2016年04月12日Tue

04/12 横浜山手西洋館巡り

横浜市緑の協会のガイドブック「山手西洋館マップ」を見ながら、横浜山手西洋館巡りをしてきました。
散策ルートをグーグルマップでご覧になれます

山手西洋館は「JR石川町駅」と「みなとみらい線 元町中華街駅」に挟まれた小高い丘に位置し、その両駅はバス通り「山手大通り」で繋がっています。

ガイドブックに沿って「山手イタリア山庭園」→「山手公園」→「元町公園」→「港の見える丘公園」エリアと巡りましたが、逆巡りコースのほうが下り坂なので楽だったかも。
西洋館巡りのスタンプラリーも楽しみました。

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横浜山手西洋館マップ
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西洋館巡りスタンプラリー



まず最初に向かったのが山手イタリア山庭園にある国の重要文化財「外交官の家」、明治時代にトルコ全権大使、ニュ−ヨーク総領事を務めた内田氏の邸宅だったのを横浜市が寄贈を受け、約20年前にイタリア山庭園地区に移築されました。

八角形の塔屋つきの2階建て素敵な建築ですねえ、どの部屋も洋式、和室も別棟に有ったらしいが洋館のみ公開されています。
イタリア山庭園も素晴らしく、外側の垣根に守られ中に咲く花は茎もまっすぐのび、規則正しく並んでいる様子は可愛いものです。

外交官の家(旧内田家邸宅:重文)(山手イタリア山庭園)
イタリア山庭園から眺める八角形の塔屋と、今なお残るガスストーブ・ステンドグラス・サイドボードなどの家具類が創建当時を物語っています。

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ゲート奧の端正な芝生の庭
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1階大客間
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1階食堂
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サンルームから見る庭園

整然と幾何学的にデザインされた植栽は、左右対称になっていて、庭園から見る洋館の姿は特に美しく、その佇まいはイタリア式庭園によく似合います。

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2階書斎
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2階寝室
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大客間の暖炉はラジエーター式ガスストーブ
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ホールのバラと玄関内扉のステンドグラス

山手イタリア山庭園
「山手イタリア山庭園」は、開放感溢れる「公園」というよりは、丘の上に立つ広いお屋敷の敷地のような佇まいを見せます。

「外交官の家」と「ブラフ18番館」の間を南北に抜けるメタセコイア並木のプロムナードの佇まいも魅力的で、メタセコイアの間に見える「外交官の家」の姿にも良い風情があります。

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外交官の家、八角形の塔屋
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庭園とみなとみらい
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メタセコイアの並木
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庭園から見るブラフ18番館

そして、お隣にある「ブラフ18番館」
ブラフ18番館は山手に建築されていた外国人の家、カトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使用され、横浜市に寄贈されたものです。

何とも優しいグリーンと白のコントラストが美しく、次回我家の塗装をするチャンスがあればこの色を真似たいわ。

ブラフ18番館(山手イタリア山庭園)
白い壁に緑の窓枠がアクセント。ベイウィンドウ(出窓)・上げ下げ窓・鎧戸・サンルームなど震災前の外国人住宅の特徴が見られます。

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緑の窓枠がアクセント
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ベイウィンドウの食堂
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緑に統一されたサンルーム
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資料室で休憩

そして、次の場所、山手公園へ移動。途中山手カトリック教会、フェリス女学院大学の前を通りました。

山手公園
山手公園は、1870年(明治3年)に造られた外国人向けの日本初の西洋式公園です。
生麦事件の影響で、居留地から出ることにためらいがあった外国人たちの間では、安心してピクニックやスポーツなどを楽しめる場所が待望され、整備されたそうです。

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カトリック山手教会
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美しいステンドグラス
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フェリス女学院大学
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テニス発祥地碑とコート

高くそびえる薄グリーンの屋根ととんがり頭の尖塔があるネオ・ゴシック調が特徴的です。聖堂内部には繊細なステンドグラスもあってとても綺麗で、荘厳な雰囲気でいっぱいです。

テニス発祥記念館(山手公園)
日本のテニス発祥120周年を記念してこの「テニス発祥記念館」が設立されました。当時のテニスウェアや道具が展示されています。

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バンガロー風の記念館
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女性のテニスウェア
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初期のテニスで使用された古いラケットや写真展示
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錦絵のテニスに興じる婦人達を描いたステンドグラス

今は横浜市民であれば誰でも会員になれて、テニスを楽しめる、大勢の人達がテニスに興じていたが結構激しい動きですねえ。
瞬発的にウエストをひねるのは我々人工股関節組には危険ですねえ。 やっぱり運動はやめておこっと。

山手68番館(山手公園)
現在はテニスコートと公園の管理施設・クラブハウスとして使われています。

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外装工事中の山手68番館
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西洋館らしく洋風の暖炉が

山手公園〜元町公園は、少し距離があるので路線バスで移動。
ベーリックホールは、2000年に廃校になったセント・ジョセフの寄宿舎だったそうです、音楽ホールも素敵です。
明るい日差しが燦々と入る大きな格子窓、どの家もバスルームは映画に出てきそうな真っ白なバスタブ、洗面、お手洗いはすべて水洗、とても清潔でした。

ベーリック・ホール(元町公園)
玄関の3連アーチ、ガーゴイル(魔除け)のある壁泉、軒周り幾何学模様の色タイル、クワットレ・フォイル(四つ葉形)の窓、階段手摺のアイアンワークなどの装飾や、山手本通り沿いのブラフ積みが特徴です。

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西洋館中 最大規模の建物
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居間
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食堂
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子息寝室

ご子息の部屋のある西洋館は、殆んどの壁は漆喰ですが、このご子息の部屋はフレスコ壁だそうで、如何にお子様に気を使われたことか・・・・・フレスコ画って絵画がありますものね。

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夫人寝室とサンポーチ
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バスルーム
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玄関扉・階段手摺のアイアンワーク
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ガーゴイルの壁泉、軒周りの色タイルと四つ葉形の窓

べーリックホールの隣にある「エリスマン邸」。一度お仲間さんと見学に来たことが有り、何となく懐かしい。

でもね、レストランではアフタヌーンテイだけではなく本格的なフランス料理も出しています。
ランチ時は予約が必要らしいわね。 玄関に入った途端に美味しそうな匂い、バターを焦がした良いソースの匂いに 「「お腹すいたー」」

エリスマン邸(元町公園)
レーモンドが、終生、建築の原点とした「シンプル」「ナチュラル」「ダイレクト」「エコノミカル」「オネスト」という五つの建築姿勢を随所に見ることができます。

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木漏れ日のふりそそぐ建物
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居間兼食堂とサンルーム
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暖炉のある応接室
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しょうゆ・きゃふぇ

元町公園
エリスマン邸の並び奥には関東大震災で倒壊した山手80番館の廃墟跡(ブラフ80メモリアルテラス)や、山手234番館の隣に、一階とテラスがカフェになった西洋館「えの木てい」があります。
横浜山手聖公会は、今工事の為入館は出来ませんが正面玄関の彫刻が何ともレトロ、公開されるのが楽しみです。

日当たりの良い場所で定番の 「おにぎりランチ」 デザートは今日はラスベガス土産の チョコ、これは硬いドライフルーツコーティングで珍しく美味しかった。

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山手80番館跡
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カフェ えの木てい
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横浜山手聖公会
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青空の下のランチも格別

山手234番館は、こじんまりしている建物なので展示会などが催されます。数年前は友人の漆器の展示会で行きましたが、今日も誰かの展示会が開かれていました。
パステル画だったかしら??

