北斎館、何故小布施にと思いますが、北斎の支援者(英語で言えばパトロン)が小布施の豪農、豪商で自らも絵筆を取る高井鴻山だった。
http://blog.kikuchisan.net/auth/article_preview/
北斎のために建てたアトリエで長らく滞在し、多大な絵画を残している。
信州小布施 北斎館 | 企画展 北斎漫画の世界 |
エントランス | 廊下展示 北斎の画号変遷 |
北斎漫画も展示されている、驚いたのは若い人たちがとても多く、動画の参考に何かアイデアを求めているのかしら?
企画展示室 | 北斎漫画 |
北斎漫画 錦絵 | 北斎漫画パネルの前で |
浮世絵もさることながら動植物画も残している、ちょっと伊藤若冲にも似ているが、鶏、や象など繊細さではやっぱり若冲に軍配かしら??
肉筆展示室 | 肉筆画「かれい めばる さより」 |
廊下展示 版画の刷り工程 | 祭屋台展示室 |
知り合いの方に御父上が擦り師として東京都で最高技術者に認定されていた娘さんから頂いた版画、浮世絵はピタッと狂いも無く素晴らしいです。
東町祭屋台 | 上町祭屋台 |
東町祭屋台 龍図 | 東町祭屋台 鳳凰図 |
上町祭屋台 男波図 | 上町祭屋台 女波図 |
鴻山は北斎を「先生」と呼び、北斎は、鴻山のことを「旦那様」と呼び合ったと記されている、そして北斎(89歳)は四度目の小布施来訪時、岩松院の天井絵を完成させている。
映像ホール | ミュージアムショップ |
絵はがき | 祭屋台天井画ポスター |
「小布施堂」の歴史は、「桝一市村酒造場」が栗菓子の製造を始めたのが前身。
宿泊施設を擁する一大企業で、「北斎館」に近い部分に、事務所などがありますが総て、小布施堂が経営している各種の施設です。
小布施味わい空間マップ | 正門 |
モンブラン専門店 えんとつ | 酒蔵(桝一)のレンガ煙突 |
小布施堂の建造物が素晴らしい、250年以上も前の屋敷との事ですが、巡るだけでも一見あります、勝手に入って勝手に通ってもおとがめなし・・つまり見学は無料です。
歴史を感じる作り酒屋の煙突は古の時代の繁盛を感じさせてくれます。
土蔵 | 菓子工場 傘風舎の傘風子図 |
寄り付き料理 蔵部 | ピッツェリア 傘風楼 |
小布施と言えば栗の名産地、小布施堂、桜井甘精堂 両方の栗鹿の子を求める。
栗鹿の子の食べ比べをしようっと。
小布施堂本店 | 店内 |
栗餡を使った栗菓子 | 栗鹿の子 |
旅の計画、運転等すべてオーガナイズしてくれるほがらかおじさんに敬意を表して、桜井甘精堂の全て手作業で大粒の栗がゴロゴロ入っている羊羹一本プレゼント。
とらやの羊羹よろしくどっしりと重たい。 きっと練が違うのね。
桜井甘精堂北斎亭 | 店内 |
栗かの子 | 栗羊羹 |
散策していると 「おぶせミュージアム中島千波美術館」 があり、「どうして小布施に有るの??」 彼が小布施の生まれとは知りませんでした。
お父様も画家、芸術家の家には芸術家が育つのね。
私達と同じ学年、テレビで見る彼のファンでもあります。 「桜の中島」 だって桜を描かせると中島の前に出る者はいないと言いますものねえ。
中島千波館 | 中庭を通り受付へ |
エントランス | 1F展示室 |
極細の絵筆で描くピンクの花びら、ひらひらと舞い落ちる花びら本当に大変な労力ですねえ。
中島千波さんの事を話す時は愛情と敬意を込めて 「千波ちゃん」 と呼んでいます。
坪井の枝垂桜(写真:文化遺産オンライン) | |
2F展示室 | 桜の絵 |
北斎が最後に描いたと言われている岩松院の天井絵も鑑賞。
住職さんの説明を受けながら天井を見上げる、首が痛くなりそうですが鳳凰の目が光っているとか云われると、見なくてはいけませんよねえ。
仁王門 | 境内図 |
参道、正面に本堂 | 本堂入口 |
180年経過している天井画はあせることも無く、中国から取り寄せたグリーンや青、
住職さんの話では高価なヒスイや、ラピスラズリーだそうで、金箔は純金にニカワを混ぜてあるそうです。
本堂天井 八方睨み鳳凰図(写真:岩松院ホームページ) | |
福島正則公霊廟参道 | 福島正則公霊廟 |
ここには。槍の名手福島正則の菩提寺である。 兜、槍、着物、合戦の時に陣地を覆う幕も収められている。
一番楽しみにしていた万座温泉、種類の違う源泉、露天風呂です。 2日間の温泉三昧です。
万座高原ホテル | 石庭露天風呂案内図 |
チェックイン後は早速温泉に、硫黄の匂いに包まれてお腹がいっぱいになりそうでした。
食べてまた温泉、飲んで温泉、極楽、極楽でした。
石庭露天風呂(左) | 石庭露天風呂(右) |
三味の湯・早蕨の湯 | 龍泉の湯 |
青、グリーン、山吹色、赤っぽい色、楽しいですよ^^^^^^どの源泉も濁り湯です、本当に効いたように思いました。
紅の湯 | 白滝の湯 |
大浴場 | 大浴場露天風呂 |
嬉しいことはもちろん食事、朝晩ビュッフェですがすべての料理を一巡、ほがらかおじさん驚き、桃の木、山椒の木でした。
一番のお奨めは、アロへの酢の物繊維がいっぱいあり、サボテンの一種となっていますが初めての食感、ダイエットにも良いかもね。
バイキング会場 | 夕食 |
スーベニールショップ | 夜の露天風呂 |
9月4日(11日目)万座
万座プリンスホテル、万座高原ホテルどちらの温泉も利用でき、10ヶ所ぐらいある、温泉三昧、 ただ、プリンスホテルの女性用露天風呂・・・プールの様に大きい。
万座プリンスホテル | 浴場案内図 |
浴場入口 | 大浴場ななかまどの湯 |
標高1800mの雄大な露天風呂は白濁した湯で日本一の硫化水素の含有量を誇ります。
万座の景色を独り占めできるように目の前が180度開けています。
露天風呂へ下る通路 | こまくさの湯1からの眺め |
天空露天風呂(左) | 天空露天風呂(右) |
「非常に強い」勢力で近畿地方に上陸した台風21号、豪雨と強風のため午後3時頃から露天風呂は閉鎖です、2回しか入れなかったことが残念。 でも満足満足です。
(日テレNEWS24より) |
屋根に ガラガラどすーん、ものすごい音で裏山の石が天井に落ち、慌てふためき飛び出ました。
周りは暗くなってくるし、雨や風は凄いし、怖かった。