2017年03月07日Tue

03/07 イタリア見聞録 (ローマ編)

2017イタリア見聞録2.jpgイタリア 5都市「ヴェローナ」「ベネチア」「ピサ」「フィレンツェ」「ローマ」周遊(日程表)、羽田発着ドバイ経由ミラノ着/ローマ発の5泊8日の強行軍ですが、世界遺産を一通り楽しんできました。
旅行ルート1,245kmをグーグルマップでご覧になるにはこちらをクリック

【6日目 02/17日(金)】バチカン市国(世界遺産)〜ローマ歴史地区(世界遺産)(328km)

2017イタリア見聞録295.jpgフィレンツェからローマに移動するとき、イタリア中部トスカーナ地方で、とてもきれいな紺碧の湖 ボルセーナ湖と、天空に位置する中世のお城 モンテフィアスコーネ を見ながら移動です。
ここは中部イタリアで最も有名な白ワインの一つ「EST! EST!! EST!!!」(ラテン語で「ここ!」って意味)の産地です。

途中、高速道路A1のサービスエリアでトイレ休憩、
5つ買うと1個サービスに惹かれ、生ハム、パルミジャーノチーズ、焼いて食べるモッツァレッラ燻製チーズを2つずつ6個をお土産に購入、一番高い生ハム(14ユーロ)をサービスしてもらった。

2017イタリア見聞録289.jpg
高速A1のサービスエリア
2017イタリア見聞録290.jpg
5つ買うと1個サービス!

11時過ぎにはローマ市内、フィレンチェから一時間半予想以上に早く到着です。
ローマ市内に入ると同時に時代錯誤かと思うぐらいの中世の街並み、建造物に圧倒されました。

サン・ピエトロ大聖堂近くのレストランでランチです。
一人一枚26cmよりも大きなピザ、野菜、前菜、デザートのプリンまでお腹いっぱい半分も食べれないわ、もったいない。 イタリア人のお腹はどんなに膨らんでいるの???と思いました。

2017イタリア見聞録291.jpg
バチカン市国散策マップ
2017イタリア見聞録292.jpg
レストラン Opera
2017イタリア見聞録293.jpg
レストラン内部
2017イタリア見聞録294.jpg
昼食の特大ピザ

歴史の紐を解くにも忙しい。でも一日にならずって、本当ですねえ、
ローマのガイドさんと一緒に半日散策、サン・ピエトロ大聖堂、コロッセオ、スペイン広場、トレビの泉、
27年前に三大テノール(ドミンゴ、パバロッテイ、カレーラス)の最初のコンサート会場のカラカラ浴場遺跡、主だった遺跡や有名な建物は観光できたと思いますが、世界遺産のオンパレード、何処を見ても素晴らしい。

サンタンジェロ城(聖天使城)は、テベレ川右岸にある城塞で、城の前のサンタンジェロ橋の上には10体の天使像が立っています。

2017イタリア見聞録296.jpg
サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋
2017イタリア見聞録297.jpg
橋の欄干にはたくさんの天使像が並びます
2017イタリア見聞録298.jpg
大天使聖ミカエルと10人の天使たち
2017イタリア見聞録299.jpg
テベレ川とサン・ピエトロ大聖堂を遠望

サン・ピエトロ大聖堂、広場の隣にありローマ法王のお屋敷です。カトリック信者の総本山。
バチカン市国に関するすべての執務がここで行われている。 でもローマ市内と離れていません。

2017イタリア見聞録303.jpg
サン・ピエトロ広場全景、半円形の回廊に284本もの円柱が建ち並ぶ
2017イタリア見聞録300.jpg
サン・ピエトロ大聖堂
2017イタリア見聞録302.jpg
サン・ピエトロ広場

今のフランシスコローマ法王は第266代教皇で、宮殿にいらっしゃるときは毎週火曜日ともう一日窓から手を振り広場の皆様にご挨拶、時には広場に出てお話をされるそうです。
すごい人気らしいです。 法王様を決めるのは別棟で決まるまでは黒い煙、決まったら白い煙が上がるそうで、この儀式を 「コンクラーベ」 と言うらしい。

2017イタリア見聞録306.jpg
ファサードに並ぶ使徒の像
2017イタリア見聞録307.jpg
広場中央に立つ高さ25メートルのオベリスク
2017イタリア見聞録308.jpg
オベリスクの左右に噴水

サン・ピエトロ大聖堂に入るだけで40分以上並びました、
やっと入場でき天井の壁画、周りの彫刻、建造し始めたのは1200年とか聞きましたが増築が何度もされているらしく、ミケランジェロの彫刻は500年以上の歴史です。

バチカン市国は国土全土が世界遺産で、ミケランジェロ作のキリストの亡骸を抱く聖母マリヤ像、ドームの内部等その荘厳さは思わず信者になろうかしらと・・・・

2017イタリア見聞録304.jpg
入場待ちの長蛇の列
2017イタリア見聞録301.jpg
大聖堂内部配置図
こちらから引用
2017イタリア見聞録305.jpg
荷物チェックを受けて入場

身廊(東西)と翼廊(南北)でラテン十字形。最奥に主祭壇。とにかく、巨大で、豪華で、品があります。

ナルテックス(玄関廊)には5つの扉があります。一番右の扉が「聖なる扉」、この扉は聖年(25年毎に開けられローマを訪れる巡礼者に教皇が免罪を与える1年)の年にだけ開けられます。
聖なる扉の裏側は、漆喰のような物でしっかりと固められていました。

2017イタリア見聞録309.jpg
5つの扉があるナルテックス(玄関廊)
2017イタリア見聞録310.jpg
中央扉の「フィラレーテの扉」から入場
2017イタリア見聞録311.jpg
長さ186メートルの身廊
2017イタリア見聞録330.jpg
「聖なる扉」聖堂内裏側

最初の礼拝堂がピエタ礼拝堂で、中で白く輝いているのがミケランジェロ作のピエタです。マリア様の表情がとにかく素晴らしい。
その隣の聖セバスティアヌス礼拝堂では常に多くの信者の方が祈りを捧げています。ここには前々教皇、聖ヨハネ・パウロ2世の墓があります。

2017イタリア見聞録313.jpg
ピエタ礼拝堂
2017イタリア見聞録314.jpg
ミケランジェロのピエタ
2017イタリア見聞録315.jpg
聖セバスティアヌス礼拝堂
2017イタリア見聞録316.jpg
とにかく巨大で豪華

6万人を収容できる聖堂内には、11の礼拝堂と45の祭壇があり、主祭壇を覆う 大天蓋は高さ29mにもおよびます。
聖ヒエロニムスの祭壇の下には教皇聖ヨハネ23世の墓があります。
また、ペテロ像に祈りを捧げた後に、足に触ったり、接吻したりするために足先はかなりすり減っています。

2017イタリア見聞録317.jpg
聖ヒエロニムスの祭壇
2017イタリア見聞録312.jpg
柱の彫刻1つとっても素晴らしい
2017イタリア見聞録318.jpg
中央身廊から入口を望む
2017イタリア見聞録319.jpg
聖ペトロ像

クーポラの真下にあるのがベルニーニの手による大天蓋です。
クーポラを支えている4本の五角形の柱の下には、聖人像が飾られ、天蓋上部の四隅には、 教皇の象徴である冠や鍵、聖書や剣を持つ天使が立っています。

2017イタリア見聞録331.jpg
中央身廊
2017イタリア見聞録320.jpg
ベルニーニの大天蓋
2017イタリア見聞録332.jpg
クーポラの天井画
2017イタリア見聞録322.jpg
天蓋上部の四隅

大天蓋の下のエリアは聖ペテロ聖遺物礼拝堂が、大天蓋の奥には、主祭壇「聖ペトロの司教座」があります。
また、教皇ピウス8世の墓碑、この下が宝物殿への入口になっています。

2017イタリア見聞録321.jpg
聖ペテロ聖遺物礼拝堂
2017イタリア見聞録329.jpg
教皇ピウス8世の墓碑
2017イタリア見聞録323.jpg
主祭壇
2017イタリア見聞録324.jpg
聖ペトロの司教座

ラファエロ最期の作品「キリストの変容」祭壇の下にはインノケンティウス11世の墓があり、
次の、鉄柵越しのコーロ礼拝堂には、ピエトロ・ビアンキ「無原罪の御宿り」が描かれています。

2017イタリア見聞録325.jpg
ラファエロ最期の作品「キリストの変容」
2017イタリア見聞録326.jpg
大聖堂の天井には小さなクーポラがいくつもある
2017イタリア見聞録327.jpg
南(左)翼廊の祭壇
2017イタリア見聞録328.jpg
鉄柵の奥にコーロ礼拝堂

また、どの建物も遺跡の中にいるような錯覚、サン・ピエトロ大聖堂の衛兵さんは200年以上スイスから派遣され、衣装も継続されているそうで、やっぱり中世ではこんなユニホーム??とってもカラフルで着たいわねえ、彼達はエリートさんです。
お城のような建物がアパートですが、中はとても広く綺麗でシックだとか、借りて住んでみたいね。

オベリスクと噴水の間に、2つのベルニーニポイントがあります。このポイントの上に立ち、柱廊を眺めると4列の柱がなんと1列に重なって見えます。

2017イタリア見聞録333.jpg
スイス人衛兵
2017イタリア見聞録334.jpg
ベルニーニポイント
2017イタリア見聞録335.jpg
通常はこんな感じ
2017イタリア見聞録336.jpg
ぴったりと1列に重なる

市の中心から歩いても10分ぐらいが我々のホテルなのですが、連日歩いての観光で足は悲鳴を上げる寸前で寸前。
タクシーもストライキで昨日から走っていない。 困りました。 毎日石畳の道を2万歩位歩くので足首などはパンパン、よく無事だったものです。
同じグループのお嬢さんが具合が悪く、先にホテルで休むつもりでも、ストで本当にタクシーが見つからない、辛い思いで可愛そうでした。

2017イタリア見聞録337.jpg
ローマ歴史地区散策マップ
2017イタリア見聞録338.jpg
パラティーノの丘出入口
2017イタリア見聞録339.jpg
コロッセオ全景とローマ松
2017イタリア見聞録340.jpg
コンスタンティヌス凱旋門

ローマ松(イタリア傘松)は、コウモリ傘のような独特な形でとても印象的です。
レスピーギの交響詩「ローマの松」のアッピア街道の軍隊の進軍を思い起こされます。
古代ローマの時代からローマ人は格別の愛着を持って接していたようですね。