山手234番館(元町公園)
当時を再現した居間や、明り取りの中庭、玄関の4枚扉など。常設展示室では「まち歩きのヒント」のパネル展などもおこなっています。

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外国人向けの共同住宅
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リビングダイニングルーム
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常設展示室
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パステル画の展示会

最後に、港の見える丘公園にバス移動。
横浜市イギリス館はちょこちょこコンサートなど聴きに行きます、ウン十年前には子供たちのバイオリンの集まりで一日お借りし、キッチンまで使用させてもらい、30人位のパーテイまで出来ました。

だって、音楽も、食事もでき、お茶まで自分たちでオーガナイズできるなんて無理なく利用できるのは公共の建物だからこそですよねえ。 有難いわ。

横浜市イギリス館(港の見える丘公園)
明るく開放的な設計と、高い天井や重厚なドア、美しい寄せ木の床面、ジョージ6世の王冠の紋章など、当時の王室の威厳を感じることができます。

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旧英国総領事公邸
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食堂
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寝室
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サンルーム

最後の山手111番館は素敵なコーヒーショップ、屋内に入らなくても外からも入れます。 協定でしょうか??お茶とケーキは、どの館もすべて同じ料金です。

驚いたのはシャンデリア、20年以上前にワシントンで見つけた我家の天井に収まっているのと同じものがありました(写真○印)。 え、??どこかで見たわね^^??とても身近に感じました。

山手111番館(港の見える丘公園)
シャンデリアのある吹き抜けの空間と、ダイニングルームの大きな1枚ガラスの窓から見える港や庭園の景色が魅力的です。

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赤瓦と白壁が美しい洋館
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食堂
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1階ホールと2階の回廊
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カフェ ザ ローズ

公園には多くの外国の観光客、それにちょうど、赤い靴バス(横浜観光名所を走るバス)の折り返し地点、目の前に望むベイブリッジ等、新しい発見でした。
大佛次郎記念館もあります、ここだけは入館料が要りますが建物はすべて無料で見学できます。

港の見える丘公園
平成28年4月1日より緑化工事が終わりリニューアルオープンしました。
今までバラ園であったエリアは「イングリッシュローズガーデン」として緑化がされ、イングリッシュローズをテーマに一年草と宿根草との混植のガーデンとなり、四季を通していろいろなバラや草花が咲き競います。

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イギリス館ローズガーデン
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沈床花壇
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噴水広場と大佛次郎記念館
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噴水広場を周る赤い靴号

花壇に囲まれたこの公園からは、横浜港やベイブリッジが一望できます。展望台から眼下に広がる港や横浜ベイブリッジの風景は最高です。

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展望台
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ベイブリッジ
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氷川丸と大桟橋
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ランドマークタワー

西洋人が、日本で暮らすために如何に知恵を絞り、豪華絢爛では無く、快適な住まいを建築されたか??今でも立派に住まえる佇まい、でもこれだけの家屋を維持するのは大変、ヤッパリ資産家でなければ無理ですわ、素敵な家々でした。

どの建物の前にも必ず、デッサンをしたり、絵画を楽しむ人たちが絵筆にいそしんでいました。  どなたも本当にお上手で見せて貰うだけでも楽しい。

【敬老パスルート】
蒔田駅→(神11)→イタリア山庭園前→山手町→(神11)→元町公園前→(神11)→港の見える丘公園前→(横20)→桜木町駅
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2016年04月02日Sat

04/02 満開の三ッ池公園と大岡川の夜桜見物

横浜に住んで居ながら一度も行ったことのない桜の名所「三ッ池公園」、夕方からはこちらも有名な大岡川の桜堤に夜桜見物に。
散策ルートをグーグルマップでご覧になれます

横浜市で唯一「日本さくら名所100選」に選ばれている三ッ池公園は、山坂の多い、江戸時代に灌漑に用いられた大きな溜め池が3つ、だから三ッ池って名前が付いているそうです。

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三ッ池公園
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三ッ池公園マップ
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下の池の満開の桜
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横浜緋桜の桜のトンネル

いろんな種類の桜も木についている説明書で 「そうか^^」 とか、「なるほど」 って納得しながら一本一本見ていくのも楽しいですね。
濃いピンクの花びらは 「横浜緋桜」 ちょっと散り始めていましたが可愛い花。

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満開の「横浜緋桜」
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咲き終り葉桜の「大島桜」
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2分咲きの八重桜「白妙」
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つぼみの八重桜「紅笠」

奥に入っていくほど、お花見客は多く、テントを張り、ビニールを大きく引き、パーティ、でもねえ、お行儀が宜しいのねえ、静かに楽しんでいます。

老若男女、それにワンちゃんも一緒に何やらお花見気分で、おすまし歩き、見ているだけでも癒されますわ。
此処でも外国人のグループやご家族、本当に多く見られます。

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下の池 里の広場
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中の池 花の広場
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花桃と菜の花の前で
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ひときわ目立つ「紅枝垂」

今まで見たこともない真っ赤な花でとても愛らしく、何の木なのか気になり何処かに種類を書いてないかな^^って周りをぐるぐる、変な行動です。
すると親切な年配の女性がこれは 「花モモ」 ですよって。 知らない種類も多く、聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥・・・・その通りでした。

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西尾根道にある展望広場
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上の池 水の広場
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芝生広場とTV神奈川送信塔
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パークセンター内部

芝生広場の前にある三ッ池公園パークセンター、来園者の休憩や情報提供などが行われています。

この辺りは農家も多く、1800年頃からこの池の恩恵に預かるお百姓さん達が、感謝をこめて読んだ和歌の碑が建っていますが、昔の字ってセツメイが無ければ読めないですわ。

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下の池東岸の桜並木
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満開のソメイヨシノ
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下の池東岸からみる売店
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下の池西岸の桜並木をみる

芝生広場の先には、コリア庭園があります。神奈川県と韓国・京畿道との友好提携(1990年4月)を記念して作られたそうです。

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コリア庭園
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「通友齋」の小部屋


大岡川に沿って約3kmの桜並木が続く大岡川プロムナードへ。
明るいうちにライトアップ区間、観音橋(弘明寺)〜鶴巻橋(井土ヶ谷)をブラブラ、ぼんぼりは、観音橋〜白金橋(黄金町)まで点灯しています。

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ここはもうシート弾いて場所も無いぐらいにお花見客。
歩くのも危ないぐらいです、ぶつからないように、でも車は入るし何とかならないものかしらねえ。

