日本の気候では30〜50年に一度だけ花を咲かすという、リュウゼツラン(竜舌蘭)の開花が始まりました。
上永谷駅入口交差点の中央分離帯(G-Map2023.10より) | |
見物人で混雑する横断歩道 | 信号機よりも高くそびえる |
5月上旬から花茎を伸ばし初め、6月中旬にTBS放送「ゴゴスマ」が、その成長と開花状況を中継して、大きな注目を集めるなか、
奇跡の花を一目見ようと、多くの人が集まっています。
普段は茎らしきものは、全く見えないのですが、開花前に急成長して、
数日間で花茎が真っすぐ天に向かって伸び、高さ5〜10メートルほどに成長することが多いそうです。
青空に一直線に伸びる花茎 | 株元の子株も開花 |
花びらはなく、黄緑色の円錐状の蕾を付け、先端が割れ、
中から黄色い雄しべと雌しべが伸びてくると開花です。
今月14日に開花が始まり、今は下から7〜8割が開花、
高さ約8メートルの花茎に黄緑色の花が咲き、開花は1〜2週間ほど続きます。
花は下から上に咲いていく | 頭頂部はまだ蕾 |
雄しべが先に出てその間から雌しべが出る(中間部) | 咲き終わった花は、子房が膨らみかけています(下部) |
開花後は枯死してしまうらしく、少し寂しい気持ちもしますね。
その一生に一度の盛大なる咲きっぷりに、植物ってすごいなあと思います。
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8月9日追記(2週間後の状況)
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2024年6月から急激に成長を始め、7月14日に開花が始まったリュウゼツラン。
前回訪問から2週間後の8月9日に再度見に行ってみると、一番上のつぼみまで開花していました。
上は頭頂部まで花が咲き上がり満開に、
下の方は茶色になって枯れ始め、果実らしきものがついているのが判ります。
2週間後(8/9)の状況 | 頭頂部まで花が咲き上がる |
下部は花が咲き終わり、果実らしきものがついている | 株元には枯れ落ちた花の残骸が葉の上に散らばってる |
NHK NEWSWEB(2024.8.2)によれば、数十年に1度のはずが、今年は全国で相次ぎ開花、上永谷だけではなく、でも開花し、話題となっているそうです。