2017イタリア見聞録341.jpg
コロッセオ(右)とフォロ・ロマーノ(左)
2017イタリア見聞録342.jpg
周囲527m、高さ48.5m、約5万人を収容
2017イタリア見聞録343.jpg
現地ガイドの説明を熱心に聞くグループ

コロッセオ周辺は、遺跡が多く残り古代ローマの様子を肌で感じることができる場所です。
フォロ・ロマーノは、ローマ帝国の栄華を語るローマ神殿など貴重なモニュメントが、その先には古代ローマの高級住宅地として栄えたパラティーノの丘が集まっています。

2017イタリア見聞録344.jpg
沢山の観光客で賑わうコロッセオ周辺
2017イタリア見聞録345.jpg
馬の彫刻
2017イタリア見聞録346.jpg
2階は見学客で一杯
2017イタリア見聞録347.jpg
コロッセオ1階内部

コロッセオのすぐ隣にあるのが、パリの凱旋門のモデルになった「コンスタンティヌスの凱旋門」です。
大理石の巨大な門は美しく繊細な彫刻が施されています。

2017イタリア見聞録348.jpg
フォロ・ロマーノの遺跡「考古学博物館」
2017イタリア見聞録349.jpg
古代ローマの石畳がそのまま残る
2017イタリア見聞録351.jpg
ティトゥスの凱旋門へ向かう「聖なる道」
2017イタリア見聞録350.jpg
凱旋門を後にスペイン広場へ向かいます

スペイン広場へ向かう途中、車窓からローマ歴史地区を観光します。

ミケランジェロの設計したカピトリーノの丘に建つローマ市庁(セナトリオ宮)も昔の宮殿です、女性のローマ市長さんはこの中で執務を取っている、聡明でとても美しく人気者らしい。
政治の中にもどんどん女性が進出ですね、日本は女性の政治家が少ない、どんどん進出して細やかな女性の力を発揮してほしいわ。

2017イタリア見聞録352.jpg
サンタマリア・イン・コスメディン教会(真実の口)
2017イタリア見聞録353.jpg
カピトリーノの丘のローマ市庁舎
2017イタリア見聞録354.jpg
ヴェネツィア広場

ヴェネツィア広場は、カピトリーノの丘のふもとにあり、フォロ・ロマーノも近くにあります。
また、目の前にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂、サンタ・マリア・ディ・ロレート教会がそびえ立っています。

2017イタリア見聞録355.jpg
ロレート教会とトラヤヌスの記念柱
2017イタリア見聞録356.jpg
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂
2017イタリア見聞録357.jpg
人類史上初のショッピングセンター トラヤヌスの市場
2017イタリア見聞録358.jpg
エスポジツィオーニ宮殿(美術館)

スペイン大使館があることからスペイン広場と呼ばれています。「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女がジェラートを食べるシーンでもおなじみのスペイン階段、階段の上にはふたつの白いドームが特徴的なトリニタ・デイ・モンティ教会がそびえています。

2017イタリア見聞録359.jpg
スペイン広場
2017イタリア見聞録360.jpg
階段の上のトリニタ・デイ・モンティ教会
2017イタリア見聞録361.jpg
135段あるスペイン階段
2017イタリア見聞録362.jpg
バルカッチャの噴水

ブランドショップが立ち並ぶ超高級ショッピングストリートのコンドッティ通りを散策、

2017イタリア見聞録363.jpg
広場周辺はローマ一番のショッピングゾーン
2017イタリア見聞録364.jpg
噴水の周りには多くの人々が腰をかけて休んでいる
2017イタリア見聞録365.jpg
ウインドウ・ショッピングも楽しめる
2017イタリア見聞録366.jpg
噴水からまっすぐに延びるコンドッティ通り

トレビの泉も、人でごっちゃ返しです、座る場所もたたずむ場所もない、でも一番よく見える中間の手すりに持たれて20分間しっかりと鑑賞、だってはぐれたら探しきれない、大きな声で泣く?

2017イタリア見聞録367.jpg
泉に背を向けてコインを1枚投げると再びローマに来られるというトレビの泉
2017イタリア見聞録368.jpg
ライトアップされたポーリ宮殿
2017イタリア見聞録369.jpg
泉の周りはたくさんの人で混み合っている

上からコインを投げるともし、誰かに当たったら危険なので投げ入れることはせず、ウオッチングに集中、20分の間それは入れ替わり立ち代わりものすごい観光客で、かなり大きな噴水です。

2017イタリア見聞録370.jpg
大理石の間を流れ落ちる水
2017イタリア見聞録371.jpg
大理石の荘厳な彫像
2017イタリア見聞録372.jpg
巨大な泉はプールのよう
2017イタリア見聞録373.jpg
街並みを楽しみバス停へ

早朝月曜日に水を止め掃除をするそうです。 年間に集まるコインは約1億2千万円以上、このコインは恵まれない人たちに使われるそうです。 良かった^^^^

2017イタリア見聞録374.jpg
ベストウェスタン ホテル プレジデント
2017イタリア見聞録375.jpg
パスタの前菜に、メインの豚肉のソテー


【7日目 02/18日(土)】ローマ歴史地区(世界遺産)(フリータイム)〜ローマ発(48km)

2日目は全くのフリータイム、グループの元気な方、また一人旅の方もグループが出き、ご一緒です。
皆様、朝の6時にはホテルを出発、昨日見学したバチカンやトレビの泉、コロッセオには3回登ったそうです。お元気ですわ。

初めてのローマでは方向感覚が解らず、行き当たりばったりの旅はちょっと考えモノでした。
ローマだけは計画を立てずにのんびりと思ったのがちょっと浅はかでした。英語の地図だけでは無理!!と痛く反省。
ほがらかおじさんと二人で、この広いローマの街中を歩いても日本人には誰にも会わず、英語を話す国の人にも会わない、心配でしたわ。

2017イタリア見聞録376.jpg
朝食バイキング会場
2017イタリア見聞録377.jpg
ゆっくりと朝食を
2017イタリア見聞録378.jpg
ホテル前を走るトラム
2017イタリア見聞録379.jpg
ホテル前の地下鉄駅入口

今日土曜日は地下鉄が、最終が午後一時半で止まるらしいので、帰りに乗り遅れないようにあわてました。
ローマの地下鉄は2つの路線(A線・B線)があり、テルミニ駅という大きな駅で交差しています。テルミニ駅を中心に東西南北に走っているので、とても分かりやすく利用しやすいです。

乗り換えも経験、何よりもすごいラッシュ東京よりもすごかったですねえ、何しろ箱に乗り切れないギューギュー押しても飽和状態、押し出されましたわ。

地下鉄で市の中心まで2,3分、チケットの買い方も日本とは違い、時間制(1回券、1日券など)で金額はどこまで乗っても同じです。 歩くのは大変と思ったのですが、実はコロッセオから10分も歩けばホテルのようです。

2017イタリア見聞録380.jpg
自動券売機
2017イタリア見聞録381.jpg
時間制の地下鉄チケット
2017イタリア見聞録382.jpg
奈落の底に落ちるよう
2017イタリア見聞録383.jpg
地下鉄ホーム

地下鉄バルベリーニ駅で降り、トリトーネ通りを左に、首相官邸のあるコロンナ広場 〜 イタリア下院のあるモンテチトーリオ広場 〜 パンテオン北側のロトンダ広場へと西に歩いて行きます。この辺りはイタリア政治の中枢地区ともなっていています。、
2017イタリア見聞録337.jpg
途中、コロンナ広場には、マルクス・アウレリウスの記念柱が建ち、その正面にヴェーデキント宮殿(ローマの新聞社の本社)、右側にはキージ宮殿(首相官邸)が建っていました。
モンテチトーリオ広場には、オベリスクが中央に聳え、背景は、モンテチトーリオ宮殿(現在はイタリア下院)があります。

2017イタリア見聞録384.jpg
コロンナ広場とマルクス・アウレリウスの記念柱
2017イタリア見聞録385.jpg
噴水と右側にキージ宮殿(首相官邸)
2017イタリア見聞録387.jpg
モンテチトーリオ広場と宮殿(イタリア下院)
2017イタリア見聞録386.jpg
パンテオン北のロトンダ広場とマクテオ・オベリスク

パンテオンは、最初は紀元前25年頃に建築されたが火事で無くなり現在は二代目で、2000年以上経過して完全な建物として有名です。
縦横共に建造物は43.3メートルあり、すっぽりと球が入るそうです。ゆっくりと回り、堪能しました。

2017イタリア見聞録389.jpg
パンテオンとロトンダ広場
2017イタリア見聞録390.jpg
パンテオン配置図
2017イタリア見聞録391.jpg
パンテオン正面
2017イタリア見聞録392.jpg
パンテオン内部

雨のち晴れで、ドームの真ん中から陽がさすのは神々しかった。ちょうど朝方の大雨で、ドームの真中は水溜りです。
天井は空いているので、下の大理石や周りの椅子も雨でずぶぬれです。何故天空の窓??これはオクルス(ラテン語で目)と呼ぶらしいが直径9メートルもあります。

2017イタリア見聞録393.jpg
主祭壇
2017イタリア見聞録394.jpg
主祭壇内陣
2017イタリア見聞録395.jpg
「パンテオンの目」から差し込む光
2017イタリア見聞録396.jpg
今朝の雨でロープで囲われた床に雨溜りが

何故ドームが空いているのか解りませんが、周りの彫刻、やフレスコ画、信じられないぐらい大きく2000年も経過しているなんて思えません。入口の左側正面にはラファエロが眠っています。

2017イタリア見聞録397.jpg
内部左側
2017イタリア見聞録398.jpg
ウンベルト1世(2代イタリア国王)夫妻の墓
2017イタリア見聞録399.jpg
ラファエロの墓
2017イタリア見聞録400.jpg
ラファエロの棺

かのミケランゼロも絶賛、スケールの大きさに感嘆です。 イスラム様式の建物にも見えますがどこを見ても 「ホオー」 って立ち止まり天井を仰ぎ見るのは私だけかしら。

2017イタリア見聞録401.jpg
内部右側
2017イタリア見聞録402.jpg
エマヌエーレ2世(初代イタリア国王)の墓
2017イタリア見聞録403.jpg
受胎告知のフレスコ画
2017イタリア見聞録404.jpg
主祭壇から入口をみる

パンテオンは広場も構内も大勢の人てごった返しています。
直径4.5mもあるコリント様式の石の柱が16本も並び、そばに人がいると柱の大きさが際立ちます。

2017イタリア見聞録405.jpg
列柱越しに広場をみる
2017イタリア見聞録407.jpg
巨大なドームを持つ円堂
2017イタリア見聞録408.jpg
ストリートミュージシャン
2017イタリア見聞録406.jpg
イタリア上院のマダーマ宮

