地中海 クルーズ (クルーズ編) | 乗船手続き〜救助訓練〜船内探索〜ショー観劇〜カジノ〜フィットネスクラブ〜プール・ジャグジー〜キャビン紹介〜ディナー・朝食・昼食・夜食〜ウインドーショッピング〜バルコニーから見る景色〜下船手続き |
地中海 クルーズ (マルセイユ編) | プチトラン(観光用ミニバストレイン)〜ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂〜旧港散策〜マルセイユ石鹸 72%直営店〜シーフードレストラン Toinou(トワヌー) 《観光ルートをGoogle Mapsでみる》 |
地中海 クルーズ (ジェノバ編) | 車窓観光〜ガリバルディ通り(世界遺産)〜ポデスタ宮殿〜トゥルシ宮殿(現市庁舎)〜赤の宮殿〜白の宮殿〜フェラーリ広場〜ドゥカーレ宮殿〜サン・ロレンツォ教会〜ジェノベーゼ土産物店 《観光ルートをGoogle Mapsでみる》 |
地中海 クルーズ (バルセロナ編) | モンジュイックの丘〜グラシア通り〜カサ・ミラ(世界遺産)〜カサ・バトリョ(世界遺産)〜カサ・アマトリェール〜サグラダ・ファミリア教会(世界遺産) グエル公園(世界遺産)〜サン・パウ病院(世界遺産)〜ボンプレウ(スーパー) 《観光ルートをGoogle Mapsでみる》 |
道中記は後にして、まずは船の紹介
《参考:MSC社作製 紹介ビデオ9分》
《MSCプレチオーサ》 総トン数: 139,072トン
キャビン数:1,751室(定員:4,345名)クルー:1,388名 全長:333m 全幅:38m 就航年:2013年
MSCプレチオーサ | マルセイユ港 |
ジェノバ港に停泊中 | キャビン(11階11021号室) |
乗船時に1人1枚発行される「クルーズカード(IDカード)」は、ルームキー、乗下船身分証明書、クレジットカードの3つの機能を持ちます。
初日、バルセロナから乗船の時、ずら^^^と乗船客が並んでいる、間違わないように、はぐれないように、見失わないように、二人のガイドさんの後をついて行く、足元も見なくては危ないのでよそ見はできません。
まして集合場所と時間が決まっていると、その場所を探すのが無理難題。
バルセロナ港で乗船手続き | 乗船フォーム |
クルーズカード | 乗船口で顔写真照合 |
エスカレータやエレベーターを利用してやっと乗船しても二重、三重の手荷物チェック、クルーズカードにクレジットカードの登録、いやはやーーーー大変。飛行機よりも大変です。
手荷物検査、乗下船のクルーズカード提示、顔写真照合、地上に降りてバスに乗るのも大変、何処もたいへんずくめでした。 とにかく14万トン、階層も最上階にあるプールは16階です。
5階レセプションフロア | エクスカーション オフィス |
毎日発行される船内イベント等が掲載された船内新聞 | 添乗員さんが要点を翻訳したクルーズ通信 |
5階はレセプションフロアで、総合受付や、シャトルバスのチケットやオプショナルツアーの申し込みをするエクスカーションオフィスがあり、ここでは終日小さなステージで演奏が行われています。
クルーズ初日、船内の救助訓練でバタバタ! 乗船すると最初に救助訓練が行われました。
部屋にある救命胴衣を持って、訓練会場のプラチナ・シアターに、船内案内板を頼りに集合です。
全員集合後は、訓練スタッフに実際の避難場所(Assembly Station)に案内され、場所を確認して訓練終了です。
6階プラチナ・シアター | 船内案内板が頼り |
乗船して最初に驚くのが、レセプションフロアにある5階から7階までの吹き抜けと、クリスタルで有名な会社スワロスキー社の 「クリスタル階段」 です。
吹き抜けをバックにクリスタル階段で写真を撮るのが定番らしいです。