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大岡川プロムナードの桜
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2,500灯のぼんぼりが点灯
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屋台も沿道にズラリ
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川辺で桜を楽しむ花見客

ライトアップは4月10日まで継続だそうです、弘明寺〜井土ヶ谷が一番桜が多く、屋台も多数出ていて人通りも多い。

吉野町の一本橋付近で、大きめのサーフボードに立って、パドルを漕いでクルージングする「大岡川スタンドアップパドルボード(SUP)桜クルージング」に出会いました。

青いLEDでライトアップされた物体が、暗闇の中、川面をゆっくり動いてくるので少しびっくり。

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大岡川桜SUPクルーズ
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川面に映るピンクの桜
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今年は、ぼんぼり点灯も2,500灯とパワーアップ
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ピンクにライトアップされた桜

ライトアップされる桜はほんのり明るく、ほんのり桜色って言葉もありますものね。
生ビールを呑みながら、カメラ片手にそぞろ歩きでした。

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ブルーにライトアップ
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グリーンにライトアップ
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川に沿ってずらりと並び咲いた薄ピンクの夜桜が幻想的

昼の桜、夜の桜、川面に映るぼんぼりとうっすらと映る桜色、これで満月だったら平安の貴族の遊び、川に船を浮かべて・・・
なんて、ロマンテックです。

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白とピンクの対比が美しい
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青桃緑のグラデーション
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夜はガラリと違う雰囲気に
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人気のステーキ串焼き

横浜最古のお寺、重要文化財の木造十一面観音立像(弘明寺観音)様が有る弘明寺へお参りして帰路につきます。

石段参道途中には、身代わり地蔵様も鎮座され、身体の悪いところと同じ場所をさすり祈願すると、癒してくれる御利益があります。

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弘明寺商店街
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弘明寺観音


【敬老パスルート】
新横浜駅⇔(市営104/6)⇔三ツ池公園北門バス停⇔三ツ池公園
新横浜駅→弘明寺駅→大岡川プロムナード→井土ヶ谷バス停→(神 横43)→前里町バス停→大岡川プロムナード(夜桜)→吉野町駅→弘明寺駅→大岡川プロムナード(夜桜)→弘明寺観音→弘明寺駅
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2016年03月29日Tue

03/29 総持寺・キリンビール横浜工場見学

ふら^^り旅、今日は禅寺で有名な総持寺まで足を延ばし、ついでにキリンビール横浜工場見学を予約。
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2016総持寺1.jpg外国人の参拝者も多く、またお墓にも参るコースがあるのでしょう。
話の内容はドイツからの観光客??または禅に興味があり修行に来日なのかはわかりませんが剃髪の方も半分。
お墓には桶を持って墓石に水を掛ける事も不思議な模様。

福井の永平寺と並ぶ禅寺で、でもやっぱり建物は関東大震災で消失したのか、まだ新しいので建物自体には歴史は感じられませんでした。

広い参道を進み、三門に向います。

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総持寺参道入口
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三松関(総持寺の総門)
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三門
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三門の阿吽の仁王像

永平寺は深い森の奥にあり、建物も総持寺とは違い、古い歴史をそのままに現在に残している感じです。
両方を参拝して見るのも如何でしょうか。

三門を入ると、総受付の香積台がある外苑が広がります。

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大駐車場から外苑を見る
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三松閣(研修場、宿坊)
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外苑の中心に建つ向唐門
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香積台(総受付)

香積台の中に入ると、福徳さずかる おさすり大黒、そして奥に、木彫りでは日本一大きい高さ約1.8mの大黒尊天がお祀りされています。
売店では、総持寺グッツのお土産品も売っていました。

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右)受付、左)売店&休憩処
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正面奥の大黒様(1)
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おさすり大黒
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売店に併設された休憩処

福徳をさずかった?ところで、外苑と内苑とを分ける「百間廊下」の金鶏門をくぐって内苑に入ります。

前日にテレビで放送されたらしい 「百間廊下」 足跡一つないピカピカ、それも若い禅僧が走りながら雑巾がけ、それを先輩が気合い??を入れて指導しています。

毎日2回行われる雑巾がけの際、廊下と平行する土間に長い水の線を二本引き、先端をくゆらせて線香のように見立てて、鶴見事故慰霊のお祈りしているのだそうです。

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百間廊下と金鶏門
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修行中の僧と二本の水の線
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待鳳館(迎賓館)
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紫雲臺(方丈の間)

これも修業の内なのでしょう、汗だくで長^^^い 百間廊下を力強く、バケツの中で絞りながら拭いている姿、思わず自分の小さい時の経験を思い出しました。

修業は 走りながら廊下を拭き、叱咤激励する先輩僧に大きな声で返事を、汚れた雑巾をバケツの中で洗いながら・・・これを繰り返す、見ていてかわいそうでした。

廊下は日々の雑巾がけで、ピッカピカです。

内苑の中心は、大祖堂と仏殿です。大祖堂は、開山堂と法堂を兼ねた本堂客殿で、仏殿は、七堂伽藍の中心部に配置されていて「大雄宝殿」とも呼ばれます。

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大祖堂
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堂内入口と香炉台
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大祖堂内部、御両尊(瑩山禅師・峨山禅師)(2)を安置
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復興プロジェクトの江戸彼岸桜もほころび始めました

荘厳な屋根や、本堂などは目を見張るばかりです。内陣の天蓋金飾りも綺麗に掃除され、本当に金ぴかでした。

中に入ると厳かな気分になり、身を正しますね。

内苑には、東日本大震災の「復興祈願桜プロジェクト」の育苗場があり、ここで育てられた江戸彼岸桜が、
毎年、被災地の寺院へ贈られていて、今年も可憐な花をつけています。

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仏殿(大雄宝殿)
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中雀門越しに向唐門をみる
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仏殿内部
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本尊の釈迦無尼如来(3)

石川県輪島市に「総持寺」の前身がありましたが、明治31年(1898年)火災で焼失し、明治44年(1911年)現在地に移転されました。

放光堂は、総持寺が能登から移転されて、最初に法要が厳修された記念すべきお堂です。

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放光堂
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放光堂と繋がる鐘鼓楼
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放光堂内部
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放光堂の阿弥陀様(4)

裕次郎さんのお墓にも参拝しましたが、順路が書いてありました。
勿論立派ですが、仰々しくなく派手さはありません、たくさんのファンの方が参られるのでしょう、素敵なお花が一杯たむけてありました。
お墓の門石には左右に 「裕次郎」 ってあり、裕ちゃんズワールド??」でしょうか。

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墓地への入口、北部金鶏門
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道案内の矢印と桜の木
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石原裕次郎氏の墓処
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夫人が彼を偲び贈った詩

墓地から内苑に戻ります。
大僧堂は、七堂伽藍の中でも重要なお堂で、朝の坐禅から就寝まで大僧堂を中心に日夜修行に励む坐禅道場です。

宝蔵館前には、禅の精神を表現した雲水群像、雲水とは禅宗の行脚僧のことで、「行雲流水」のように一ヵ所にとどまらずに修行することを意味しているそうです。

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大僧堂(坐禅道場)
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宝蔵館「嫡々庵」
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宝蔵館前の雲水群像
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梅壽庵(水子供養受付所)