何処の教会かわからないけど建物は古く、入口は小さいのですが中に入ると驚きです、まだフレスコ画や絵の金箔も美しい天井壁画、彫刻に感動し、思わずマリヤ様にひざまずき、十字を切り、にわか信者のお祈りです。

フランス語を話している神父様に聞くと、この協会はフランスカトリック教会で、午後からはすべてを見ることが出来ますって。 でもそんなに時間は無いのよ^^^^^

2017イタリア見聞録409.jpg
サン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会
2017イタリア見聞録410.jpg
フランスの国民教会になっている教会内部
2017イタリア見聞録411.jpg
主祭壇祭壇画 聖母被昇天
2017イタリア見聞録412.jpg
ドメニキーノの天井画

この教会で一番有名なのは、コンタレッリ礼拝堂のカラヴァッジョの「聖マタイの召命」、「聖マタイと天使」、「聖マタイの殉教」の3枚の絵です。この絵を見に多くの人が訪れるそうです。

コンタレッリ礼拝堂は、コインを入れてライトを付けないとカラヴァッジョ3部作は見れません。

2017イタリア見聞録414.jpg
主祭壇の左にあるコンタレッリ礼拝堂(3部作)
2017イタリア見聞録413.jpg
「栄光のサン・ルイージ(ルイ9世)」祭壇画
2017イタリア見聞録415.jpg
聖マタイの召命、聖マタイと天使、聖マタイの殉教

ナヴォーナ広場中央にあるのが、世界の4大河、ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川を擬人化した4体の男性の彫像の「四大河の噴水」とオベリスクがあります。ローマで一番美しい広場といわれています。

2017イタリア見聞録416.jpg
ナヴォーナ広場
2017イタリア見聞録417.jpg
サンタ・アニェーゼ教会
2017イタリア見聞録418.jpg
四大河の噴水
2017イタリア見聞録419.jpg
ムーア人の噴水

真実の口のサンタ・マリア・イン・コスメディン教会へ行く積りが、方向が分からなくなり断念、地下鉄の駅のあるコロッセオに向かうことにしました。

2017イタリア見聞録352.jpg
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(車窓)
2017イタリア見聞録425.jpg
ローマ空港にあった真実の口のレプリカで行った積り

ローマでは最終セールで70%オフのお店もザラです、いろいろのぞきましたがサイズが無^^^^い、ローマっ子は意外と細めでした。

2017イタリア見聞録420.jpg
バス停のあるサン・パンタレオ広場
2017イタリア見聞録421.jpg
バス通り、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを東へ

ローマ時代の4つの神殿の遺跡があるトッレ・アルジェンティーナ広場、カエサルが暗殺されたポンペイウス劇場の一部(中央円形神殿の裏側)が現存しています。

2017イタリア見聞録424.jpg
カエサルの暗殺現場トッレ・アルジェンティーナ広場
2017イタリア見聞録426.jpg
神殿の跡
2017イタリア見聞録427.jpg
カエサルが暗殺された現場

カピトリーノの丘は、ローマの七丘でも最も高い丘で、ローマ神の最高神であったユピテルやユノーの神殿があり、ローマの中心であり、現在もローマ市庁舎が位置します。

2017イタリア見聞録422.jpg
ジェズ教会
2017イタリア見聞録423.jpg
プレビシト通りをさらに東にヴェネツィア広場へ
2017イタリア見聞録428.jpg
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂
2017イタリア見聞録429.jpg
無名戦士の墓

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂を横切り、フォーリ・インぺリアーリ(諸皇帝の広場)の遺跡群をゆっくり眺めながらフォーリ・インぺリアーリ通りを歩きます。
2017イタリア見聞録454.jpg
トラヤヌスの記念柱からフォロ・ロマーノ沿いに、コロッセオまで続く歴代皇帝が築いてきた遺跡。カエサルやアウグストゥスのフォロもあります。
フォロとは「公共広場」のことです(配置図はこちらから引用)。

2017イタリア見聞録430.jpg
サンタ・マリア・ディ・ロレート教会
2017イタリア見聞録431.jpg
トラヤヌスのフォロ
2017イタリア見聞録432.jpg
ノーメ・ディ・マリア教会とトラヤヌスの記念柱
2017イタリア見聞録433.jpg
トラヤヌスのフォロ沿いの遊歩道

U字にへこんだ2階建てのアーチを持つのは、トラヤヌスの市場、2,000年前のショッピングモールが残っているなんて凄いです。

2017イタリア見聞録434.jpg
トラヤヌスのフォロ、ウルピア神殿の跡
2017イタリア見聞録435.jpg
フォーリ・インぺリアーリ通り
2017イタリア見聞録436.jpg
トラヤヌスの市場、後方の塔はミリツィエの塔
2017イタリア見聞録437.jpg
通りからトラヤヌスの記念柱方向を振り返る

トラヤヌスのフォロとアウグストゥスのフォロはくっついているので、境が良くわかりません。

2017イタリア見聞録438.jpg
カエサルのフォロ、ヴィーナス神殿跡
2017イタリア見聞録439.jpg
アウグストゥスのフォロ
2017イタリア見聞録440.jpg
通りから市場方向を望む
2017イタリア見聞録441.jpg
文字の書かれた壊れた石片

コロッセオや広場、市庁もゆっくり探索、紀元前の遺跡にも降り、誰のお墓??等妄想を膨らましながらタイムスリットこの時間は楽しいですねえ。

2017イタリア見聞録442.jpg
コロッセオとフォーリ・インぺリアーリ通り
2017イタリア見聞録443.jpg
地下鉄コロッセオ駅

見聞を広め充分に楽しみ、ホテルも幸いなことに全て★★★★以上、食事も観光も良かったです。
贅沢をいえば罰が当たるぐらい充実の旅で100%満足満足でした。

2017イタリア見聞録444.jpg
ホテル隣の中華料理店
2017イタリア見聞録445.jpg
焼きそばの遅い昼食

遅れないようにホテルに戻り帰国の準備、ローマ空港〜ドバイ経由、羽田まで。

2017イタリア見聞録446.jpg
エミレーツ航空A380-800
2017イタリア見聞録447.jpg
ローマ空港の出発ロビー
2017イタリア見聞録448.jpg
Duty Free Shop
2017イタリア見聞録449.jpg
機内食の夕食

ローマ空港からはA380、チェックイン時にバシネットシートを依頼したが空いてなく、隣が空席の席を確保してもらい、ゆったりと自由に座れました。

【8日目 02/19日(日)】ドバイ経由〜羽田着

空の旅にも感謝、感謝でした。 ワインもビールもたくさんお土産??頂きました。
羽田到着は予定よりもかなり遅く、長男に羽田までの迎えを頼み、深夜1時過ぎ無事自宅に到着。
帰宅の足の無い方は羽田で2,3時間コーヒーショップで過ごして始発に乗るらしい。

2017イタリア見聞録450.jpg
エミレーツ航空B777-300ER
2017イタリア見聞録451.jpg
経由地ドバイ空港の出発ロビー
2017イタリア見聞録452.jpg
機内食の昼食
2017イタリア見聞録453.jpg
機内食の夕食

次回の旅は北欧、バルト三国?? それともローマを重点に南下しアマルフィーまで、足を延ばしたい。 元気でなくっちゃ^^^
posted by ほがらかさん at 05:23 | Comment(0) | 海外旅行 イタリア

2017年03月03日Fri

03/03 イタリア見聞録 (フィレンツェ編)

2017イタリア見聞録2.jpgイタリア 5都市「ヴェローナ」「ベネチア」「ピサ」「フィレンツェ」「ローマ」周遊(日程表)、羽田発着ドバイ経由ミラノ着/ローマ発の5泊8日の強行軍ですが、世界遺産を一通り楽しんできました。
旅行ルート1,245kmをグーグルマップでご覧になるにはこちらをクリック

【4日目 02/15日(水)】ピサ〜フィレンツェ(ミケランジェロ広場)

ピサ観光を終えフィレンツェへ、
夕刻に、ミケランジェロ広場で赤い屋根、絶景のフィレンツェ街並みの眺望、グッドタイミングで赤に染まる直前、やっぱり目玉観光時間との闘いで、人ごみがすごい。
朝方は逆光で街並みが良く見えないらしい、夕方がお奨め。
どこか、ドナウ川を越えて見る中世の街並みはハンガリーのパレスの丘から見る景色とちょっと似ていました。

2017イタリア見聞録153.jpg
小高い丘の上からアルノ川越しにフィレンツェを眺める
2017イタリア見聞録154.jpg
ミケランジェロ広場のダビデ像
2017イタリア見聞録155.jpg
山並に沈む夕日

眼下にアルノ川が延び、どこまでも赤い屋根瓦の続く街並みと目の前にはサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母マリア大聖堂)のクーポラ、左にはベッキオ橋がはっきりと見えます。

2017イタリア見聞録156.jpg
ヴェッキオ橋
2017イタリア見聞録157.jpg
ヴェッキオ宮殿
2017イタリア見聞録158.jpg
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
2017イタリア見聞録159.jpg
サンタ・クローチェ教会(茶)と国立中央図書館(白)

ノスタルジックな気分を味わいホテルまでがすごいラッシュ、やっぱりどの国も帰宅を急ぐのですねえ。

2017イタリア見聞録160.jpg
帰宅ラッシュ?
2017イタリア見聞録161.jpg
ホテル ミラージュ
2017イタリア見聞録162.jpg
ベランダからの眺め
2017イタリア見聞録163.jpg
ポークソテーの夕食

フィレンチェでは2連泊なのでパッキングが無いのが嬉しい。

【5日目 02/16日(木)】フィレンツェ歴史地区(世界遺産)(41km)

朝から大変なことが起こり、長い人生を生きて初めての経験、何だと思います??
頭からお水が降ってきた・・・・・バスタブにお湯を張るつもりがシャワーとバスだけと思っていたのに何と上にもう一つ天井に着いている大きなシャワーがあり、頭の真上からしっかり被りました、ひえ^^^^冷たいと大騒ぎ、大笑いです、おかげで洋服もびっしょり。 あ^^^^驚いた。

ウフィツィ美術館
フィレンチェで楽しみだったのはウフィツィ美術館をゆっくり回る事でした。 秋篠宮様と安倍さんも鑑賞されたとか・・・・広いので足も少々お疲れです。
上野の国立博物館で見た 「ダ・ヴィンチの受胎告知」、初めて見るボッティチェリの「ビーナスの誕生」、「春(プリマヴェーラ)」等、しっかりと鑑賞。