中央にある螺旋階段なのですがそこだけは場所が広く、何処から見ても光輝いているダイヤモンドを敷き詰めたようで??億円らしい。
吹き抜けの大きなロビーは、金とクリスタルガラスの装飾でキラキラと華やか。レセプションやバー、メインダイニングに行くのに必ず通る場所なので、一日に何回もこの輝くようなロビーを通ることになります。
船の中心にある吹き抜け | 豪華なシャンデリア |
毎晩イベントがあるフロア | クリスタル階段 |
その階段を利用するだけで誰でも美しく見られるし、本当に素敵などこかの王侯貴族の御一行様かしら??女性は何方でもお姫様に見えます。
それを頼りに上に下に横にと歩き回り探し当てるのです。両方突ける登山ステッキが欲しい。
とにかく歩く、歩くどこまででもです、もちろんエレベーターやエスカレーターはありますが、今度はエレベーターの乗り方が解らない、
つまり船首、中央、船尾に24台あるエレベーターがどれに乗れば行きたいところに一番近いか??それを探すだけでも難しい。
吹き抜けエリアの中央エレベーター | キャビン近くにある船首エレベーターホール |
吹き抜けのあるレセプションスペースでは、終日小さなステージで演奏が行われています。
ステージの後ろに2台の吹き抜けのエレベーター。
半端じゃない大きさのラウンドステージで素晴らしい音響の素人カラオケ・・・・・船の中にもあるのですねえ、しかし聞き惚れるほどうまい、声量がありますわ。
ギャラリーは拍手喝采です、一人ステージで有名な歌手になったような気分で歌えます。
ピアノ演奏が毎晩ある中央ラウンジ | グリーンサックス ジャズバー |
エルドラドワインバー | 最上階のカラオケディスコ |
私もDJさんから是非??って誘われましたが歌いたくても歌える曲が無い、恥ずかしながら 「デフ・トーン」 つまり音痴で^^^^す。 その前に日本の唄があるのかな??
クルーズでは船内での食事やエンターテイメントなどがあらかじめクルーズ代金に含まれていて、いつでも自由に楽しめます。
プラチナ・シアター | My Life in Music |
My Life in Music | Asterix vs Cleopatra |
ミュージカルショーやバー、プールやジャグジー、アフタヌーンティーや夜食、カジノ、ディスコ、トレーニングジム、スパなど、時間が足りないぐらいのエンターテイメントで船内は溢れています。
いろんなショーや音楽を楽しむ、自然にリズムに合わせて身体が乗っちゃいますねえ、でも頭の中は股関節が大事といつもプレッシャーです。
船内で唯一煙草OKのカジノ | フィットネスセンター |
スポーツバー ボーリング | ダンスレッスン教室 |
グラスを傾けながら音楽や、ショーと思ったのですが、歩くことがままならないのに、酔ったらどうなるか??それが怖くてお部屋でのアルコール。
珍道中の連続、地図とスマホを片手にあっちだ、こっちだと言いながら探して歩くのも、一人では怖いけど二人なら安心ね。
最上階屋上ガーデンプール | 全天候型室内プール |
広いプールを独り占め | 37℃の温水ジャグジー |
観光のためにマルセイユで下船、必ず4時半までに帰船、5時出航。 船は待たずに出航、乗り遅れたらジェノバまで自力で行く事になる、
で充分気を付けてくださいねって念を押されてガイドさんと分れ、街中を探索後、シャトルバスで迷わずに船まで戻れたのは良いけど、何処から乗船出来るのか入口が解らない。 時間を気にしながらあせりましたわ。
あっちにうろうろ、こっちにうろうろしながら車椅子の顧客を乗せているクルーの方にショートカットで一緒に乗船させてもらい感謝、感謝、でも本当に疲れた、この日には二万歩近く歩いた。
何とか部屋にたどり着いた時は二人でやれやれ、それぐらい大きな船です。部屋番号は、右舷が偶数、左舷が奇数となっています。