三門の左を登った小高い丘陵を雙眸丘(ふたみがおか)といい、三寶殿、穴熊稲荷、平成救世観音、大梵鐘などがあります。スタンプラリーの残る2つの仏様はこの丘におられます。

境内には横浜市で起こった鉄道事故、桜木町事故(1951年)と鶴見事故(1963年)の慰霊碑が建立されています。

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雙眸丘(ふたみがおか)
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桜木観音菩薩像と慰霊碑
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平成救世観音(5)
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穴熊稲荷

総持寺の守護神は荒神様(三寶大荒神)で、仏・法・僧の三宝を守護する三寶大荒神として祀られています。

三寶殿近くにある大梵鐘は、関東一の大きで、大晦日には一般参詣者も、大梵鐘を撞くことができるそうですよ。

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三寶殿、守護神は荒神様(6)
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大梵鐘、関東一の大きさ
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総持寺スタンプラリー
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6個のスタンプを集める

総持寺にはスタンプラリーがあって、お参りしながらいろんな仏様にお逢いできました。
スタンプ用紙はスタンプ台に置かれています。そのスタンプがすごく可愛いらしい。
(ラリーの仏様は写真に番号(1)〜(6)がふってあります)




さて、今日のお目当てはもう一つ、キリンビール横浜工場に。キリン横浜ビアビレッジの「一番搾り うまさの秘密体感ツアー」です。

このキリンビールが出来たのは日本で初めて、山手に出来たのだそうですわ、まったく知りませんでした。

横浜の山手です、そんなことも知らずに飲んでいたわけですねえ、ビールが 出来上がるまでの工程を可愛いお嬢さんがガイドしてくれます。

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キリンビール横浜工場
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綺麗に手入れされた中庭
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トリックアートの前で
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出発までロビーで待機

一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の飲み比べや、麦芽の試食、ホップの香りを体験できるツアーで、おいしさの秘密や、こだわりの製法・素材を五感で体感できます。

受付で名前を告げて、見学ツアー開始を待ちます。出発まで時間があるので、中庭やレストランをブラブラ。

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バブ「スプリングバレーブルワリー(SVB)」
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6種類のクラフト(手作り)ビールが楽しめるパブ
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レストラン「ビアポート」
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キリン各種銘柄を楽しめる

いよいよ体感ツアーのスタートです。受付からエスカレーターで3階の入口に入るとすぐに、ビール工場ならではの「仕込み」の香りが漂います。

工程ごとに、女性スタッフが丁寧に説明してくれ、ビールの原料である「麦芽」や「ホップ」を触って・嗅いで、食べてみる事ができます。

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[1]素材
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麦芽とホップ
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[2]仕込(糖化・麦汁ろ過・麦汁煮沸・麦汁沈殿)
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パネルを見ながらの説明

普段、口にすることのない麦芽、ガイドさんが渡してくれた麦芽を皮付きのままパクリ。
香ばしい美味しさは、このままビールのおつまみとしてもイケそうです。

一番搾りで使うのは、麦芽を糖化してつくった「もろみ」をろ過し、最初に流れ出る一番搾り麦汁だけ、とのこと。

体感コーナーでは、「一番搾り麦汁」と「二番搾り麦汁」が配られます。見た目でも色が違うのが分かります。

こんなにも甘さが違うとは、飲み比べてさらにびっくり!

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一番搾り うまさの秘密体感コーナー
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左が一番搾り麦汁、右が二番搾り麦汁
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4種類の仕込み釜が並ぶ
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[3]発酵(酵母を加え発酵)

麦汁に酵母を加え、約1週間発酵させ、1〜2ヶ月貯蔵・熟成し最後に酵母をろ過します。

驚いたことに、貯蔵1タンクの中には350ml入りビール缶、大人が毎日一本ずつ飲んでも4000年かかるそうです。
ひゃーーー驚きですねえ、生きてないわ・・・・

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[4]貯蔵・酵母ろ過
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立ち並ぶ実際の貯蔵タンク
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[5]パッケージング
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映像を使っての説明

この工場のパッケージラインは、1分間に350ml缶に2000本ものビールを詰め込む事ができるそうです。

工場見学を終え、試飲コーナーへ移動します。試飲は一人3杯まで。ガイドさんが、家でも缶ビールをおいしく飲める方法「三度注ぎ」を実演伝授してくれます。

一番搾り、季節限定ビール小麦のうまみ350ml、黒ビールそれぞれ1杯ずつ試飲できます、おつまみのピー煎も一袋付きます。

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試飲コーナー
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三度注ぎの実演
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1杯目はキリン一番搾り生ビール
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2・3杯目は一番搾りスタウトと小麦のうまみ

今回は特に、キリンビール一番搾りの出来上がりを知りましたが、試飲タイムで飲んだところやっぱり凝縮された味で、美味しいかな^^と思ったのですが・・・通でないので解りません。

でも、喉が渇いていたので、できたてのビールは本当に美味しかった。試飲タイム20分では、3杯目は飲みきれないで思案中でした。 
お腹には限度があるわね^^^^^

【敬老パスルート】
横浜駅→(市営41)→総持寺前バス停→総持寺→鶴見駅前東口→(市営18)→生麦バス停→キリンビール横浜工場→京急生麦駅→横浜駅
posted by ほがらかさん at 23:27 | Comment(0) | .レジャー 敬老パスの旅

2016年03月24日Thu

03/24 桜を求めて大倉山へ

神出鬼没って言葉がぴったりな、ふら^^り、ふら^^り楽しいですねえ。
散策ルートをグーグルマップでご覧になれます

以前から気になっていた大倉山記念館に。 梅林など公園も楽しめるし、桜が少し咲き始めたところです。
急な坂をふーふー言いながら登り切った場所に有るのですがそこまでが辛い。傾斜何十度??って思うぐらい。

三溪園と同じで、事業で成功された 大倉 邦彦氏が寄贈された建物です。
横浜市指定有形文化財に指定されている現在の建物は、大倉精神文化研究所の本館として竣工されました。
主な見所は、建築模様や蔵書、貴重な図書らしい。 図書館も兼ねて貸し出しもあります。

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大倉山記念館
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散策マップ
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(左)道標の彫刻 不滅への飛翔、(右)大倉山公園入口
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(左)記念館坂、(右上)記念館入口、(右下)記念館説明板

大倉山駅の改札を出てすぐ右の、線路沿いの大倉山記念館に向かう急な坂道(かなりの勾配)を暫く登っていきます。
アテネ市(エルム通りがある)との姉妹提携を記念し1992年(平成4年)に大倉山公園への道標として建てられた「不滅への飛翔」が目印です。

丘上に大倉山公園があり、緑色の木々に囲まれる様に大倉山記念館が建っています。
建物の正面は本当に何処かの彫刻を思い出すよう、それに、玄関に立つ4本のポールは何処かシカゴ美術館を思い出しました。厳かな気分になります、