2017イタリア見聞録165.jpg
バスを降りアルノ川沿いの道を10分ほど歩く
2017イタリア見聞録164.jpg
フィレンツェ散策マップ
2017イタリア見聞録166.jpg
国立中央図書館の前を通り
2017イタリア見聞録167.jpg
アルノ川とヴェッキオ橋

文献によれば、ウフィツィ美術館は、イタリア・ルネサンス絵画で有名な美術館で、近代式の美術館としてヨーロッパ最古のものの1つです。
メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵し、収蔵品の質量共にイタリア国内の美術館としては最大のものです。

2017イタリア見聞録202.jpg
ウフィツィ美術館
2017イタリア見聞録170.jpg
館内図(こちらから引用

展示物は2,500点にのぼり、古代ギリシア、古代ローマ時代の彫刻から、ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロらイタリアルネサンスの巨匠の絵画を中心に、それ以前のゴシック時代、以後のバロック、ロココなどの絵画も系統的に展示されています。

2017イタリア見聞録171.jpg
予約入場待ちの行列
2017イタリア見聞録172.jpg
予約入場券(12ユーロ)
2017イタリア見聞録173.jpg
美術館入口
2017イタリア見聞録174.jpg
現地ガイドの案内で3階へ

第2室マエスタの部屋、マエスタとは玉座につき、聖人や天使に囲まれた聖母子の絵画のことです。

この部屋では、シエナ派の巨匠 ドゥッチョ、イタリア絵画の創始者として非常に重要視されている画家 チマブーエ、そして西洋絵画の祖とも呼ばれているゴシック絵画最大の巨匠 ジョット のそれぞれのマエスタを一堂に集め、
13世紀から14世紀初めに起こった西洋絵画の変化を見つめるような展示になっています。

2017イタリア見聞録175.jpg
館内入口を入った長い廊下
2017イタリア見聞録176.jpg
第2室、マエスタの部屋
2017イタリア見聞録206.jpg
左から、ドゥッチョ「ルチェライの聖母」、チマブーエ「サンタ・トリニタの聖母」、ジョット「オンニサンティの聖母」、平面から遠近法(立体)へと変化

次に、第7室初期ルネサンスの部屋には、初期ルネサンスを代表する画家 ピエロ・デラ・フランチェスカ の対画肖像作品や パオロ・ウッチェロ の作品、第8室、ボッティチェリの師である フィリッポ・リッピ の作品、

2017イタリア見聞録459.jpg
第7室、パオロ・ウッチェロ「サンロマーノの戦い」
2017イタリア見聞録460.jpg
第8室、フィリッポ・リッピの部屋
2017イタリア見聞録178.jpg
第7室 フランチェスカ「ウルビーノ公夫妻の肖像」
2017イタリア見聞録177.jpg
ボッティチェリの師であるフィリッポ・リッピの「聖母子と二天使」
2017イタリア見聞録179.jpg
裏面に徳を称える凱旋の絵

第10-14室、ボッティチェリは、メディチ家の画家として名を馳せ、ルネサンスで最も業績を残したフィレンツェ派の代表的画家です。
彼の3作品、名画の回りはいつも混雑しています。

2017イタリア見聞録180.jpg
ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」
2017イタリア見聞録181.jpg
「サン・マルコ祭壇画」
2017イタリア見聞録182.jpg
「春(プリマヴェーラ)」

第18室トリブーナという八角形の形をした部屋は、「メディチ家秀作コレクション」の部屋です。当時はコレクションの中でも、最も貴重な作品がこの部屋に収められていたそうです。

2017イタリア見聞録187.jpg
第10-14室、ボッティチェリの部屋
2017イタリア見聞録183.jpg
第18室、八角の形をした展示室「トリブーナ」
2017イタリア見聞録185.jpg
渡り廊下から大聖堂の方をみる
2017イタリア見聞録186.jpg
渡り廊下からヴェッキオ橋とアルノ川をみる

3階の渡り廊下(第2廊下)の窓からの眺め、ヴェッキオ橋とヴァザーリの回廊が綺麗に見えていい感じです。

第3廊下に入った第35室ミケランジェロの部屋には、たくさんのローマ彫刻が展示されています。中でも、「聖家族」は、フィレンツェで現存するミケランジェロ唯一の絵画です。

2017イタリア見聞録184.jpg
廊下にもローマ彫刻が展示されている
2017イタリア見聞録188.jpg
第35室、ミケランジェロの部屋
2017イタリア見聞録189.jpg
フィレンツェにあるミケランジェロ唯一の絵 聖家族
2017イタリア見聞録190.jpg
眠れるアリアドネ(ローマ 2世紀)

ウフィッツィ美術館はコの字型をして、コの字型の一番奥にはカフェがあり、オープンテラスもあるので大聖堂や、フィレンツェの丘の展望もできます。

トイレ休憩も兼ねて、テラスでしばし休息です。

2017イタリア見聞録191.jpg
美術館のカフェ
2017イタリア見聞録192.jpg
眺めも良い広めのテラス
2017イタリア見聞録193.jpg
ヴェッキオ宮殿にも手が届くよう
2017イタリア見聞録194.jpg
テラスのフェンスから大聖堂をみる

2階フロアにも、第46室から第90室まで新設され、第66室ラファエロや第90室カラヴァッジョなどの作品展示があります。

ラファエロは、ルネサンスを代表するイタリアの画家で、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロとともに、ルネサンスの三大巨匠といわれています。

そのラファエロの影響を最も受けたパルミジャニーノ、歪んだプロポーションの人物像が特徴の「長い首の聖母」は不思議な雰囲気です。

2017イタリア見聞録455.jpg
第66室、ラファエロの部屋
2017イタリア見聞録456.jpg
パルミジャニーノの部屋
2017イタリア見聞録195.jpg
ルネサンスの三大巨匠の一人、ラファエロの「ヒワの聖母」
2017イタリア見聞録196.jpg
パルミジャニーノ 長い首の聖母

ダ・ヴィンチが、ヴェロッキオの工房で修業を積んでいた頃の、事実上のデビュー作と考えられている作品「受胎告知」、
絵の前に鉄のバーがあり、それを越えるとセンサーによりブザーがなるので注意します。

2017イタリア見聞録207.jpg
ダ・ヴィンチの部屋入口
2017イタリア見聞録208.jpg
「受胎告知」の前で
2017イタリア見聞録197.jpg
ダ・ヴィンチの事実上のデビュー作「受胎告知」

ダ・ヴィンチとヴェロッキオとの合作「キリストの洗礼」は、ヴェロッキオが断筆を決意した絵として有名です。

横たわるヴィーナスをモチーフとした連作を描いたティツィアーノ、その弟子だった師匠のもとで画家の修行を積んだカラヴァッジョ。

2017イタリア見聞録457.jpg
ダ・ヴィンチの部屋のヴェロッキオ
2017イタリア見聞録458.jpg
ティツィアーノの部屋
2017イタリア見聞録198.jpg
ヴェロッキオ&ダ・ヴィンチの合作「キリストの洗礼」
2017イタリア見聞録200.jpg
カラヴァッジョ「若きバッカス」
2017イタリア見聞録199.jpg
ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」
2017イタリア見聞録201.jpg
第90室、カラヴァッジオ「メデューサの首」

1階出口付近には、入場した人だけにしか買えないガイドブックのほか、表紙に素敵な絵を模写したノートや、雑貨など販売しているミュージアムショップがあります。

2017イタリア見聞録203.jpg
ミュージアムショップ
2017イタリア見聞録204.jpg
色々なグッズが並んでます
2017イタリア見聞録205.jpg
各国語のガイドブック
2017イタリア見聞録169.jpg
鑑賞を終え美術館を後に


ヴェッキオ宮殿(市庁舎)
ウフィツィ美術館隣のシニョリーア広場には、大きな時計塔が目印のヴェッキオ宮殿(市庁舎)があります。外観はまるで城か要塞のようです。

宮殿内は、1階中庭の中央に「イルカを持つ少年の像」の噴水が、2階に「500人大広間」「四大元素の間」、3階は「エレオノーラの礼拝堂」「謁見の間」「ゆりの間」「地図の間」などの部屋に分かれています。

2017イタリア見聞録209.jpg
ヴェッキオ宮殿(市庁舎)
2017イタリア見聞録210.jpg
宮殿入口のダビデ像
2017イタリア見聞録212.jpg
ミケロッツォの中庭と回廊
2017イタリア見聞録211.jpg
入場券(10ユーロ)

中庭から階段を上ると「500人大広間」という大きな場所に出ます。とにかく豪華。特に見応えがあるのは、壁画と天井画。これは圧巻です。
また、壁際に多数の著名な彫刻が飾られています。

この壁画は、ミケランジェロとダ・ビンチが競作したエピソードで有名です。
左側の壁は、本来ミケランジェロの絵のはずでした。一方の右側の壁は、ダ・ヴィンチの幻の壁画「アンギアーリの戦い」が壁画の裏側に隠されているのが発見されました。

2017イタリア見聞録213.jpg
500人大広間
2017イタリア見聞録214.jpg
豪華な天井装飾
2017イタリア見聞録215.jpg
右側の壁画。この絵の後ろにダヴィンチの絵が・・?
2017イタリア見聞録216.jpg
ミケランジェロの代表作の一つ「勝利」

「火、水、空気、土」の四大元素がモチーフの「四大元素の間」に入ります。

2017イタリア見聞録217.jpg
四大元素の間、「水」がモチーフの壁画
2017イタリア見聞録219.jpg
「空気」がモチーフの天井画
2017イタリア見聞録218.jpg
「火」がモチーフの壁画
2017イタリア見聞録220.jpg
調度品がまた凄い

階段を上ってさらに上へ。
コジモ1世の妻の居室の「エレオノーラの礼拝堂」は、壁と天井に隙間なく絵画で埋め尽くされていて、部屋そのものが絵画で出来ているようです。

2017イタリア見聞録221.jpg
3階からはサンタ・クローチェ教会が見えます
2017イタリア見聞録222.jpg
3階の吹き抜けからみる「500人大広間」
2017イタリア見聞録223.jpg
緑の部屋、礼拝堂に続く
2017イタリア見聞録224.jpg
エレオノーラの礼拝堂

コジモ1世が実際に使用していた居室や「謁見の間」のルネサンス期を象徴する煌びやかな装飾や作品の数々は、栄華を極めていたフィレンツェを偲ばせるものばかりです。

2017イタリア見聞録225.jpg
世界でも最古の水道です、でも蛇口がちょっと怖い
2017イタリア見聞録226.jpg
プリオリ(総督)の礼拝堂
2017イタリア見聞録227.jpg
一段と豪華な装飾の「謁見の間」
2017イタリア見聞録228.jpg
共和国時代にはプリオリの会議室として使われた

「ゆりの間」には、フィレンツェのシンボルで紋章にもなっているゆりの花の紋様で埋め尽くされ、
見学ルートの最後、「地図の間」と呼ばれるルネサンス期に描かれた地図が展示された部屋には、当時の日本地図もありました。

2017イタリア見聞録229.jpg
壁のブルーが印象的な「ゆりの間」
2017イタリア見聞録230.jpg
ドナテッロの「ユディトとホロフェルネス像」
2017イタリア見聞録231.jpg
壁に53枚の地図が飾られてる「地図の間」
2017イタリア見聞録232.jpg
「GIAPAN」の文字が、えっ!これが日本?