バルコニー付キャビン | 入口の大型ワードローブ |
ドレッサー・TV・ミニバー | バスルーム(シャワー付) |
食事は「メインダイニング」「ビュッフェレストラン」「有料レストラン」で楽しむことができます。
メインダイニング「ゴールデンロブスター」の夕食は、入場時間(我々はファーストシーティング)とテーブルは固定制で、一度決めると最後まで同じ時間に同じテーブルで食事をすることになります。
入場時間の15分後には扉が閉まるので大慌て、一度迷子になり自分たちがどこにいるのかさっぱり見当がつかず諦めました。
しかし、ツワーコンダクターの方は私達が来なくてもその席は終わるまで開けておきますって言われたので迷惑はかけられない、こまった。
30分ぐらい過ぎてガイドさんが見つけて下さりほっとしました。私達よりもガイドさんがもっと安心されたことでしょう、責任重大ですものねえ、おちおち眠っても入られません。
グループを無事に成田に送り届けるまでは気が休まりません、有難いことです、足の事も気にかけて下さり感謝、感謝です。
シーティング情報 | 日本語ディナーメニュー |
ヴェズビオ風サラダ | 前菜のスープ |
最初にびっくりしたことがありました。
メニューにあるものを全て注文した方がいらっしゃり、聞けば一度に注文しないと後は受け付けないと聞いたからだって。
私も心配でした、だって品よく??前菜からデザートまで一品ずつしか注文していない、大きさも解らないので・・・・サーブして下さる方に問いかけたら
「いいえ、いつでもいくらでもご注文ください、マダムのお好きなだけお持ちします」 それを聞いて全員の方 「え、そうなの?」 安心されました。
飲み物もかっこよくシャルドネでお願いと言いたいところだけどきっと酔っちゃうので、折角の豪華な前菜からデザートまで楽しみたいのでハイネッケンです。
前菜のマリネ | メインの豚肩肉の煮込み |
スタッフによるミニショー | デザートのアイスとケーキ |
メイン料理も終わる頃、フロアスタッフが、歌いながら行進し始めました。その後、お客さんもスタッフに誘われて立ち上がり、連なって行進を始めます。
どの味も地中海の食材をふんだんに使ってあり美味しいです、何よりパンが美味しかったですね。
メニューもフランス語、イタリア語、英語、スペイン語、アラビア語、中国語まではありましたが、残念ながら日本語が無い・・・・残念。 でも日本人と言えば持ってきてくれます。
艦内案内は日本語はありません。 英語だけが頼りです。
世界中からの客数は2千人近い訳ですからダイニングルームは大変と思います。
メインダイニングの朝は時間は決まっていますが、好きな場所で、バイキング形式の食事です。
バイキング形式の朝食 | 素晴らしい景色の中で朝食 |
好きな物を好きなだけ | オムレツはオーダーです |
毎朝の船内新聞で自分の食事時間を知り、それに合わせてお腹も合わせながら食べないと24時間食事付なのでいくらでも食べて飲んで良し、おかげて体重もかなり増えてこれも残念。
14階のプール後方にあるビュッフェ「インカ&マヤ」は、オープンが朝6時〜深夜2時で、ドリンクステーションは24時間オープンです。
無料の水、氷、お湯、コーヒー、ティーバッグ各種が置いてあり、食事の時は、フルーツジュースの機械も動いています。
- 06:00〜11:30 朝食
- 11:30〜15:30 ランチ
- 16:00〜17:30 アフタヌーンスナック(サンドウィッチ、お菓子、ケーキなど)
- 18:00〜22:30 ディナー
- 22:30〜02:00 ナイトスナック(スープ、ハンバーガー、ホットドッグなど)
船っていつでも揺れているのでお腹は空くのだと勝手に解釈しています。 だから・・・仕方ないのだって事なのですわ 。この解釈は浅はかでしょうか??