正面入口から中へ入って、まずはじめに目に飛び込んできたのは、石造りの階段。そしてその先には威厳のある装飾に囲まれた扉。とてもホールへの扉とは思えません。

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クレタ・ミケーネ様式の列柱と装飾が随所にみられる
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エントランスホール、扉の奥はコンサートホール
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コンサートホール(写真:公式HPより)
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吹抜け天井の列柱、獅子と鷲の彫刻、回廊を見上げる

大倉山記念館は、ホール、会議室、ギャラリー、図書館などを備えた80年以上の歴史を誇る建造物で、コンサートや写真展などがよく行われています。
様々なドラマ・映画などのロケ地としても有名で、でも残念ながら、8月から始まる WOWWOW のドラマの撮影で、ホールや会議室の中は見学できませんでした。 

撮影隊の方に聞くと題名はまだ決まっていないので申し上げられないとか、でもね、ドラマの撮影にも何十人も必要なのですねえ、、機材やら、場所やら、アングル等の指示、
見ているだけで 「ドラマが出来るまでは大変な労力ね」 でもそれがヒットするかどうかは視聴者によるのも大変です。

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大倉精神文化研究所附属図書館
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図書室の書庫は、開架式で自由に見るとこができます
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ギャラリー
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ギャラリー内部

外観や装飾様式は、ギリシャ文明よりさらに古いクレタ・ミケーネ様式(プレ・ヘレニック様式)というそうで、円柱の上部が太く下部が細くなっているのが一番の特徴です。
あらゆる場所にこの特徴が見て取れます。

中央館の地下には、大倉邦彦が建物の建立に込めた思いを印した「留魂碑(りゅうこんひ)」が地中9mの深さに埋められています。

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階段側面のクレタ・ミケーネ様式の彫刻
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第1会議室内部
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地下ホールと会議室廊下
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地下中央階段裏の留魂礎碑

当時で総費用は約70万円、現在なら数十億円に相当する。 個人の建物で初めてですねえ、気が遠くなるわ^^^^^^。
個人的に一度だけ25年前、知り合いの不動産屋さんが家だけで10億する家を見に行きますか??って、恐れ多くも持ち主さんと親しいのだそうで見学させていただきました。
当時、財を成した方だそうでそれはそれは、立派、御屋敷の門はエッチング、玄関までのたたきは御影石、眩しかったですわ、自家用車は外車ばかり、ベンツからBMW,
ベントーレまで7台ありました。 派手な車は無くシックだった記憶があります。
どなたさまがお使いに成るのでしょうか??だって、ご家族は3人と聞きました。

ご主人、奥様のそれぞれの応接間、日本庭園と洋風な薔薇の咲き誇っているイングリッシュ・ガーデン、素敵な家具、何と言ってもキッチンには、特に目を見張りました。
ダニエルの家具に40名用のパーテイが出来るウエッジウッドの食器、ずら^^^^とそれは立派でした。 お客様の時はホテルからシェフがやってきて作るとか。
別にあるダイニングルームは、調度品も含めて重厚で厳か、そして温かい感じでした。 

しかし、奥様は奢ったところが無い、真っ白いレースのエプロンで迎えて下さり大変恐縮したものです。
これぞ御屋敷って感じでした。 は^^^と溜息でしたが、全員住込みのお手伝いさんや、庭師、書生さん達の丁寧なご挨拶にも感激でした。
前の日がお嬢様の結納とかで床の間には、横山大観の赤富士の絵の下にうず高く積まれていました。

たまにお宅の前を通ることも有り 「皆さまお元気かしら??」 って気になりますが、呼び鈴をピンポ^^^^ンは出来ませんわ。


大倉山公園は梅林で有名ですが、公園の周囲には桜の木も植えられています。記念館の横の道を進み、梅林に向かいます。

東京は3/21、横浜は今日3/23に桜の開花宣言がだされましたが、公園内の桜もほころび始めていました。

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記念館前庭広場
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大倉山公園梅林
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梅林内の桜並木
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ほころび始めた桜

駅前商店街の大倉山エルム通りは、街のシンボルの「大倉山記念館」をイメージして、ギリシャ風の白い外壁のおしゃれな建物がずらっと立ち並びます。

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坂道を下って大倉山駅へ戻ります
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電柱もない美しい佇まいの大倉山エルム通り
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記念館の意匠とイメージで統一した街並み
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白いギリシャ風の外壁の重厚な佇まいが美しい

帰りは遠回りして、 大倉山から新横浜「イケア」 まで、 ここにしか売っていないタオルも手に入れてルンルンで帰宅。
平日なのに人混みで迷子になりそう、また広い店内も何処を通れば出口なのか、大変でした。

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【敬老パスルート】
新羽駅→(市営41)→大倉山駅前→大倉山記念館→梅林→エルム通り→大倉山駅前→(市営41)→新開橋バス停→IKEA→(シャトルバス)→新横浜駅

posted by ほがらかさん at 23:32 | Comment(0) | .レジャー 敬老パスの旅

2016年03月22日Tue

03/22 金沢動物園〜草食動物の楽園

一週間ウオーキングを兼ねてあちら、こちらへとフラフラ。 桜開花のニュースも有るのに寒^^^い。
散策ルートをグーグルマップでご覧になれます

2016金沢動物園2.jpg横浜市にある動物園で最後に訪れた金沢動物園、ズーラシア、野毛山動物園、これで全部制覇。
ヤッパリ動物の表情は癒してくれますねえ。3つの動物園の中では、規模はズーラシアと野毛山動物園の中間です。

金沢文庫は昔から御屋敷町と聞いていましたが、広大な山全体が動物園エリア(有料)、公園エリア(無料)に分けてある自然公園です。

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金沢動物園
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動物園行の急行ZOOバス
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菜の花畑の向うに公園エリアのローラーすべり台
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ローラーすべり台先の白い山桜

公園エリアにある「こども広場」には、斜面を利用した100mのローラーすべり台とアスレチック遊具、バーベキュー広場があり、動物園を見たあと公園エリアで子供を遊ばせることもできます。

まだ花の少ない時期に、丘一帯が黄色い菜の花、気分もパーッと明るくなりますね。
頂上から見る金沢八景の海方向は、そこまで春が来ている空の色でした。

土日祭日は動物園入口までバス便がありますが、公共の乗り物は便利が良いわりには、本数が少ない。

園内に入り、リトルワールドな動物の人形たちが歌い踊る「なかよしトンネル」を抜けると「わくわく広場」、色々なイベントや飲食・物販ブースが出迎えてくれます。

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なかよしトンネル
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わくわく広場
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ミニ新幹線「はやぶさ」乗車体験
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手作りおもちゃやアクセサリーの展示販売ブース

園内は生息地別にアフリカ区、オセアニア区、ユーラシア区、アメリカ区の4大陸に分かれて展示されていて、コアラ、ゾウ、キリン、サイ、オカピなど世界の希少草食動物を中心に飼育されています。

【アフリカ区】
直進すると、最初の動物であるモモイロペリカンに会うことができます。

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ミモザの鮮やかなイエローが映えるアフリカ区
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モモイロペリカン

金沢動物園にもオカピがいます、広場で草を食べていましたがゆったり、のっしり、よく見ると耳が非常に大きく、遠方の危険を察知するのっでしょうか??