ヴェッキオ宮殿も広くどこを回ったかわからないほどですが、ベッキオ橋の上には宝石屋台が並んでいるらしいけど、そこまで足を延ばさなかった。

シニョーリア広場
ヴェッキオ宮殿の入り口には、ミケランジェロの「ダビデ像」のレプリカが、宮殿の脇にはネプチューンの噴水、広場中央にはコジモ1世の騎馬像があります。

また、古代およびルネサンス美術の野外彫刻展示場、ランツィの回廊(ロッジア・ディ・ランツィ)もあり、国宝級の作品が無造作に野外に展示されています。

2017イタリア見聞録233.jpg
シニョーリア広場
2017イタリア見聞録234.jpg
野外彫刻展示場 - ランツィの回廊
2017イタリア見聞録235.jpg
ネプチューンの噴水とコジモ1世の騎馬像
2017イタリア見聞録236.jpg
ドゥオーモ広場への1本道、カルツァイウオリ通り


フィレンツェ中央市場・フードコート
午後半日は自由時間、ランチとショッピングで中央市場を目指します。
中央市場は、市民の胃袋とも言われる巨大な生鮮食品市場です。1階にはお土産選びにも便利な食材店が何十店舗も並んでいます。
その2階に2014年春オープンしたのが巨大なフードコート。フィレンツェの伝統料理を気軽に楽しめる、今もっとも注目されているスポットだそうです。

2017イタリア見聞録237.jpg
フィレンツェ中央市場
2017イタリア見聞録238.jpg
2階にあるフードコートへ
2017イタリア見聞録239.jpg
マップ(こちらから引用)
2017イタリア見聞録240.jpg
中央のテーブルで食べる

フードコートで超有名な歌手4人組で、世界を自家ジェットで駆け巡るグループ 「イル・デ・ヴィーボ」 も立ち寄ったと言う、一枚一枚手創りのピザ屋「ピッツェリア(La Pizzeria)」を見つけ、94番で40分間待って食べました。 いや^^^本当に美味しかった。

2017イタリア見聞録241.jpg
オーダーして支払いを済ますと番号札をくれます 8€
2017イタリア見聞録242.jpg
注文してから焼くので熱々のピザが食べられる
2017イタリア見聞録243.jpg
ピッツァが焼けたら番号を呼び上げます
2017イタリア見聞録244.jpg
マルゲリータ(トマト、モッツァレッラ、バジルの葉)

市場の中で、日本人が働いているお店を見つけ情報を仕入れる。
あまりにかわいい子だったのでついついたくさん買って重量を心配しました。気が付いたら買っていたって思うほど商売上手、イタリア人の経営者は喜んでいることでしょう。

2017イタリア見聞録245.jpg
お肉売り場
2017イタリア見聞録246.jpg
生ハム売り場
2017イタリア見聞録247.jpg
ワイン・オイル売り場
2017イタリア見聞録248.jpg
野菜・果物売り場

だって、こんなにも性格の良い子がアルバイトしているのですもの、日本人だったら必ず買いたくなります。 何と言ってもにこにこしている素敵な笑顔、きっと勉学に励んでいることでしょう。

意外とパスタは重い、ワインも二本、真空パックにしてくれたチーズ、トリフュの瓶漬け 長さ50センチのロングパスタ もう買えないよ^^^^。 お店はブログに載せても良いからね^^って。

2017イタリア見聞録249.jpg
パスタ売り場
2017イタリア見聞録250.jpg
食材店クリスティーナ
2017イタリア見聞録251.jpg
日本人アルバイトのヤスハさん
2017イタリア見聞録252.jpg
お勧めのお土産や食材の使い方など聞ける

サン・ロレンツォ教会とメディチ家礼拝堂の前を通り、ドゥオーモ広場に戻ります。途中、中央市場周辺には革製品の店など沢山の露店やお店が軒を連ねています。

2017イタリア見聞録253.jpg
中央市場前の露店
2017イタリア見聞録254.jpg
革製品の店
2017イタリア見聞録255.jpg
サン・ロレンツォ教会
2017イタリア見聞録256.jpg
メディチ家礼拝堂

ドゥオーモ広場
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ、花の聖母マリア大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼などの歴史的建築物が立っています。

2017イタリア見聞録257.jpg
ドゥオーモ広場
2017イタリア見聞録258.jpg
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
2017イタリア見聞録259.jpg
ドゥオーモ広場配置図(こちらから引用

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母マリア大聖堂)は、全長153m、最大幅90m、高さ107mのラテン十字型の建物で世界で4番目に大きいという。

大聖堂の横には大聖堂と調和した多彩色の大理石の、高さ84mのジョットの鐘楼が建っています。

2017イタリア見聞録260.jpg
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂とジョットの鐘楼
2017イタリア見聞録261.jpg
大聖堂側面
2017イタリア見聞録262.jpg
サン・ジョヴァンニ洗礼堂

サン・ジョヴァンニ洗礼堂は、大聖堂の正面玄関に向き合って立つ、大聖堂付属の八角形の洗礼堂で、東側の扉がミケランジェロが「天国への門」と呼んで賞賛したことから特に有名です。

2017イタリア見聞録263.jpg
洗礼堂東側の外観
2017イタリア見聞録264.jpg
天国への門

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に入場するとまず目に飛び込んできたのが、開放的な聖堂内部です。
聖堂は3万人も収容できる巨大な空間で、ラテン十字の形をしています。
内部は、その絢爛豪華な外装と反して、殆ど装飾がなく、極めて質素かつシンプルな印象です。

2017イタリア見聞録265.jpg
大聖堂内配置図(こちらから引用
2017イタリア見聞録266.jpg
大聖堂一番奥の中央祭壇
2017イタリア見聞録268.jpg
開放的な聖堂内部
2017イタリア見聞録267.jpg
祭壇から出入口を見る

聖堂内を左側の壁伝いに進むと、ドメニコ・ミケリーノの「ダンテ神曲の詩人」などのフレスコ画や彫刻が目に入ります。
大聖堂の一番奥にあるのは、ステンドグラスがとても美しい中央祭壇、そして祭壇の真上を見上げてみると・・・

2017イタリア見聞録269.jpg
中央祭壇と十字架
2017イタリア見聞録270.jpg
天蓋天井画「最後の審判」
2017イタリア見聞録271.jpg
聖堂内を左側の壁
2017イタリア見聞録272.jpg
「ダンテ神曲の詩人」

出入口扉には、普通の時計とは違い逆回りに動くパオロ・ウッチェロ作の24時間時計、イタリアの古式計時法の時計で動いている最後の一つだそうです。
装飾品だけではなく、大理石の床、ステンドグラスも素晴らしい。

2017イタリア見聞録273.jpg
出入口扉
2017イタリア見聞録274.jpg
出口扉上のステンドグラス
2017イタリア見聞録275.jpg
パオロ・ウッチェロの時計
2017イタリア見聞録276.jpg
大聖堂のミニチュア模型

地下売店を覗いた後、フィレンチェの街並みをゆっくり散策、グッチの博物館本店も広場にある。迷わないようにしながらもいろいろ散策したい。

2017イタリア見聞録277.jpg
大聖堂地下売店
2017イタリア見聞録278.jpg
大聖堂グッズを売ってる
2017イタリア見聞録279.jpg
集合場所へ戻ります
2017イタリア見聞録280.jpg
途中でちょっと寄り道

集合場所はウフィツィ美術館隣の、手触りの良いハンドメイドの革製品のお店「アドリマール」、疲れを取っている間ぺちゃくちゃと世間話、美味しいって言われたジェラードを女学生気分で食べ歩きです。

2017イタリア見聞録281.jpg
革製品のお店「アドリマール」、隣は外貨両替所
2017イタリア見聞録282.jpg
ハンドメイドの革製品が並ぶ店内
2017イタリア見聞録283.jpg
ジェラードのお店
2017イタリア見聞録284.jpg
女学生気分で食べ歩き

ホテルの夕食は前菜にカナッペ、メインに鶏肉のソテー、美味しいですねえ。
デナー後に近くのスーパーに買い物、でもねえ欲しいものは無かったので食後の運動でした。

2017イタリア見聞録285.jpg
ホテル ミラージュ
2017イタリア見聞録286.jpg
ビールで乾杯
2017イタリア見聞録287.jpg
前菜にカナッペ
2017イタリア見聞録288.jpg
メインの鶏肉のソテー
posted by ほがらかさん at 01:36 | Comment(0) | 海外旅行 イタリア

2017年03月01日Wed

03/01 イタリア見聞録 (ピサ編)

2017イタリア見聞録2.jpgイタリア 5都市「ヴェローナ」「ベネチア」「ピサ」「フィレンツェ」「ローマ」周遊(日程表)、羽田発着ドバイ経由ミラノ着/ローマ発の5泊8日の強行軍ですが、世界遺産を一通り楽しんできました。
旅行ルート1,245kmをグーグルマップでご覧になるにはこちらをクリック

【4日目 02/15日(水)】ピサ(世界遺産)(463km)

ピサで最も代表的な観光スポットは、世界遺産で世界七不思議に数えられるピサの斜塔、大聖堂、洗礼堂のある「奇跡の広場(ドゥオーモ広場)」です。
トスカーナ地方も実り豊かな田園都市で繁盛期には難民の人たちがかなり働ける場所だそうです。

2017イタリア見聞録111.jpg
ピサ散策マップ
2017イタリア見聞録112.jpg
車両駐車プール

ピサの街の中心には大型バスは入れないので、少し離れたバス駐車場にバスを止め、シャトルバスに乗車してドゥオーモ広場へ向かい、サンタマリア門から広場へ入ります。

2017イタリア見聞録113.jpg
シャトルバスに乗り換え
2017イタリア見聞録114.jpg
バスを降り城壁沿いに歩く
2017イタリア見聞録115.jpg
サンタマリア門から広場へ
2017イタリア見聞録128.jpg
ドゥオーモ広場配置図