ビュッフェ インカ&マヤ | ブログ原稿をメモ中 |
ピザで昼食 | 夜食のクッキーとフルーツ |
夕方から始まるセール、ブランド品のセールが始まると人が集まる、その時足の調子が悪ければ残念早い者勝ちです
素敵なバッグをゲットした女性は 「このチャンスを待っていたのよ」ですって。
本当に素敵なバッグで、私も探していた大きめのトートバッグ、彼女も札幌で探していたそうで、バレンチノのバッグは素敵な柔らかい一枚皮でマチも広くボストンバッグ位の大きさです。
また手書きの花の絵がすてきでした。
7階のショッピング街 | MSCロゴショップ |
ちなみにセールのお値段を聞くと日本円で6000円、えええ!!信じられない、 札幌では同じものが確実に40,000円を超していたので超ラッキーと嬉しそうでした。
上手な買い物で拍手喝采、お見事!!
さてさて、14万トン級の大型船ならば揺れる事も無いと思ってワクワクしながら旅立ったのですが・・・・・残念、結構揺れて少しの船酔いでベッドにチーン。
ほがらかおじさんが寝ていたら余計に酔うから、起きるか座るかしないと辛くなるよって、仕方なく起きていたら歩かなければ大丈夫、地中海もかなり波は高いわねえ。
暗い海を見ると怒涛の波が押し寄せてきていました。
波も白く跳ね返り海に浮かんでいるゴミなどは凄いスピードで行き過ぎ、大きな波も舳先でドドーンと凄い音で割れて見ているだけで怖い。
バルコニーから見るバルセロナ港 | 8時バルセロナ港出航 |
船窓から見るマルセイユの朝焼け | ノートルダム・ドラ・ギャルド・バジリカ聖堂を望む |
部屋の海側に付いているバルコニーにはしっかりと塩が出来ていました。甘じょっぱい出来立て??ほやほやの綺麗な新鮮そのものの塩です、あらら・・・結構甘いなめて納得。
バルコニーから見る海の上の日の出、夕焼け本当に素晴らしかった何時までも眺めていたい気分です。
カモメも港に近ずくと、バルコニーで手を出せば無数に飛んでくるけど餌が無いと見れば遠ざかる、何処でも餌に吊られるのねえ、人間も一緒??かしら。
ジェノバ港ではカモメのお出迎え | 5時出航前夕暮れ時のジェノバの町 |
バルセロナの朝日 | バルセロナ入港 |
私はちょっと頂いたアルコールで何となく目が回っている、苦しい息を吐いていましたわ、残念。
食べ物も飲み物もぜいたくすぎました。
楽しかった船旅はアットの間で、主婦の仕事は毎日家族のために三度お勝手に立ち食事の用意、かたずけ、掃除などでエンドレスです。
が、何もせずにお腹が空けばレストランで食べて飲んで、遊んで、夜はドレスアップしてダイニングルームでの晩餐、好きな料理を好きなだけ注文して何度食べても良いのです。
下船前にレセプションに行き、クルーズカードで使ったお金を精算します。船内でのチップとユニセフ基金への寄付金も同時に徴収されていました。
下船手続きと精算 | セキュリティを通り下船 |
バルセロナ港ターミナル | バスで半日市内観光へ |
15年前に半分ぐらいの大きさの船での「カリブ海クルーズ」は本当に楽しかった、
地球は丸いと確信できたし、海と空の区別が無い位の真っ青な地平線、真っ白な砂浜での散歩、バハマでのレゲエのリズム、全てが免税の町「ナッソー」
今回もその延長と思ったのが間違い、大きすぎました。
そうよねえ、だって15年の間には超大型客船も数えられないぐらい就航、技術も進歩しています、15年前は一昔以上です。
次の楽しい船旅は、リアス式海岸を回る北欧クルーズでと思っています。 運が良ければ、透き通った氷山が僅かでも崩れるチャンスにめぐり合うと嬉しい。
希少な氷山が少しでも崩れる事を望んでいる訳でありませんが、スエ―デン人の友人が氷山が割れるときの僅かに見える氷の色、それは本当に透き通ってキラキラと輝くクリスタルのようで幻想的だそうです。
その瞬間を見る事が出来れば本当にラッキーと思います。
予期せぬ楽しみも多々あり、のんびりできる事も、寄港地から寄港地まで歩かなくてもいいよねえ、
明日は道中記忘れないようにと思っています。