管理されているのでとても綺麗ですねえ、1901年にサバンナで発見されたらしい。
日本でオカピが見れるのは上野動物園と横浜ズーラシアとここ金沢動物園の3か所のみです。

キリンの体型って、殆んど胴体は長くやっぱり首はながい??4頭いましたがきっと親子なのでしょう、母キリンのそっくりなマネで食べている姿はまるで子育てと同じです。

同じようにカンガルーもママの袋の中に入りたくて、「入れてよ!!」って、声が聞こえそうですが入らせないで保育をしています。

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絶滅寸前のヒガシクロサイ
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母親に甘えるキリンの親子
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野生では一度絶滅したアラビアオリックス
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珍しい動物オカピ

こんな親子の会話が微笑ましかったですわ、
パパ 「ねえ^^オカピの尻尾可愛いねえ、
    僕の尻尾は何処にあるの??」
僕 「え^^とね、え^^と、何処にある??」

真面目にパパに言っている言葉が可愛い。
口も良く回らないお子ちゃま言語で可愛いわねえ、こうやって成長し、言葉も覚えるのですね。

【オセアニア区】
オセアニア区の人気はコアラ、1日の大半を寝て過ごすそうですが、お昼の餌の時間(ユーカリの葉を換える時間)は起きている(起こされている?)ことが多いそうです。

愛くるしい顔がぬいぐるみみたいで、つぶらな瞳、大人のコアラも可愛いですが、子どものコアラには敵いませんネ。
毎日忙しくしていますが、動物を見ていると反省です。 でもねえ、急ぐこともないのに何かそわそわ、いつも動いている、ま^^^早く言えば落ち着きが無い??

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コアラ舎
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飼育員に支えられて木登り
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ママの背中に乗りユーカリの葉を食べる子供のコアラ
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のんびりと日向ぼっこをするカンガルー

【ユーラシア区】
続いてユーラシア区です。子供たちに大人気のインドゾウ、オスのゾウが、これまでいろんな動物園で見た中でも最強クラスに大きくて、迫力あるキバを持っていました。

丁度、動物園わくわく体験「ゾウのキバにさわってみよう」の最中でした。

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インドゾウ
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動物園わくわく体験
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タンチョウ
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シロテテナガザル

絶滅品種の中でも、特に種の保存が大切です。  大平原で、自由自在に疾走するサバンナの動物、本当に見たい。
赤字の動物名:国内では金沢動物園のみ展示している動物です)

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世界最大の野牛ガウル
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ベアードバク
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スーチョワンバーラル
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インドサイ

【アメリカ区】
アメリカ区には、ポニーやヤギ、ヒツジなどがいる「ほのぼの広場」や、「ロッキーマウンテン」という大きな岩の山があります。

ほのぼの広場では、NHKの子ども番組に出ているメーコブのモデルになったジャコブヒツジと触れあえます。

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ほのぼの広場
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ジャコブヒツジ

ロッキーマウンテンでは、正面の岩場にオオツノヒツジ、左にシロイワヤギ、下に大草原で暮らすアメリカプロングホーンが生活しています。

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アメリカ休憩所
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オオツノヒツジ
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アメリカプロングホーン
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シロイワヤギ

動物は、種類も多くは飼育はしていませんが、生後間もない赤ちゃんから、小学低学年までには充分で全体がお子ちゃまランドです。

【敬老パスルート】
上大岡駅→(市営64)→磯子駅前→(京急4)→金沢文庫東口/西口→(京急文2)→夏山坂上バス停→金沢動物園→(京急文21、急行)→金沢文庫西口/東口→(京急4)→磯子駅前→(京急磯6)→上大岡駅
posted by ほがらかさん at 14:56 | Comment(0) | .レジャー 敬老パスの旅

2016年03月18日Fri

03/18 春を感じに三溪園散策

真っ青な空にウキウキ、三溪園まで。
散策ルートをグーグルマップでご覧になれます

2016三溪園1.jpg名前の由来の三溪園とは、生糸で財をなした原 富太郎氏が、雅号の三溪を付け、三溪園になり横浜市に寄付されている。

私と同じ年齢で逝去され、若くして財をなし、あれだけの文化的財産を残されたのですねえ。
記念館には彼の残した偉大な足跡を順を追って展示されている。 記念品、それに絵心がある人で、若い画家のパトロンでもあったようです。

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正門門柱
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大池と旧燈明寺三重塔
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旧燈明寺三重塔(重文)
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鶴翔閣(市文化財)

国の重要文化財建造物10棟、横浜市指定有形文化財建造物3棟を含め、17棟の建築物を有し、起伏に富んだ山あり、谷あり、川あり、池あり、三溪園の土地は、原富三郎三渓の養祖父である原善三郎が明治元年頃に購入したものです。

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内苑入口の御門(市文化財)
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臨春閣玄関前で記念撮影中の新婚カップル
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臨春閣(重文)全景と振袖姿の外人モデル
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臨春閣内部、狩野探幽はじめ狩野派絵師による障壁画

単に各地の建物を寄せ集めただけではなく、広大な敷地の起伏を生かし、庭園との調和を考慮した配置になっています。

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旧天瑞寺寿塔覆堂(重文)と咲き終わった白梅
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月華殿(右、重文)・天授院(左奥、重文)
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聴秋閣(重文)
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春草廬(重文)

園内にある国の重要文化財建造物10棟は、全て京都など他都市から移築した古建築であり、移築自体に本来の価値に対する評価を投げかける意見もありますが、
中には現地で荒廃していた建築物を修復して移築したものも含まれているそうです。

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春草廬の屋根の上に満開の大寒桜
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蓮華院と竹林
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旧矢箆原家住宅(合掌造り、重文)
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黒光した柱や煙の匂いが当時の生活を偲ばせる

400年を経ている建造物、風雪に耐え木の年輪をむき出しにしている廊下や雨戸、触らないようにって書いてあるけど思わず木肌を撫でて見ました。
何とも優しく暖かい温もり、表面はつるつる、木のトゲなど手には感触がありません。

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旧東慶寺仏殿(重文)
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寒霞橋の先に横笛庵
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鴨や鯉に餌をあげられます
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大池と浮島の東屋涵花亭

本来ならば、桜のピンクの花の下で懐石弁当を開きたいところですが・・・・・見渡す限り、花の季節にはちょっと早く、古にタイムスリットやっぱりおにぎり、たくあんでしょう!!
ほがらかおじさん、今日はこれだけね??って、でもねえリュックに背負って持参ですよ!!
熱々のコーヒーと、デザートは何故かチョコレートコーテイングのヨック・モック、彼方に見える3重の搭をおかずに、しばし古の世界に浸ってきました。 

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旧燈明寺本堂(重文)
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三溪記念館
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原三溪の絵画、臨春閣の襖画など所蔵品の展示
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記念館前の春の七草