街の隅々までが古代、中世でいっぱいです。街の中は結構黄色いミモザの花が咲き誇っていました、日本より早いですね。
広場には塔以外に白亜の大聖堂(ドゥオーモ)や礼拝堂等が有ります。
大聖堂の入場は無料ですが、入場時間指定のチケットの事前入手が必要です。入場制限の狙いだそうです。

2017イタリア見聞録116.jpg
奇跡の広場の景観、礼拝堂
2017イタリア見聞録168.jpg
大聖堂無料入場チケット
2017イタリア見聞録117.jpg
大聖堂とピサの斜塔
2017イタリア見聞録118.jpg
ピサの斜塔

ピサの斜塔のすぐ近くにあるイタリアンレストラン il turista で昼食。中庭があり解放的な雰囲気。
古代都市ピサは、紀元前13世紀から機能していたって・・・とても古い歴史があるのですね。

2017イタリア見聞録119.jpg
レストラン il turista
2017イタリア見聞録120.jpg
ローストポークの昼食


大聖堂(ドゥオーモ)
斜塔の反対側の大聖堂も見逃せない。 上から眺めると十字架の形をしたこの大聖堂は、奥行き95メートル、幅32メートルあり、ピサ様式のロマネスク建築の最高傑作と呼ばれています。

古代ローマの壮麗なバジリカの再現を目指し、“雪のように白い大理石の神殿” となりました。いたるところにメディチ家の家紋があります。

2017イタリア見聞録121.jpg
大聖堂(全景)
2017イタリア見聞録144.jpg
斜塔から大聖堂後陣をみる
2017イタリア見聞録122.jpg
大聖堂、正面4層のアーケードがとても上品
2017イタリア見聞録124.jpg
正面アーチのフレスコ画

天井から吊り下げされているシャンデリアは、ガリレオが振り子の等時性を発見したとの逸話が残る「ガリレオのランプ」です。

2017イタリア見聞録123.jpg
青銅製の正面扉のレリーフ
2017イタリア見聞録125.jpg
豪華な装飾の後陣
2017イタリア見聞録126.jpg
後陣アーチのフレスコ画 玉座のキリスト
2017イタリア見聞録127.jpg
十字の中心真上の天井フレスコ画とガリレオのランプ

聖堂内部にはピサの人々に愛された、ピサの守護聖人聖ラニエリ(後陣右手)と、神聖ローマ皇帝ハインリヒ7世(後陣左手)の墓があります。

説教壇はゴシック彫刻の代表作で、聖書にまつわる彫刻がぎっしり。

2017イタリア見聞録129.jpg
ハインリヒ7世の霊廟
2017イタリア見聞録130.jpg
聖ラニエリの霊廟
2017イタリア見聞録131.jpg
説教壇
2017イタリア見聞録135.jpg
黄金の格子天井

内部は、左右に2廊の側廊、中央に身廊1廊の、計5廊式になっており、この構造を支えるのに68本の柱が使われています。

2017イタリア見聞録133.jpg
内部は68本の円柱で5廊式に分けられている
2017イタリア見聞録134.jpg
聖堂側面に飾られた絵画と内側の列柱
2017イタリア見聞録132.jpg
内部から見た正面扉
2017イタリア見聞録136.jpg
ステンドグラス


ピサの斜塔
社会科の本で見た白いピサ大聖堂の斜塔、1173年から工事は始まり、1372年まで工事間隔が非常に長く200年も掛かりその間に地盤沈下によって5.5度傾むいている。
イスラム美術の影響を受け、ピサ・ロマネスクと呼ばれる様式で大理石で建てられた塔は約55メートルの高さです。
しかし1990年から10年間地盤の補給をするため休館になったが2001年に3.99度までの傾斜に直され見学も再開されている。
今後300年間は倒れる危険性は無いらしい。

2017イタリア見聞録137.jpg
あちこちで両手で斜塔を支えるポーズ、途中階から左へ角度が変わっている
2017イタリア見聞録138.jpg
鐘吊り部のズームアップ
2017イタリア見聞録139.jpg
斜塔の足元、南側に沈下

人数制限があり、限られているが頂上までは297段の階段を登らなくてはいけない、でもまた同じ段数を降りるのでパス、でもねえ、若い大学生が2回登ったら気分が悪くなった。
一番上はかなりの傾斜で壁に寄りかかり、斜めに登るんですって。 ついていけないわ^^^^^^、ジプシー泥棒がグループの人を狙っていたらしい。 彼女は恐かったって。危ない、危ない。

2017イタリア見聞録140.jpg
この位置からは傾いてないような?
2017イタリア見聞録141.jpg
ドゥオーモ付属美術館と斜塔
2017イタリア見聞録142.jpg
バナナ形に曲がって見える
2017イタリア見聞録143.jpg
お決まりのポーズ


洗礼堂
円筒形の洗礼堂は、建物の下側がロマネスク様式、上側はゴシック様式と珍しい建物で、高さ約55メートル、直径約35メートルあります。
円形のフォルムと繊細な装飾から「ピサの宝石箱」と呼ばれています。

2017イタリア見聞録145.jpg
素焼きの赤い瓦の屋根
2017イタリア見聞録146.jpg
大聖堂と同じ鉛板の屋根
2017イタリア見聞録147.jpg
青い空、白い洗礼堂、緑の芝生が美しい
2017イタリア見聞録148.jpg
洗礼堂の頂点に立つ洗礼者ヨハネの像


聖墓地(納骨堂)
大理石の高い壁で囲まれた美しい回廊のある墓所、回廊の庭にはキリストが磔になったゴルゴダの丘の土が持ち込まれたそうです。

2017イタリア見聞録149.jpg
聖墓地(納骨堂)
2017イタリア見聞録150.jpg
聖墓地のドーム
2017イタリア見聞録151.jpg
シャトルバス乗り場へ
2017イタリア見聞録152.jpg
シャトルバスで駐車場へ

ピサ観光を終え今日の宿泊地フィレンツェへ、
ミケランジェロ広場からのフィレンツェの街並み展望を、予定を半日繰り上げ今日の夕方に変更することに、朝方は逆光で街並みが良く見えないらしい、夕方がお奨め。

posted by ほがらかさん at 22:50 | Comment(2) | 海外旅行 イタリア

2017年02月28日Tue

02/28 イタリア見聞録 (ベネチア編)

2017イタリア見聞録2.jpgイタリア 5都市「ヴェローナ」「ベネチア」「ピサ」「フィレンツェ」「ローマ」周遊(日程表)、羽田発着ドバイ経由ミラノ着/ローマ発の5泊8日の強行軍ですが、世界遺産を一通り楽しんできました。
旅行ルート1,245kmをグーグルマップでご覧になるにはこちらをクリック

【3日目 02/14日(火)】ベネチア(世界遺産)(147km)

9時にはベネチア(ベニス)へ、
今日は、一日ベネチア観光、行きたい場所も決めていた、スペインで仲良くなったガイドさんのお勧めで1720年にオープンした、「カフェ・フローリアン」 どんなに美味しいカフェ・ラッテが飲めるのか楽しみです。

ベネチア本島内は車両禁止なので、バスでリベルタ橋を渡り本島の駐車場にバスを止め、そこから水上バスで渡ります・・・・・海の風が心地よい。

2017イタリア見聞録49.jpg
ベネチア地図
2017イタリア見聞録50.jpg
ベネチア散策マップ
2017イタリア見聞録51.jpg
水上バスに乗船
2017イタリア見聞録52.jpg
水上バスの内部

水上からジューデッカ運河〜サン・マルコ運河を通り、サン・マルコ広場へ上がる玄関口の目印になっているサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂や、水面に浮かぶような美しさから「水辺の貴婦人」と称されるサンジョルジュ教会、 船から見ましたねえ、

2017イタリア見聞録53.jpg
水上バスから見えるジューデッカ運河の景色
2017イタリア見聞録54.jpg
サルーテ聖堂のドームとサンジョルジュ教会の鐘楼
2017イタリア見聞録55.jpg
かつて灯台として使われていたサンマルコ寺院の鐘楼
2017イタリア見聞録56.jpg
サンマルコ運河からみるサンマルコ広場周辺の景色

船着き場から西にあるドゥカーレ宮殿までは運河沿いの広い通りで、水上バスの船着場やゴンドラの係留場があり、陸側には高級ホテルが並んでいて、ベネチアの海の玄関口と言える所です。

2017イタリア見聞録57.jpg
サンマルコ運河沿いの広い通り
2017イタリア見聞録58.jpg
カーニバルの衣装を着た人たち
2017イタリア見聞録59.jpg
運河のゴンドラ係留場
2017イタリア見聞録60.jpg
対岸のサンジョルジュ教会と鐘楼

ドゥカーレ宮殿(総督府)はサン・マルコ広場に面し、宮殿内の裁判所と運河の向こう側の牢獄館が空中橋、ため息橋で結ばれています。
牢獄へ渡る囚人達が、橋の窓から街を見てこれが見納めなんだと、この世との別れを惜しんでため息をついたということから名付けられたとか、

広場の近くには1対の円柱が立ち、その上にはベネチアの象徴である有翼の獅子像と聖テオドロスの像が載っています。
昔はこの円柱の間に絞首台があったそうで、ベネチア人は不吉がって円柱の間を通らなかったそうです。

2017イタリア見聞録61.jpg
ドゥカーレ宮殿と牢獄館
2017イタリア見聞録62.jpg
その間を結ぶため息橋
2017イタリア見聞録63.jpg
ヴェネツィア共和国の総督府ドゥカーレ宮殿
2017イタリア見聞録64.jpg
運河側から見たサンマルコ広場と1対の円柱

サン・マルコ寺院は荘厳、日本では見る事が出来ない教会です、特にクリスチャンではありませんがひざまずきお祈りをしなくてはいけない心境です。

西暦828年、ベネチアの商人がアレキサンドリアから聖マルコの遺体を持ち帰りました、この聖マルコの遺体を祀るために建設されたのが「サン・マルコ寺院」です。
東ローマ帝国の影響を受けた、ビザンティン様式を代表する建物となっています。

内部も、モザイクがちりばめられた華麗な空間、金箔もふんだんに使われとにかくきらびやか。

2017イタリア見聞録65.jpg
サンマルコ寺院(運河側)
2017イタリア見聞録66.jpg
サンマルコ寺院(正面)
2017イタリア見聞録67.jpg
寺院入口のフレスコ画 栄光のキリストと最後の審判
2017イタリア見聞録104.jpg
金箔とモザイクがちりばめられた華麗な空間

これまでに何度か改築されたため、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス様式と様々な建築様式が取り入れられており、11世紀頃に現在の姿となりました。

ルネサンス様式のムーア人の時計塔は、ベネチアのライオンと王道12宮を描いた文字盤、夜空の星を表現した鮮やかな青いモザイクが印象的です。
塔の最上部には鐘を突く2人のブロンズ像があり、30分おきに鐘を鳴らして時間を知らせてくれます。

2017イタリア見聞録69.jpg
ムーア人の時計塔、寺院横の行列は入場待ちの行列
2017イタリア見聞録70.jpg
屋上のムーア人のブロンズ像が時報を鳴らします
2017イタリア見聞録71.jpg
こんな所にも仮面屋さんが
2017イタリア見聞録72.jpg
広場を囲むアーケード回廊

ムラーノのガラス工房 LAGUNA MURANO GLASS(ラグーナ・ムラノ・グラス)を見学、小運河がはりめぐらされた市街地の中を歩く、いたるところに小運河と橋が見られます。

2017イタリア見聞録73.jpg
海側に先ほど見学したため息橋の白い姿が見える
2017イタリア見聞録74.jpg
ムラーノのガラス工房 LAGUNA MURANO GLASS
2017イタリア見聞録75.jpg
ベネチアアングラスについて日本語で説明
2017イタリア見聞録76.jpg
ガラス細工の実演中、あっという間に出来上がり

デザインが古いかしらねえ、でも伝統工芸はデザインも変わらないのかも。
我が家にもベネチアンガラスの小物とムラーノの青が綺麗な花瓶があります。かなり気に入りなので今回はパス。

2017イタリア見聞録77.jpg
きらびやかなショーケース
2017イタリア見聞録79.jpg
色とりどりのワイングラス
2017イタリア見聞録78.jpg
華麗な絵付けのガラス製品
2017イタリア見聞録80.jpg
華麗なシャンデリア

シーフードレストランやピザ店、小物のショップが沢山並ぶ、サン・マルコ広場近くの細い通りにある、Ristorante Trovatore(リストランテ・トロヴァトーレ)で昼食、

ベネチア産の魚介類を使ったベネチア料理がいただけ、前菜にイカスミ スパゲティ、メインは海老とイカのフライでした。

2017イタリア見聞録81.jpg
レストラン前の細い通り
2017イタリア見聞録82.jpg
レストランTROVATORE
2017イタリア見聞録83.jpg
店内の様子
2017イタリア見聞録84.jpg
イカスミスパゲティと海老とイカのフライ

昼食後は夕方まで自由行動、サン・マルコ広場に向かいます。街には、ところどころで、このようなカーニバルの仮面を売る店が見られます。

ゴンドラや小船が無ければ移動は無理、べネチュアでは生活できませんね、レストランはトイレも無料ですが街中では1.5ユーロです。探すのも大変。

2017イタリア見聞録85.jpg
革製品のお店
2017イタリア見聞録86.jpg
アクセサリー、小物のお店
2017イタリア見聞録87.jpg
カーニバルの仮面(ベネチアンマスク)を売るお店
2017イタリア見聞録88.jpg
ゴンドラの乗り口、カーニバルの仮装をしたモデル

ゴンドラの乗り口、ここには18日から始まるベネチア・フェステバルの為にマスカレード(仮面)で変装し、衣装も中世と同じように着こなし・・・お子ちゃまも可愛い仮面と衣装でお姫様のようでした。

ベネチアの水祭りの始まる前でもフェステバルを見ているようでした。 住んでいる方もおしゃれで、沢山のワンちゃんも賢そうでしたわ、よく教育されていました。

2017イタリア見聞録97.jpg
バルトロメーオ・コッレオーニ騎馬像
2017イタリア見聞録98.jpg
街中は縦横無尽に水路が通っています
2017イタリア見聞録99.jpg
ベネチアの斜塔(サンジョルジョ・デイ・グレーチ教会)
2017イタリア見聞録100.jpg
サン・ジョヴァンニ・イン・ブラゴラ教会

さて、いよいよ 「カフェ・フローリア」 に参上、入口からとてもシックでフレスコ画も素晴らしい、日本人は我々だけでちょっと心配でしたがお店の奥に座りました。

何を注文するか先ずはメニュー、お品書の下にはなんと日本語も書いてあるから安心、 メニューを見て、カフェ・ラッテを注文。
スペインのバルで飲んだカフェ・ラッテをイメージしたのですが、お盆で運ばれてきたのはあれれ!! どうやって飲むんだ??

2017イタリア見聞録89.jpg
1720年創業の伝統あるカフェ・フローリアン
2017イタリア見聞録90.jpg
タキシード姿のカフェバトラーがサーブしてくれます
2017イタリア見聞録91.jpg
アンティークな内装の店内
2017イタリア見聞録92.jpg
シックで落ち着いた調度品

驚きました、繊細さはまずありません。  お盆の中には二人分のコーヒー、アツアツのコーヒーポットとやっぱりアツアツのミルク入れがあり、ポットは暑くて素手では持てなくてハンカチを用意。
火傷しそうでした、 思わず恭しく燕尾服を着たサーブの男性に聞きましたどうやって飲むの??

彼の顔はびっくりした感じで、「え!飲み方を知らないのか??田舎者だなーー」って顔がはっきり見えました。
こうやって入れるんですよってコーヒーとミルクを高いところからカップに注いでくれました、それぐらいは知っているワイと思ったのですがおかしくって言えなかった。 サプライでした。

2017イタリア見聞録93.jpg
リッチな気分になれる分、少々お値段高め
2017イタリア見聞録94.jpg
メニュー、カフェ・ラッテの発祥店として有名
2017イタリア見聞録95.jpg
カフェ・ラッテとエスプレッソを注文
2017イタリア見聞録96.jpg
カップ、砂糖、チョコ全てにカフェのエンブレム

1720年から継続している割にはサービスが悪い、でもコーヒーは素晴らしい香りと味でした。 実際は日本のホテルで飲んだほうが確実に気持ちが良い、ですがこれも経験。
チップ込みで大枚約20ユーロ(約3000円)お支払、たくさんの小物も売っていました。
日本のサービスは本当に素晴らしく、世界中から訪れる観光客が日本は大好き!!って言われるのが納得、再認識です。

サンマルコ広場を囲む新政庁舎のアーケードの回廊、由緒あるお店をウインドショッピング、
向かい側の回廊には、1775年創業のカッフェ・クアードリ (Caffè Quadri) があります。

超有名ブランド街、何処でもあるのですねえ。エルメスのワンピースが素敵でしたが手が出ません、それよりサイズがありませんよね。

2017イタリア見聞録101.jpg
新行政館の回廊アーケド
2017イタリア見聞録102.jpg
マルチャーナ図書館の入口
2017イタリア見聞録103.jpg
超有名ブランド街
2017イタリア見聞録68.jpg
サンマルコ寺院横の噴水

べネチュア本島を後に船で戻る時、海に沈む真っ赤な太陽は圧倒的な美しさでした。 どんな風に??朱塗りの真っ赤なお盆を数分間水平線に沈めるような・・・・・・・

そんな気分を味わっているとき一台のチャーター船、中国観光グループだったけど、思いっきりしぶきをあげて我々にアタック、窓が開いていたのでグループのお仲間さんは頭から海水を被った人も。  意気消沈、がっかりです。

2017イタリア見聞録105.jpg
教会と鐘楼のシルエットが美しい
2017イタリア見聞録106.jpg
海に沈む真っ赤な太陽

本土に渡る船の中で仰天ニュースが飛び込んできた、北朝鮮のキム・ジョンナム氏がマレーシア空港で女性二人暗殺されたって衝撃でした。
広いマレーシア空港でなんでまた??
キム氏は日本に入国したときは、偽名だったりしてどうかと思ったりしたのですが。
フランスでの記者の質問にきちんとしたフランス語で 「その質問は大変失礼ではありませんか?」 て、とても紳士的でしたがね。 
本来住むべき国を追われ難民のような生活はある意味でお気の毒、何の罪もないお子様たちが無事でありますように。

悪い事ばかりではなく、嬉しいことにホテルでデナーの後にデザートが出てくる時、レストランが突然停電で真っ暗びっくり仰天、どうしたの?って思っているとホテルの方たちがキャンドルをともし、

私の前で、何と ♪♪ハッピーバスデイ トゥーユー♪♪ グループの方も歌ってくださり心温まる演出にとても感謝、ケーキは柔らかく本当に美味しかったです。

2017イタリア見聞録107.jpg
アントニーホテル メストレ
2017イタリア見聞録108.jpg
夕食の魚料理
2017イタリア見聞録109.jpg
突然のハッピー バースディ
2017イタリア見聞録110.jpg
バースディ・デザート

ガイドさんの素敵な贈り物、ほがらかさん71歳ば・ん・ざ・い
posted by ほがらかさん at 20:15 | Comment(0) | 海外旅行 イタリア

2017年02月24日Fri

02/24 イタリア見聞録 (ヴェローナ編)

2017イタリア見聞録2.jpgイタリア 5都市「ヴェローナ」「ベネチア」「ピサ」「フィレンツェ」「ローマ」周遊(日程表)、羽田発着ドバイ経由ミラノ着/ローマ発の5泊8日の強行軍ですが、世界遺産を一通り楽しんできました。
旅行ルート1,245kmをグーグルマップでご覧になるにはこちらをクリック

【1日目 02/12日(日)】羽田発

2月14日に出発するはずだったのに不催行になり、この日に変更。
24時20分に羽田発ドバイ経由ミラノ迄。

2017イタリア見聞録3.jpg
羽田空港江戸小路
2017イタリア見聞録4.jpg
出発までラウンジで休憩
2017イタリア見聞録5.jpg
経由地ドバイ空港の出発ロビー
2017イタリア見聞録6.jpg
エミレーツ航空A380-800の2階席のバー

【2日目 02/13日(月)】ミラノ着〜ヴェローナ旧市街(世界遺産)(218km)

長い空旅でしたが期待が膨らんで疲れもなんのその、ミラノを見ながら、中世の町並みにローマ遺跡が残り、「ロミオとジュリエット」の舞台となった町ヴェローナへ。  さ^^^イタリアの世界遺産行脚に出発!!で^^^す。

2017イタリア見聞録10.jpg嬉しいことにイタリアではフラッシュをたかない限り、すべての教会、教会内部、美術館の絵画はカメラOKです。 世界でもまれです、他の国では殆どがカメラNO!ですが。