好天気の結婚式前の写真撮影5組拝見、どのカップルも本当に綺麗。
思わず超可愛いお嫁さんと、今人気絶頂の俳優、デイーン・フジオカさんにそっくりのカップルに思わずパチリ。

スエーデンからモデルさんを連れて三溪園での写真撮影、聞くとどうも日本の宣伝に使うそうです。
日傘の色が気になるけど振袖姿がとてもチャーミング、それに日本人と変わらぬ背丈不思議に金髪とよく映えます。

帰りに中華街に寄り道。なかなか手に入らなかった中国黒酢調味料「鎮江香醋」を中国物産店で見つけ早速購入。

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横浜中華街
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中華街のシンボル関帝廟
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北京ダックの食べ放題
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中華食材・中国物産の店

【敬老パスルート】
桜木町駅→(市営8・148)→本牧三溪園前バス停→三溪園→本牧バス停→(市営8・148)→中華街入口バス停→中華街→中華街入口バス停→(市営8・148)→桜木町駅
posted by ほがらかさん at 15:37 | Comment(0) | .レジャー 敬老パスの旅

2016年03月16日Wed

03/16 ズーラシア・アフリカのサバンナゾーンが凄い!

よこはま動物園ズーラシアは、神奈川県横浜市旭区にある動物園です。正式名称は「横浜市立よこはま動物園」。
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2016横浜ズーラシア1.jpg“ズーラシア ” という名称は、動物園 とユーラシア を合わせた造語で、1996年に市民公募によって選ばれました。
「ユーラシア大陸の様に広大」 という意味が込められているそうです。

ズーラシアは「アジアの熱帯林、亜寒帯の森、オセアニアの草原、中央アジアの高地、日本の山里、アマゾンの密林、アフリカの熱帯雨林、アフリカのサバンナ」の8つのゾーンで構成されています。

昨年4月にオープンしたばかりの「アフリカのサバンナ」ゾーン・・・前回はお仲間さん達と一緒でしたが、まだ完成していなく、今日が初めてです。

大きなの象のオブジェに迎えられて気分はジャングル、写真を買う、買わないは別として、さっそく頭の被り物付きでパチリ。

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ゾウのオブジェの前で
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訓練中のインドゾウ
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ボルネオオランウータン
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スマトラトラ

隈なく園を回り、疲れたらオカピの動物バスに揺られて回る、のんびりゆったり、何だか動物の気持ちになったようで歩く姿もノッシ、ノッシと・・・・・いつもですが。
このバスは目が動くのですよ、あくまで子供達を楽しませるようにできています。

春休み前なので園内はかなり空いているが、お子ちゃまが多いこと、目を輝かせて動物に、「こんにちわ^^^^」 手を振ったり、背伸びして感激しています。

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オカピ型の園内バス
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ウンピョウ
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インドライオン
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アムールヒョウ

ヒョウの一種でウンピョウ、これは体の毛皮模様が雲を連想させるので雲ピョウって言うらしい、トテモ綺麗なヒョウです。
猛獣がガラス窓に突進してくるのは迫力がありますね、おもわずウア^^^って顔をそらしました。

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ジャングルカフェ
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フンボルトペンギン
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バックヤードのツヨシ君が気になるジャンブイ君
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カンガルーの餌やり

オスと間違われていたホッキョクグマの「ツヨシ君」(メス13歳)が、今年3月1日にズーラシアに嫁入り、昨日から3月19日のお披露目までプレミアム見学会です。
まだ慣れていないようで、ちょっとうつ状態、動物でもキット、ストレスがあるのですね。

一番の人気はシマウマのようでシマウマでない、オカピ、何とも不思議です、地球上にはまだ見ない、知らない動植物で溢れているのですねえ。
この 「青くて美しい地球」 を守っていくのも私達の役目です。

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オカピ
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オージーヒルレストラン
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ころころ広場のおかめ桜
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幻想的なピンクの世界
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園内バス乗り場
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園内バスの車内

見どころは日本初!4種類混合展示!、アフリカのサバンナをイメージして草原エリアでキリン・シマウマ・エランドと、肉食のチーターの放し飼い、クロサイとライオンは見えない堀で分離し、同じ草原にいるかのように見えるようになっています。

それぞれのゾーンの周りにはかなり深い堀がめぐらされているけど、シマウマがその上を歩いていますが良く落ちないものだと感心です、平衡感覚が素晴らしい。 生き抜くためには必需なのかもね。

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バードショー広場
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アフリカのサバンナゾーン
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グラントシマウマ
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チータとエランド

ライオンも、チーターも手入れされているのでとても綺麗です、でもねえ、連日の雨で広場は泥んこだったのでしょう、シマウマが白い所が無いぐらい汚れていました。大地に寝転がったりひょっとして、人間と同じ格好??

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ミーアキャットの餌やり
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リカオン
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ヒガシクロサイとシマウマ
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ライオン

周りを見ても完全にピクニック状態、あちこちでお弁当を広げて楽しそうですわ、 私達もサンドイッチとコーヒー、デザートにミルフィーユ持参。 
あまり好きでないサンドイッチですが燦々と輝く太陽の下で食べるのは実に美味しい、贅沢ですわ、これって気分で食べる???

【敬老パスルート】
戸塚駅⇔(神中 戸17・戸19)⇔三ツ境駅南口/北口⇔(相鉄 旭24・旭25)⇔よこはま動物園
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2016年03月15日Tue

03/15 横浜市歴史博物館と大塚・歳勝土遺跡訪探

歴史をひも解く企画展と遺跡訪探で、4000年前にタイムスリット。 知らなかったわ^^^、横浜に遺跡が有る事を初めて知りました。

2016大塚歳勝土遺跡13.jpg港北ニュータウンの中心部、センター北駅から徒歩5分にある横浜市歴史博物館と大塚・歳勝土遺跡に行ってきました。
こんな処に遺跡?と思わせる、周りの開発が進んで、なんだか不思議な一角です。

先日横浜市金沢区の称名寺に行きましたが、称名寺貝塚は今からおよそ4000年前の縄文時代後期の貝塚です。
称名寺は鎌倉時代に創建されたお寺ですが、その周辺に縄文時代の貝塚が眠っているのです。

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横浜市歴史博物館
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受付を済ませ2F展示室へ
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企画展「称名寺貝塚〜土器とイルカと縄文人」
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縄文時代後期の貝塚分布と海岸線の変遷

発掘調査ではイルカや魚の骨が大量に出土し、シカの角で作った銛や釣針などの漁具も見つかりました。

この地で暮らした縄文人は海にこぎ出してイルカや魚をとり、遠く離れた土地と行き来していたのです。
縄文人の暮らしぶりが伺えます。

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第T部 土器からみた称名寺貝塚の変遷
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称名寺貝塚から出土した貝・魚類の骨
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貝塚から出土した石器
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第II部 称名寺土器の時代

称名寺貝塚で見つかった土器から、縄文時代後期初頭の土器型式を「称名寺式土器」と呼んでいます。
この称名寺式土器は、西日本からの影響を受けて作られたと考えられているそうです。