今のマッタレラ大統領が写真をとっても良いではないかの一言で、次期大統領が変わったらそれも変わるかもしれないんだって。
ま、ま^^^先を急ぎましょう。

2017イタリア見聞録7.jpg
アティジェ川対岸からヴェローナ旧市街(世界遺産)とカステルヴェッキオ(城)・スカリジェロ橋を望む
2017イタリア見聞録8.jpg
カステルヴェッキオ(城)とスカリジェロ橋の前で
2017イタリア見聞録9.jpg
城壁内のスカリジェロ橋を渡り旧市街へ

世界遺産のヴェローナの円形闘技場や15,16世紀の中世の街並み、世界のブランド店の散策、今日は聖バレンタイン司教の前夜祭、街は素敵にレイアウトまたライトアップが素晴らしい。

2017イタリア見聞録11.jpg
中庭にあるカステルヴェッキオ美術館
2017イタリア見聞録12.jpg
跳ね橋をぬけ旧市街へ
2017イタリア見聞録13.jpg
古代ローマ時代の城壁門ガーヴィ門
2017イタリア見聞録14.jpg
カヴール通りを歩き円形闘技場へ

世界最大級の野外オペラ劇場にもなり、6月〜8月まで世界中から1万人以上が夏のオペラの演目を楽しむようです。 アイーダは圧巻のようです。
建築の大理石の反響が良く世界の 「マリア・カラス」 はここでデビューしたそうです。

2017イタリア見聞録15.jpg
途中のカノッサ宮
2017イタリア見聞録16.jpg
小路地フラッタ通りを歩き
2017イタリア見聞録17.jpg
ブラ広場へ
2017イタリア見聞録18.jpg
広場のバレンタイン飾り

ローマのコロッセオ、ナポリ郊外にあるカプアの円形劇場に次ぐ3番目の規模で、昔は人と野獣との格闘技等が日に日に行われていたらしい。

最外周の壁は崩落して一部しか残っていないけれど、内側2層は2000年を経た現在もそのまま残っている。
中世の名残の城壁も、すべてが世界遺産触るわけには行かないわねえ。

2017イタリア見聞録19.jpg
円形闘技場(アレーナ)
2017イタリア見聞録20.jpg
円形闘技場の前で
2017イタリア見聞録21.jpg
4か所だけ残った最外周3層部分のアーチ
2017イタリア見聞録22.jpg
古代ローマの衛兵と闘技場入口

ブラ広場には、円弧の様にバル、カフェ、レストランや衣類、雑貨などの店が並んでいる。
ブランド店を中心に、ブティック、雑貨、アクセサリーなどの店が両脇に並ぶマッツィーニ通りの突き当たりにあるカサデジュリエッタ(ジュリエッタの家)は、

シェークスピアで有名な悲劇のロミオとジュリエットの舞台でも知られ、 「おぉ、ロミオ、ロミオ! あなたはどうしてロミオなの?!」 と言ったバルコニーが残っています。

2017イタリア見聞録23.jpg
円弧状に店が並ぶブラ広場
2017イタリア見聞録24.jpg
マッツィーニ通り
2017イタリア見聞録25.jpg
ジュリエットの家入口
2017イタリア見聞録26.jpg
両脇の壁一杯に恋人のメッセージ

小さい中庭ですがお嬢様達には悲劇の主役、自分を置いているのかも・・・・・・・
映画や舞台でお馴染みのバルコニーと、庭に建つジュリエットのブロンズ像
右胸に触れると恋愛成就して幸せな結婚ができ、抱きつくと幸福が訪れる…などの言い伝えがあります。

2017イタリア見聞録27.jpg
ジュリエットの家
2017イタリア見聞録28.jpg
中庭右壁のバルコニー
2017イタリア見聞録29.jpg
中庭の一角に建つジュリエットの像
2017イタリア見聞録30.jpg
刺繍で名前を作ってくれるお店

ジュリエッタの家の前ではミシンで、す素早く刺繍で名前を作ってくれます。 私ももらいました。

シニョーリ広場は、隣接するエルベ広場と同じように古代ローマ時代の公共広場(フォルム)だった場所で、広場の中央には詩人で哲学家でもあったダンテの像が立っています。
広場の周辺には、12世紀から15世紀に建てられたラジョーネ宮(市庁舎)やスカラ家の館、旧裁判所、議会などが建ち並び、かつてはヴェローナの行政の中心でした。

2017イタリア見聞録31.jpg
シニョーリ広場からみる高さ84mのランベルティの塔
2017イタリア見聞録32.jpg
広場中央のダンテ像と市長官邸(ポデスタ宮)
2017イタリア見聞録34.jpg
シニョーリ広場からみる市庁舎(ラジョーネ宮)
2017イタリア見聞録33.jpg
バレンタインデー前夜祭のステージ

女神ユノの祝日前夜祭とあって街中は賑わっていました、また聖バレンタイン司教も亡くなった日は2月14日でしたね。

シニョーリ広場を出るとすぐのところにある、中世ヴェローナの領主であったスカラ家の霊廟。ゴシック様式の彫刻の精巧さは、まさに圧巻。塔の上の騎馬像は、最も権力をもっていたカングランデ1世だそうです。

2017イタリア見聞録35.jpg
ヴェローナ領主、スカラ家の霊廟
2017イタリア見聞録36.jpg
紋章が刻まれ鉄格子に囲まれている
2017イタリア見聞録37.jpg
観光客で賑わうエルベ広場
2017イタリア見聞録38.jpg
市庁舎と大時計のあるランベルティの塔

エルベ広場は、マッツィーニ通りのジュリエット家と反対側にあり、テント張りのお土産屋さんの屋台やカフェのテーブルが所狭しと並び、いつも賑わっています。

エルベ広場のヴェローナのマドンナの噴水、ヴェネツィア共和国のシンボル、サンマルコの有翼の獅子像を頂いた円柱、たくさんの夜店や屋台楽しいですね。

2017イタリア見聞録39.jpg
マドンナの噴水とガルデッロ塔
2017イタリア見聞録40.jpg
サンマルコの有翼の獅子像を頂いた円柱
2017イタリア見聞録41.jpg
所狭しと並ぶテント張りのお土産屋さん
2017イタリア見聞録42.jpg
壁面にフレスコ画が描かれたマッザンティ屋敷

帰路はマッツィーニ通りと並ぶ、ブランドショップやセンスのいいセレクトショップが並ぶボルサーリ門通りを通りヴィットーリア橋に向かいます。

アルプスの源流 アデイジェ川はイタリアでは二番目に長い川のようです、ピエトロ橋も川の水も素晴らしく透き通って寒く無ければ泳ぎたい位です。

2017イタリア見聞録43.jpg
ボルサーリ門通り
2017イタリア見聞録44.jpg
古代ローマ時代のボルサーリ門
2017イタリア見聞録45.jpg
ヴィットーリア橋を渡りバス停へ
2017イタリア見聞録46.jpg
ライトアップされたヴェッキオ城とスカリジェロ橋

ホテルでは食事時にたくさんのミネラル水、炭酸水も用意され、部屋にも各自一本ずつ置いてあり、嬉しい心遣いです。

2017イタリア見聞録47.jpg
ベストウェスタンCTCホテル
2017イタリア見聞録48.jpg
ホテルの朝食

posted by ほがらかさん at 23:03 | Comment(2) | 海外旅行 イタリア

2017年02月12日Sun

02/12 イタリア見聞の旅

昨日、今日と本当に寒く列島は冷凍庫の中にすっぽりと納まる寒さ、山陰地方の雪害は本当にお気の毒です、幸いなことは都心も雪も降りましたが積もることもなくホット安心です。

2017イタリア見聞録1.jpg今日からちょっと暖かい地中海の長靴の国へグルーッと一めぐりしてきます。

1720年に最初にできたカフェや美味しいパスタも興味あり、「ボーノ」 を連発できるような食べ歩きも嬉しい計画です。

ではでは  行っチャオ!!

イタリア見聞録
(ヴェローナ編)

(218km)
スカリジェロ橋〜カステルヴェッキオ〜ガーヴィ門〜カノッサ宮〜ブラ広場〜円形闘技場(アレーナ)〜ジュリエットの家〜シニョーリ広場〜ランベルティの塔〜エルベ広場〜スカラ家の霊廟〜ボルザーリ門
イタリア見聞録
(ベネチア編)

(147km)
水上バス〜ドゥカーレ宮殿〜ため息橋〜サン・マルコ広場〜有翼の獅子像と聖テオドロスの像(円柱)〜鐘楼〜サン・マルコ寺院〜ムーア人の時計塔〜ムラーノのガラス工房〜バルトロメーオ・コッレオーニ騎馬像〜ベネチアの斜塔(サン・ジョルジョ・デイ・グレーチ教会)〜サン・ジョヴァンニ・イン・ブラゴラ教会〜カフェ・フローリアン〜マルチャーナ図書館〜アーケードの回廊
イタリア見聞録
(ピサ編)

(463km)
シャトルバス〜ピサの斜塔〜大聖堂(ドゥオーモ)〜洗礼堂〜聖墓地(納骨堂)
イタリア見聞録
(フィレンツェ編)

(41km)
ミケランジェロ広場〜ウフィツィ美術館〜ヴェッキオ宮殿(市庁舎)〜シニョーリア広場〜ランツィの回廊〜フレンツェ中央市場〜サン・ロレンツォ教会〜メディチ家礼拝堂〜ドゥオーモ広場〜サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母マリア大聖堂)〜サン・ジョヴァンニ洗礼堂〜ジョットの鐘楼〜皮製品の店「アドリマール」〜ジェラードの食べ歩き
イタリア見聞録
(ローマ編)

(376km)
サンタンジェロ城〜サン・ピエトロ大聖堂〜コロッセオ〜コンスタンティヌスの凱旋門〜スペイン広場〜トレビの泉〜バルベリーニ駅〜コロンナ広場(首相官邸)〜モンテチトーリオ広場(イタリア下院)〜ロトンダ広場〜パンテオン〜マダーマ宮(イタリア上院)〜フランチェージ教会(カラヴァッジョ3部作)〜ナヴォーナ広場(四大河の噴水)〜エマヌエーレ2世通り〜アルジェンティーナ広場(カエサル暗殺現場)〜ジェズ教会〜ヴェネツィア広場〜ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂〜トラヤヌスの記念柱〜トラヤヌスの市場〜フォーリ・インぺリアーリ(諸皇帝の広場)〜コロッセオ駅

posted by ほがらかさん at 07:32 | Comment(2) | 海外旅行 イタリア