常設展は「横浜に生きた人々の生活の歴史」をテーマにして、三万年近い歴史を原始から近現代まで6つの円形の展示室に分け、時代に沿って横浜の歴史が手に取るようにわかる展示がされています。

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常設展示室
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展示室マップ
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原始T(自然の恵みの中で生きる)
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原始U(稲作と争いの始まり)、大塚・歳勝土遺跡模型

横浜市域にて出土した土器、埴輪をはじめ様々な文化財や、ジオラマ・模型の展示のほか、横浜2万年の歴史を15分の映画で紹介する「歴史劇場」があります。

展示文書から、「横浜村」の名称が初めて登場するのは、室町時代中ごろと知りました。

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古代(古代国家誕生、都筑群衛をめぐる人と物)
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中世(戦乱の中に生きる)
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近世(東海道と宿場の繁栄)
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近現代(横浜開港と人々の暮らし)


国指定史跡の大塚・歳勝土遺跡公園は、今から約2000年前の弥生時代のムラとお墓の跡です。
外からの敵を防ぐために周囲には濠が廻らされ、当時は100人くらいの人々が暮らしていたようです。

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大塚・歳勝土遺跡公園
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遺跡公園マップ
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大塚遺跡、竪穴住居7棟、高床倉庫1棟が復元されている
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復元された集落を巡る環濠、土塁、木柵

遺跡内には、竪穴住居7棟をはじめ高床式倉庫、型取り遺構、木橋など(大塚遺跡)が復元され、

方形周溝墓とよばれる大塚遺跡に住んだ人々のお墓(歳勝土遺跡)もあり、低い四角形の盛り土と、その四辺を溝で囲んだ形が特長です。 

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竪穴住居
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竪穴住居の内部
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竪穴住居の型取り遺構
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歳勝土遺跡、復元された方形周溝墓

園内には都筑民家園もあり、都筑郡牛久保村にあった旧長沢家住宅を移築復元しています。

18世紀中ごろに建てられた旧長沢邸は、名主を勤めていただけあって、十畳二間の畳み敷きの部屋、板敷きの二間、囲炉裏のある広い板の間、炊事場のある土間があり、とても大きな古民家です。

ボランテイアさんは、昔のお百姓さん宅は畳の部屋なぞ無かったと説明されていました。

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都筑民家園(旧長沢家住宅)
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囲炉裏のある居間
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土間と台所のカマド
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主屋の隣に建てられた茶室
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民家園上の草地広場の桜
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鐘状の緋紅色の寒緋桜

離れに茶室もありましたがどなたか 「ひそ・・・ひそ・・・」 と部屋の中はまったく覗くことはできません、ひそかに想像するだけです。

「歴史博物館のボランテイア募集中」 でした。 発掘調査などまだまだ解明には時間が掛るようですが、体型的に無理で、残念ながら腰を折っての作業は難しい。  

どれも管理が良く行き届き、古いものを大切に次世代に残す事は素晴らしい。

【敬老パスルート】
戸塚駅⇔センター北駅⇔横浜市歴史博物館
posted by ほがらかさん at 23:37 | Comment(0) | .レジャー 敬老パスの旅

2016年03月02日Wed

03/02 横浜の浄土式庭園 称名寺散歩

久し振りに見る綺麗な富士山に気分もお出かけモードで金沢八景まで。
散策ルートをグーグルマップでご覧になれます

富士山と丹沢の山並み
富士山と丹沢の山並み
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金沢シーサイドライン
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海の公園柴口駅の案内標識

金沢シーサイドラインで無人駅の海の公園駅、山側に金沢文庫・称名寺、海側に海の公園、綺麗に管理されている。

称名寺は、横浜金沢区にある真言律宗別格本山の寺院で、創建時期については確実なことは判っていませんが、1258年(正嘉2年)北条実時が六浦荘金沢の居館内に建てた持仏堂(阿弥陀堂)がその起源とされています。

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称名寺の浄土式庭園
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境内マップ

金沢北条氏の菩提寺で、境内は国の史跡に指定され、赤門、仁王門、金堂、釈迦堂などがあります。
質朴な赤塗りの赤門をくぐると、石畳の参道がつづき、やがて丘陵を借景にした、関東でも数少ない広大な浄土式庭園がひろがります。

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朱塗りの赤門(惣門)の先に参道が続く
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桜並木の石畳参道の突き当りには仁王門
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参道途中にある横浜市最古の建造物、光明院の表門
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仁王門と大ケヤキ、高さ4mの仁王像は関東最大

仁王門を入ると、目の前に阿字ヶ池が広がり、そこに中之島を挟んで反橋から平橋と架かり、その向こうが金堂という典型的な浄土式庭園で、奥州平泉毛越寺の伽藍配置を思わせます。

境内には樹齢800年を超えるイチョウなどの名古木があり、四季折々の風情が楽しめます。
歌川広重が描いた金沢八景のひとつ「称名の晩鐘」はここの鐘楼。

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庭園の反橋と池のほとりの三本の大イチョウ
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阿字ヶ池と一直線に並ぶ反橋・平橋・金堂が美しい
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本堂の前にある鐘楼と梵鐘(重文)「称名の晩鐘」
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阿字ヶ池越しにみる平橋・反橋・仁王門

住職さんの話しでは一度も火災の被害はなく、約700年ぐらい前に建立されたらしいが350年前に一度立て替えてあるとの事、でもねえ、風雪に耐えているお堂は木も所々穴が開いている??でもいい味を出していいる木です。

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金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山)を背に建つ金堂
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金堂内陣、本尊:木造弥勒菩薩立像(重文)
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金堂右に建つ茅葺き屋根の釈迦堂、風情満点です
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釈迦堂内陣、本尊:木造釈迦如来立像(重文)

参道のお店も寂しいかんじです、池には沢山の亀や鯉がいて、それに水鳥に交じって黒サギが一羽だけ、目立ちましたわ・・・水面を見ているだけでも飽きない。

称名寺の隣にある横浜でも歴史のある博物館と図書館が一体化した金沢文庫まで足を延ばしましたが、昨年12月14日、討ち入の日以来休館、再開は今月末日頃の予定だとか・・・・・・残念。

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境内から金沢文庫に続くトンネル
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鎌倉中世の歴史博物館「県立金沢文庫」
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赤門近くに咲いてた河津桜
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称名寺の門前にある薬王寺

金沢文庫の説明では、北条氏滅亡後は、菩提寺の称名寺に文庫の管理がゆだねられたが、寺運の衰退とともに蔵書も次第に散逸したそうです。
中でも徳川家康や前田綱紀の持ち出した数はかなりなものだと言われています。

【敬老パスルート】
上大岡駅→(市営64)→磯子駅前→(京急4)→聖天橋/新杉田駅→(シーサイドライン)→海の公園柴口→(徒歩)→称名寺→(徒歩)→寺町バス停→(京急4)→磯子駅前→(市営64)→上大岡駅
posted by ほがらかさん at 11:40 | Comment(0) | .レジャー 敬老パスの旅